勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 63

2010-06-04 06:36:17 | 平和
私は沖縄が大好きで年に2~3回遊びに行きます。
エメラルドグリーンの美しい海、南の島の風を感じ、自然にどっぷりと浸かると、
繊細な緑のグラデーションがやさしく癒してくれて、南の島のリズムは心と体を
ゆっくりと整えてくれます。
島の人たちも穏やかで、やさしくて、またあの方言もステキです。

その穏やかな日常に、時折爆音が響きわたります。 
バキッーーーといった戦闘機の音であります。
あの音が自分たちの住む町に毎日あったらどんな生活になるのだろう。
想像すらできません。
ずーーーっと 我慢しているんです。沖縄の人たちは・・・・
その分、保障があるじゃないかという人もいますが、あの爆音を自分の住む町に
もってきたとしたらどうでしょう。 これは、沖縄だけの問題ではない。
お願いするにしても、首相ひとりが頭を下げるのではなく、国民全員が頭を下げ
るべきであり、知らん顔はよくない。

勝手に思うままに63 断を下す

断を下す 松下幸之助

 ひとすじの道をひとすじに、ひたすら歩むということは、これもまたなかなか
容易ではないけれど、東と西に道がわかれて、それがまた北と南にわかれて、わ
かれにわかれた道をさぐさぐり歩むということは、これも全く容易でない。

 どうしようか、どちらに進もうか、あれこれととまどい、思い悩んでも、とま
どい悩むだけではただ立ちすくむだけ。
 自分ひとりなら、長い道程、時に立ちすくむこともよかろうが、たくさんの人
があとにつづいて、たくさんの人がその道に行き悩んでいるとしたら、わかれた
道を前にして、容易ではないとグチばかりこぼしてもいられまい。

 進むもよし、とどまるもよし。要はまず断を下すことである。みずから断を下
すことである。それが最善の道であるかどうかは、神ならぬ身、はかり知れない
ものがあるにしても、断を下さないことが、自他共に好ましくないことだけは明
らかである。

 人生を歩む上において、企業の経営の上において、そしてまた大きくは国家運
営の上において、それぞれに今一度、断を下すことの尊さを省みてみたい。

これは、1968年の松翁の言葉です。
リーダーの想いがブレれば、就いていけなくなるもの、ましてや国家運営におい
ては国民が路頭に迷うわけです。