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ゲンゴです。
二回目はGretsch(グレッチ)♪ アメリカ製の古いドラムメーカーで、同じアメリカのLudwing(ラディック)と同様、未だ世界中で愛用され続ける老舗ブランドの一つ。このロゴマークは見覚え有る方も?。。。ですよね😉
1960年代から70年代にかけ、Ludwingが大口径のドラムセットでロック系ドラマーを中心に人気と地位を確立したのと反対に、このGretschはどちらかというと小口径でジャズドラマー?のイメージが定着されましたが、実際 同時期同年代のドラムセットを触ってみると、明らかにGretschの方が良く鳴る!!と、キッパリここでは断言しておきます(笑)
私の所有キットは複数ございますが(^^;どのドラムセットも必ず!6インチタムから始まり、18インチのフロアタムまで揃えます。それが当家先祖代々伝わる家訓なので仕方ありません!!(笑)
なので御多分に漏れず、このGretschも6・8・10・12・13・14・15・16・18のタムにキック(ベードラw)は拘りの20インチというラインナップ。
過去の様々なセッションや録音にとても重宝し、楽器選択に悩んだ時はコレ!!と決め込んでいるほど厚い信頼感を寄せるドラムです。
そこまで言うなら、ずっとこのGretschを使い続ければ?とツッコミが入りそうですが(笑)其処は其れ。。。又の機会にじっくりと!💦
このGretschドラムの構造や特性は至ってシンプル。
アメリカンメイプル(北米産カエデ系の樹木)を薄目の合板に仕上げ、ヘッド(皮)を押さえる金属性のリング状パーツ(フープ)は厚みのあるダイキャストフープと呼ばれるゴツイ物を採用。
現在では使用不可となって仕舞った安価な塗料、ニトロセルラッカーで仕上げたドラムで、特別なアイディア・特殊な音響的機構を備えた楽器でも、特別に贅沢な素材を用いたドラムとは全く無縁な楽器(笑)
ましてや楽器として肝心な合板シェル(胴)の円成形精度や金具類、特にネジ精度や、不必要?かと思われるほどの大きな大きな消音ダンパー等々、これで大丈夫?と思うほどおおらかで大雑把なGretschさん(笑)
ところが!何故か?チューニングレンジは広く、特に高~中域ではアタック感と胴鳴りの共存域が秀逸!!👍👍
ドラマー側から「ソバ鳴りドラム?」と思わすサウンドは、いえいえ客席側からもしっかりそのキャラクターが聴こえ伝わる優れものなのです😉
あの不要だと思われた部品も、ええ加減な構造と精度も、全てが組み合わさってこそ!はじめてGretschサウンドだと知り得たのは後年の事でした。
当初このGretschをSiestaのリハーサルに持ち込んだ処、佐野さんにすこぶる好評で(笑)、様々なレコーディング現場を経験された氏から「やっぱり"あの"LAのサウンドがする」と言って頂いたにもかかわらず、現在SONOR-signatureにスイッチした私はワガママなオヤジでしょうか?(^^;
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