百姓新参者日記 - 「農」暮らしを愉しむ -

東京を離れ、群馬県藤岡にて百姓として独立4年目!豊かで愉しい小さな暮らしを目指します。

田植

2009年05月30日 | 農作業
今年の1回目の田植は古代黒米のみ。
麦を作付けていない田んぼのみ田植をした。

田植機で植えた後に手で補植をする。
この古代黒米は播種精度を高められず、苗が均一には育たず、という
農家泣かせの品種なので欠株や転び苗が多く、たくさん補植をする必要がある。
しかも草対策のために通常よりも深水のまま植えるので短い苗は沈んでしまう。

作業は大変だが、一年でこの田植の補植(手植え)作業が一番好きだ。
なんといっても田んぼと深く付き合っている感覚になる。

今年は田植機もやらせてもらい、まあ予想よりは無難にできました。
かなり緊張したけれど。
独立して自分の田んぼのほうがいいね、失敗しても尻拭いは自分ですればいいんだし。

今年は麦の作付が多いので1回目の田植は少ない。
6月後半に予定している2回目はこの15倍くらいの予定。多すぎです。

どんどん忙しくなる

2009年05月26日 | 農作業
さあ、麦刈り、田植に向けてさらに忙しくなってきた。

1回目の田植に向けて代かきがすすむ。そして代かき後にはクズ大豆を散布する。
これは抑草のためで、大豆が水中で分解する際に発生する有機酸で雑草の発芽を抑えるのだ。ここ数年、農園ではいろんな状況でテストを繰り返しているが、さて、今年は成功するだろうか。

そして田植の後の麦刈りに備え、コンバインや乾燥機を掃除した。
去年にひたすら何回も掃除したおかげで慣れたものだ。

次は田植だ。

苗半作

2009年05月23日 | 農作業
ひたすら稲の播種と苗床への苗箱並べを繰り返す毎日だ。

最終的には何千枚もの苗箱を使うので体力的にも大変だが、
一つ一つの作業も重要なポイントがかなりあるので気が抜けない。
それは苗箱に入れる土の湿り具合であったり、均一な播種精度であったり覆土量であったり、
苗床の均平さであったり水位であったり、強風や鳥害に負けない寒冷紗や保温シートのかけ方であったりだ。

なぜここまで気を使うのかというと、昔から稲作は「苗半作」といって苗作りがとても重要だから。
三つ子の魂、百まで、であって、丈夫な苗にできればその後はたいていうまくいく、
というくらい苗が重要だ。しかも有機稲作で化学肥料や農薬のような即効性のあるものを使わない場合はなおさらだ。
農薬を使わない技術とか、できるだけ使わないで我慢する、のではなくて、
丈夫に育てて、そもそもそんなものは使う必要がない、というようにしたいのだ。

2度目の播種開始

2009年05月18日 | 農作業
6月田植用の播種が始まった。今日はまず「日本晴」。
初めての品種だ。今年は気温が高いのか、
稲の芽が出るスピードが早く、もう根がかなり伸びている籾がある。
播種機にからまりやすいので欠株が増えるかもしれない。
そうなると田植の時の補植が大変だ。

苗間づくり・・ひたすら

2009年05月17日 | 農作業
もうすぐ6月に田植する苗用の苗間(苗を育てる苗床にする田)を
作っている。
田んぼの中に台地上に均平な場所を作るのだが、これまた大変。
高低差をなくすために高いところから低いところへレーキで泥を動かす。
ひたすら泥をこねくりまわしヘトヘトになる。
今年は栽培面積がかなり増えているので苗間も増えて3日がかりだ。
苗を育てる方法は何種類かあるのだが、この農園のやり方は「折衷苗代」という
やり方で水管理は楽なのだが、苗箱の下には水があるが、水没させてはいけない、
というシビアな均平さが求められる。

鯉のぼり祭り2009万場

2009年05月03日 | その他
今年もGWにもらえた休みを利用して万場の鯉のぼり祭りへ。
今年は妻娘とスキー帰りに寄ってくれたKくんと4人で。
去年は夕方に行ったので空いていたが今年は昼頃だったのですごい人出だった。
でも確かに800匹の鯉のぼりは壮観だね。
その後、私は藤岡に残り、妻と娘はKくんに東京まで送っていってもらいました。

前日の夜にKくんと飲んだのだが、2人ともあまりの疲れに眠くて
あまり元気なし。でも、やはり楽しい夜に感謝。
Kくんには6日の最終レースもがんばってもらおう。

代かきって難しい

2009年05月02日 | 農作業
今日は苗間に使う田んぼの代かき。初代かきである。
代かきをやればトラクタで行う作業は一通りやったことになる。
が、一番難しいじゃん、代かき。
水を張っているのでほとんど走った後が見えないのだ。
水位調整もかなり重要だということだ。水を少なめにしなければならない。
耕起と代かきは深い。そう簡単には満足のいく実力にはなれなそうだ。
独立後もおそらく修練あるのみだろう。