35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦

ノンキャリ国家公務員を辞め、アメリカ行政学・公共経営のPhDに挑戦するオッサンのブログ(毎週1回更新...たぶん)

やまとなでしこ

2013-11-06 19:35:14 | PhD生活
 「やまとなでしこ」は2000年にフジテレビで放送されたドラマで、当時大人気でした。このドラマは典型的なラブ・ストーリーですが、自分は堤真一さん演じる中原欧助さんが、松嶋菜々子さん演じる神野桜子さんとの出会いを通じて、一旦あきらめた数学に再挑戦するため35歳でアメリカ留学するまでの経緯が好きです。やる気が出ない時は、桜子さんが数学に再挑戦する欧助さんを鼓舞する名言を聞くため、今でも時々見返すドラマです。
 やや古いドラマで、知らない方もいると思いますので、簡単に設定を説明します。神野桜子さんは27歳の超美人スチュワーデス。幼少期に貧乏で苦労したせいで、お金持ちと結婚するのが夢。お金で幸せは手に入ると信じています。対して、中原欧助さんは35歳、借金まみれの小さな魚屋さんの店主。ただ、欧助さんは名門大学でも天才と謳われた数学の学生でした。お父様が亡くなったために、留学中のマッサチューセッツ工科大学から27歳のときに日本に帰国し、お父様の大切な魚屋をお母様と切り盛りしています。心優しい欧助さんは、いつもお客さんに値切られ、なかなか商売がうまくいきません...このドラマのメイン・ストーリーは、美しいお金好きな桜子さんが、冴えないが心優しい欧助さんに惹かれて、心の大切さに気づいていくというものです。
 ただし、自分が大好きなシーンは、結婚・恋愛に関する場面ではありません!自分の心を揺さぶるのは、桜子さんが欧助さんを不器用ながらに鼓舞しようとする言葉です。桜子さんはお父様の魚屋を継ぐことを名目にアメリカから帰国した欧助さんに対し、「あなたは数学から逃げ出したのよ!結局お金持ちに成り損ねたんじゃない!」といつも負け犬扱いしています...まさに究極のツンデレd(-_-) そして、自分の中のこのドラマのクライマックスは、以下のシーン。

 欧助さんは、桜子さんが超大金持ちと結婚するのを見届け、自分は再度アメリカで数学の研究に取り組むことを決意します。未完成だった論文を書き上げ、ニューヨークの大学に送り、収入の低い非常勤講師の仕事を得ます。欧助さんがニューヨークに発つ前日の送別会で、本当は淋しい桜子さんが酔った勢いで、こんな言葉を言い放ちます。

桜子さん:なにがニューヨークよ!なにが数学よ!この人は貧乏が好きなの!貧乏が趣味なの!貧乏じゃないと生きていけないの!!
男性友人A:桜子さん、落ち着いたほうが...
欧助さん:(うつむいて黙り込む)


桜子さん、ワインをさらに一気飲み(((; ゜д゜)))

桜子さん:ニューヨークに行ったって、どうせまた逃げて帰って来るんじゃないの?
女性友人B:桜子、落ち着いて!
桜子さん:とっとと行っちゃえ!行くなら、一生帰ってくんな!!
欧助さん:(黙り込む)


桜子さん、正面で黙り込む欧助さんの胸倉を掴む(゜д゜ノ)ノヒィィ!!

桜子さん:今度は、、、 絶対逃げんなよ!!
欧助さん:はいっ!


 この台詞を聞くたびに、いつも号泣します(T-T) 今回自分が書きたかったことは、どんなに研究が好きでも、きっとほとんどの研究者が壁にぶつかって嫌になることがあると思います。そんな時「無理しなくていいよ」という優しい言葉をかけられるよりは、誰かに背中を押してもらいたい人が多いだろうと思うのです。そんな研究者心理を読み取っているこのドラマは、素晴らしい恋愛ストーリーとしてだけでなく、30半ばを過ぎて研究に挑戦する自分を今も奮い立たせてくれています!

※皆さんがこのドラマを見るときのために、ストーリーの全体が分からないよう台詞を紹介しています。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくら)
2020-04-05 22:27:22
全く同感のことを書く、男性がいたのかと感嘆いたしました。
ぜひ、お友達になっていただきたく存じます。
えっとー、わたしはBOSTONに行きたいなと考えている女でして、HARVARDやMITに憧れていました✨ あの荘厳な感じが今でもいい風を吹かしています

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