あの怒涛の如く攻めまくるライコネンの追い上げは流石にしびれましたよ。
特に2回目のピットストップ前の数周は超一級品のテクニックに魅せられました。
トップスピードを維持しながらコースをワイドに使い、コーナーを削りとるようにタイムを削っている様がみてとれて、
やっぱり凄いドライバーだなとあらためて感心した。
方やアロンソはあと一歩およばずの2位チェッカー。
それでもアロンソの走りもかなりよかったと思う。決して楽なレース展開ではなかっただろうし、1回目のピットストップで前に出てプッシュしていた時は
かなり大変だっただろうと思う。
今回はフェラーリのほうが速かったのでこれが精一杯でしょうね。
でもさすがダブルチャンピオン、しっかり仕事しました。
地元のスーパールーキー、ルイス・ハミルトンは結果3位。
1回目のピットストップでちょっとミスがあったけど、
あれがなくても結果は変わらなかっただろう。
でも、あのシーンを見て彼もやっぱり平常心ではなかったのだなとわかって
なんだかホッとしてしまった。
これで9戦連続表彰台記録とポイントリーダーは変わらず。恐るべし。
マッサの追撃は迫力あったなぁ。まさかのピットスタートで早々に1台優勝候補から脱落だったけど、後一歩及ばずの結果5位。
フェラーリのパフォーマンスがどれほどよかったか、
はっきりとわかる素晴らしい走りだった。
本当にマッサはトップドライバーとして成長してきましたね。
これで4天王はポイントで接近してきました。
ただルイスはアロンソに対して1レース、赤2人に対して2レース分のアドバンテージを築いているので、まだまだ脅かすところまではいっていないけど。
この中盤戦をどう闘って終盤につなげるかが勝敗を分けそうなので、
じっくりと見ていきたいなと思う。
トヨタ、ホンダは思うようなレース展開ではなかったようで、
特にトヨタは2台ともリタイアと不完全燃焼。
ホンダは1ストップ作戦で後もう一歩というところ。
しかし燃料を多めに積んで走ることがマシンにとっていいことでは
ないとは思うもののウェイトバランスというかダウンフォースを得るために
やむをえないのかなと思ってしまった。
外から見ていると前後左右バランスがかなり微妙なのかな？という挙動をしているようなので、そうなると終盤まで復活は期待できなさそう。
スーパーアグリはちょっと期待したような走りではなかったので残念。
アンソニーはやっぱり乗りにくそうな感じだったし、タクマはなぜTカー？という感じ。
フリー、予選とセットアップしてきた車をトラブルでもない限り乗り換えるというのは素人の自分でも考えにくい。
となると、なにかしらトラブルがあったのかな？と思う。
非常に残念だけどこれもいたしかたがないですね。
次に期待です。
さて次はドイツ、ニュルブルクリンク。
いよいよ地元BMWがくるのか？
