そして今朝も雨が残り10時頃まで しとしとと。それなのに今日の梓川も、水量が多く
濁流となっている。
沢渡にいる限り、今日の梓川の状況は想定の中に無い。
現場に行けば、見事な濁流です。
では、どこから濁流なのか?
地図を広げて見ると、沢渡地区内には 本流・梓川 に合流する大きな支流
が3つほどあります。 ちなみにそれぞれの川の汚れ具合いを追ってみた。
地図は左側が上高地方面。右側が松本市内方面です。
画面上部から右下にかけてブルーの色で示され、蛇行しているのが梓川。
まずは画面の上(北)方向から一本のブルーの細いライン。
これが、霞沢(かすみさわ)です。 霞沢岳に降った雨が流れてくるのでしょうね。
ここが、梓川と霞沢の合流するところ。↓↓
右側の汚れた梓川に左側の霞沢が入り込んでる。
きれいですね。 霞沢。
そして次。
今の霞沢が流れ込む少し上流。今度は地図画面下(南)(写真では上から下へ)
から流れ込む 根木の沢(ねきのさわ)
こちらはどうだろう。 ↓↓
画面上から流れ込む沢。 ここもきれいですね。
更に上流。
地図上、下(南)中央付近を流れ(流れる方向は画面上へ)、梓川と合流する湯川
(ゆかわ)
この川はご存知、白骨温泉方面から流れて来る川です。 そこでも↓↓
きれいだ!(画面左、手前から向こうに梓川の流れ。それに右側から
合流する湯川です。)
ということは、この川の濁流はこの地区内からではないですね。
一方、河童橋では・・・・。
朝7時の映像です。 相当の水量、おまけにかなりの濁流です。
歩く人も合羽姿。 まだ雨が降っている模様ですね。
沢渡で濁った川が無く、上高地では濁流。やはりこれは梓川が上高地より上流で
濁りを発生させているに他ならない。
ふと見れば 岳沢 から便りを発信している方がいる。(小屋の支配人です)
参考にご覧下さい。
岳沢からの便り。 これだ!。(9月13日分参照)
数々流れ込む支流。集中的に上高地周辺で降る雨がこの濁りをもたらし、梓川を
増水させ、濁流の流れを起こしている。
先だっての集中豪雨的に降った雨。 これもわずか13kmはなれた沢渡では、おお
よそ予想のつかない雨が降ったのであろう。
(9日15時から翌朝5時まで 上高地公園線 降雨による事前規制で通行止め)
一日の終わり。 17時の河童橋付近・梓川
ようやく清流を取り戻しそうですね。