「桐島、部活やめるってよ」
もうすぐ公開される映画の原作です。
バレーボール部のキャプテンであった「桐島」が突然部活をやめた。
桐島は直接は登場しません。部活をやめるまでの話や原因がメインではなく、
その周りの人物たちが直接・間接的に「桐島がやめた」という事実を見ているというようなお話。
原作者のプロフィール読んで「若っっ」って思ったけど。
若い人だから書ける話なのかな。
これ、映画になるのですね。映画の原作だから読んでみようと思って読んだけど。
映画にするのもったいないなぁ。原作読んだら映画見たくなくなるかも。
ものすごーく表現が素敵。言葉の選び方とか形容詞とかなんというのか美しくてかわいくて
すっごい素敵。
映画じゃこういうの表現しきれないんだろうなと思う。
これをどう映画化するのだろう、っていう興味はあるけど。
とか言ってみてしまいそうだけど。DVDになったら見たいなぁとは思う。
まわりについていかないとおいていかれるから自分の気持ちとは別に
誰かのことバカにするけど、実は冷静に自分はそう思ってないけどこういうふうに
言わないといけないんだって思っていたり。
クラスの中には目立つ人と目立たない人、つまり上下のグループがあってそれを絶対
こえてはいけないんだ、って冷静に見ていたり。
あー高校生のときってこんなかんじやなぁってすごく思う。
若い人だともっと共感できるかなぁ。でも高校生が読むのと大人が読むのとでまた
感じ方も違うんやろうなぁ。
話の内容というより言葉がとても好きだったのでオススメです。
短くて読みやすいのでぜひ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます