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中国電影迷

「中国」在住の「電影」好きの「迷」子のブログ。
映画の紹介と日常の心象風景のワンシーンを記録しています。

映画「ドリームガールズ」

2010年11月28日 | その他映画

「ドリームガールズ」
監督:ビル・コンドン
出演:ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィー、ジェニファー・ハドソン
2006年作品

1960年代のアメリカ一の車の町デトロイト。その町のとあるライブハウスに、ディーナ・エフィ・ローレルの三人からなる「ドリーメッツ」がライブハウスの出演を賭けてオーディションを受けていた。その三人に目をつけたのが中古車ディーラーを営み、かつジミー・「サンダー」・アーリーのプロデューサーをしていたカーティス・テイラー・ジュニア。ジミーの女癖の悪さから彼のバックコーラスを失い、新しいバックコーラスを探していた。そこで、ドリーメッツの声を聞き、バックコーラスとして彼女たちを雇う。C.C(エフィの兄)の作曲した"Cadillac Car"を聞き、これは売れると思ったカーティスは、レーベル「Rainbow Records」を立ち上げる。黒人局のみで流されたこの歌はR&Bランクで大ヒットになったが白人に曲を盗まれる。カーティスはこのことから「金を使って白人局にも流してもらおう」と、持っていた中古車を全て売り払い、ディーラーの跡地を本格的なスタジオにし、ドリーメッツを「ドリームズ」として売り出すが…。

物語の途中でいきなり歌いだしたり踊りだしたりするのが苦手という人も多いようですが、私は、落ち込んでいるときや、気分転換したいときには、ミュージカル映画を観ると決めています。

踊ったり歌ったりしている人は、快楽物質が出ているのか、どこか恍惚とした表情をしているし、「生きてるって素晴らしいオーラ」がほとばしっているのが画面を通してでもビシビシ伝わってくるから、とっても元気になれる。

この映画は、同名のブロードウェイのミュージカルの映画化で、原作は実話に基づいています。
登場する人物も実在の人物、例えば、ドリームガールズ=スプリームス、ディーナ=ダイアナ・ロス、ローレル=メアリー・ウイルソン、エフィ=フローレンス・バラード、というふうに。
レインボーレコードは、伝説のレーベル、モータウンのこと。
モータウンの音楽が好きな人、あるいはある程度、あの頃の時代背景について予備知識を持っている人は、この作品が優れたエンターテイメント性を持っているだけでなく、時代や人物の描き方が深い洞察に基づいてできていることに気付くと思います。

しかし、そんな知識を持たなくても、十分に楽しめる内容になっています。

俳優の歌唱力も素晴らしいし、ビヨンセも美しい。

特に、「ワンナイト・オンリー」のディスコバージョンは寒気がするほどイイ!

今日の毒舌度:0(専門外のため)