カメラを片手に

大和文華苑では彼岸花が迎えてくれた

奈良は20.3℃と涼しい雨の朝ですが、すっきりした気分、
実は久しぶりに、朝五時まで起きることなく眠れたのです。
東の春日奥山の稜線がちらりと見えるだけ、雨が・・・
6時40分

昨日「大和文華館」で「樹のちから・東洋美術における樹木の表現」展
が催され、東アジアにおける樹木の多彩な描き方の素晴らしさがみられ、
一方、松林の中の「大和文華苑」と名付けられた庭では、天候不順にも
めげず、秋の訪れが愉しめますよ。

駐車場の門からの本館までの数十メートルの登り道、両脇に咲く花を
楽しみながら上って行くと、色づき始めたムラサキシキブ等・・・
  

驚きは、名の由来のお彼岸の前後に必ず咲きだす『ヒガンバナ・彼岸花』が
例年より少し早く咲きだしていたことです。
別名は「曼殊沙華・マンジュシャゲ」や「仏花・ホトケバナ」など多数、
「曼珠沙華」は、赤い花を意味する梵語で、赤い花が天から降る慶事の兆し
を表し、法華経などの仏典由来とされ、古くから呼ばれている。
一方「彼岸花」は、後の時代、江戸時代からとされている。

万葉集ではこの彼岸花や曼珠沙華では詠まれず、諸説あるらしいが、
最有力は牧野富太郎博士の「壱師(いちし)」をヒガンバナと推定された説で、
万葉集では一首のみ詠まれている。
柿本人麻呂歌集(巻第十一・2480番)、出典は中西進万葉集Ⅲ、講談社
路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻を』         
意味「路のほとりの壱師の花のようにはっきりと 
         人はみんな知ってしまった 私の恋しい妻を」


 

しかし、もう立ち枯れた彼岸花の残骸も見られ、酷暑日によるものか。

そして木瓜(ボケ)の木には大きな実が・・・


本館の入り口に咲く鉢植えのコスモスも迎え入れてくれました。
  

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