35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦

ノンキャリ国家公務員を辞め、アメリカ行政学・公共経営のPhDに挑戦するオッサンのブログ(毎週1回更新...たぶん)

ラトガース大学250周年卒業式

2016-05-15 15:58:52 | PhD生活
 ポートランド州立大学からのインタビュー結果を待ちながら、悶々とする日々を過ごすなか、今週はラトガース大学の学位授与式(Hooding ceremony)及び卒業式(Commencement)が執り行われました。

 Hooding CeremonyというのはPhD取得者のみを対象とした式典で、指導教授から壇上で博士の正装(regalia)の一部hoodを首にかけてもらう儀式です。両親が諸事情により来れなかったので、PhD授与者1人に割り当てられた式典のチケット4枚は自分を支えてくれた同じプログラムの4人の友人に渡しました。式の後も大学が豪華な料理を用意してくれ、感謝する指導教授や友人と本当に幸せな時間を過ごせました。ちなみに、写真屋から買った下記のjpegファイルは$45でした...商売があざと過ぎる(=。=)



 一方Commencementは学部生や修士課程の学生も含めた合同の卒業式で、こちらには...オバマ大統領がスピーカーとして招かれました(☆。☆) ところが、このオバマ大統領のスピーチはチケット制となっておりまして...博士論文の最終稿の仕上げに追われ、すっかり予約するのを忘れてしまいました(=。=|||) チケット制ってなんだよ!卒業したら、誰でも卒業スピーチ見られるのが普通だろーヾ(`□´)ノ〃ウガー ...と騒いだところで時すでに遅し。本日(5/15)は、研究室のネット・ライブでオバマ大統領のスピーチを拝聴させて頂きました...負け惜しみではないですが、大したことなかったです(-_-;) ※

 ということで、祝賀ムードは今週で終わり( ̄^ ̄;) 来週からは、PhD生活から就職浪人生活に移行し、仕事を取るべく新たな気持ちで頑張っていく所存ですm(_ _)m

※少し複雑な話ですが、ラトガース大学は自分が所属するニューアークのほかニュー・ブルンズウィック、カムデンの3つのキャンパスに分かれており、オバマ大統領のスピーチは本拠地ニュー・ブルンズウィックで行われたため、自分を含めた他キャンパスの学生はチケットが必要でした。ニューアーク・キャンパスの卒業式は別に5/18に予定されていますが、Hooding CeremonyというPhDのための特別な式典を満喫したこともあり、こちらに参加する予定はありません。

 

Babymetal NY公演

2016-05-07 13:01:36 | PhD生活
 5月4日、BabymetalのNY公演に行ってきましたもちろん1人!博論を終えた自分へのご褒美Death! ※Babymetalは語尾の「です」の代わりに「Death」を使います...アイドルに見えてメタル・ユニットですから(^ ^;

 以前ロック・スターを目指していたこともあり、メタル・ハードロック関連のコンサートは学生時代から数えると50以上観てきたので、前回のモーニング娘NY公演(参考記事)と異なり、勝手が分からないということはありませんでした。むしろホーム感覚で、モッシュやダイブなどもできる万全の装備で臨みましたd(- -) メタルのライブでは、汗だくになるほか必ず客がビールや水を投げるので、ライブでは汚れてもよいシャツを着て、もう1枚帰り用のシャツも用意する必要があります。パンツは、皮パンかジーンズがベストです。また、他の客の手が当たって、鼻や歯を折る人が多いので、暴れている奴が来たら顔面に注意ですなんの講義だよ

 今回のBabymetalアメリカ公演は、すべてSold Outということで(☆。☆) 満員のお客さんのなか約1時間半最前列で汗まみれになりながら、踏ん張りました。オタクっぽいアイドル・ファンよりは、ゴリゴリのメタル・ファンがより多く目につきました。1曲目からモッシュやダイブの嵐で、自分が観てきたメタル・コンサートと何ら変わらず、ただSu-metal(メイン・ボーカル)の癖のない澄んだ声やYui-metalとMoa-metalのキレキレ・ダンス+決め顔が異質な(あるいはユニークな)ものとして感じられました。MCや煽りは全て英語で、もう少し発音がうまくなれば、さらにライブは盛り上がっていくと思います。最後のMCでは、刺青だらけのごっついアメリカ人男性ファンが「やべー、可愛すぎて直視できねーよ!」と言っていたのが微笑ましかったDeath!

 お客さんの反応も上々でしたし、全体的に盛り上がっていたと思うのですが、Babymetalを自分が観てきた超1流のバンドと同様に評価できるかというと...それは違うと思います。Oasis, Pearl Jam, Red Hot Chili Peppers, Metallica等を観たときの圧倒感はありませんでした。それは当たり前のことで、20年以上世界のトップで活躍し続けているバンドですから、キャリアが違います。そんな風に考えると、彼女たちの輝きが恐らく短いからこそ、貴く見える事実を感じ、少し淋しくなりました。彼女たちが大人になって、これほど大きな世界の舞台で活躍できるチャンスはないかもしれません。それでも、日本人の誰もが成し得なかった偉業を胸に、素晴らしい人生を歩んでほしいと...完全にオジサンのような気持ちになるのでした。

旅の始まり

2016-04-30 10:11:54 | PhD生活
 4月27日付にて、博士論文「Exit, Voice, and Loyalty under Municipal Decline: A Difference-in-Difference Analysis in Japan」が博士論文委員会に承認されました。このブログを愛読して頂いてる方には繰り返しになりますが、ちょうど10年前の国家公務員時代からPhD受験をはじめ、TOEFLで少し良い点を取ったぐらいで有頂天になり、修士をすっ飛ばしてPhDを3回受験...その後役所を辞めてシラキュース大学で行政学修士号を取った後も不合格...35歳5回目の受験でようやく手にしたラトガース大学行政大学院でのPhDへの切符でした。計画性のない感情的な行動で失敗を繰り返してきましたが(^ ^; 30代半ばを過ぎて初めて当初の宣言通り4年間でPhDを取得することができましたm(_ _)m
 
 また、昨日金曜にポートランド州立大学からSkype Interviewを受けました。博士論文のDefenseの後でかなり疲れていたのですが、4年間で博士号を取得し、かつ、助教授になってこそ目標の達成だと思い、Defense後に企画されていたPartyも断り、準備に徹しました(T-T) このinterviewに合格すると、ポートランドのキャンパスで2日間にわたり研究発表と大学院長(Dean)・学部長を含めた教授陣と面接することになります。結果はまだ分かりませんが、短い時間でベストは尽くしたので後悔はありません。

 35歳からの行政学・公共経営PhDへの挑戦は、少しずつ終わりに近づいていますが、プロの研究者としての旅はこれから始まろうとしています。PhDは取りましたが、就職してこそ一人前なので、もう少しこのブログにお付き合いいただき、早ければ1か月あるいはもう1年かかるアメリカ行政・公共政策大学院への就職活動を見守って頂ければ幸いです。

 

終わりました(=。=|||)

2016-04-17 18:08:40 | PhD生活
 完全に事務的な提出期限を過ぎて...今博士論文の最終修正を終えました(-_-;) 4月27日(水)に博士論文をDefendする(博士論文委員会に承認をもらえるよう説明する)には、その2週間前に指導教官の承認を得て大学院に提出する決まりになっているんですが、師匠の温情で13日に未完成な博論にサインをして頂き難を逃れました(^ ^;

 勿論、自分としては13日の時点で完成したつもりだったんですが、師匠が「どうせ、他の博士論文委員なんて一週間前にしか目通さないんだから、週末もう一度全体を見直してみなよ。きっと、良くなるから。」と言われ...当初は「もう修正したくね~(`ε´)」とか心の中で思っていたのですが、確かに週末見直すだけで全然良くなりましたd(- -) さすが師匠...全部御見通しm(_ _)m

 この2ヶ月ぐらい1日も休むことなく、机に向かってきて...新たな境地に辿り着きましたたぶん。→休み要らなくない? 掲載された論文の数と掲載された学術誌のランキングの高さで業績が決まる世界なんで、毎日研究したほうが生き残っていけるのは当然の摂理。社会人時代の癖で、少なくとも土日どちらか休みを取ろうとしていましたが...要らないような気がしてきました。博論が終わっても師匠と新しい論文書くの楽しみだし(^ ^) 周りは旅行に行くよう勧めますが、仕事もなくお金もないので、ハロプロ&Babymetal動画鑑賞と将棋の時間を増やしつつ、休みは取らず毎日研究する生活スタイルを仕事を取るまで続けてみるつもりです。

 ちなみに、今年250周年を迎えるラトガース大学卒業式のスピーカーは...オバマ大統領に決まりました∑(゜Д゜;ノ)ノ
式に出席できるよう、4/27の博論防御に向けてしっかり装備を身に着けておくつもりです。

終わりそうです...

2016-04-09 21:20:01 | PhD生活
 就職できなかったですけど...PhDを4年で終わらせるという当初の目標だけは何とか達成できそうです。あと3日の追い込み次第です(;゜Д゜) 博士論文をDefendする日だけは、4月27日と決まりました(博士論文委員5人に博士論文を承認してもらえるよう説明することを、Defend-防御-するといいます)。今回は短めの投稿で恐縮ですが、来週には終わっているはず...頑張ります!!