「徳本峠より穂高連峰を望む」
「見よ!あれが穂高だ!!。 君達にはこれから あの峰々を征服する使命が待っている。 燃やせ闘志を、新入生諸君」
かつて、某大学山岳部やワンゲルの上級生が進入部員達をここに立たせ、こう言った。
・・・・かどうかは知らないけれど、それほどに「穂高の山」に誘惑するには
充分な場所・納得の峠でした。 かつてからそうだったのでしょう。
「しるふれいWEEK」最終日。用意された行き先は 『徳本峠(とくごうとうげ)』
晩秋も過ぎもはや初冬のたたずまい。心配されたのは積雪具合。
歩き始めからその心配は打ち消された。
先日の雪から随分日が経っているし、天気も良かった。
念のため、軽アイゼンも持参したのだけれどその必要も無かった。
うっすら、足元で10cm程度。
写真は、それぞれに思いを巡らせ写真を撮る面々。
そして、今回参加の皆様。 皆この景色には感激・かんげき。
この山には数々のエピソードが有り、又その昔 上高地 へ入る唯一の
道であったことも、ガイドさんから説明を受け感慨深げ。
ここは峠頂上から1分足らずの「展望台」
ここに来たら誰でも必ず立ち寄る場所。
ちょっと下に「徳本峠小屋」を見下ろす。 今夏にリニューアルオープンした山小屋です。
たくさんの感動を味わい、貸切の登山道をゆっくり下山。
この山(峠)は獣の出てくる気配。無いな~。
下山して見れば。 閉山を明日に控えた上高地はひっそりとしている。初冬の上高地も黄金色に染まる 「落葉松の落ち葉」 を踏みしめながら、
満足度120%でバスターミナルへ向かい今日の山行を終えたのでした。
僕個人は、わくわくするような「冬の上高地」への楽しみに、思いを馳せ
ておりました。 (上高地は16日から冬期閉鎖となります。)
「今日は山が焼けるかも知れない」 そんな思いをもったカメラマンが
ぎっしり 河童橋に集中してました。