35歳からのアメリカ行政学・公共経営PhD挑戦

ノンキャリ国家公務員を辞め、アメリカ行政学・公共経営のPhDに挑戦するオッサンのブログ(毎週1回更新...たぶん)

最後の就職速報

2017-11-02 13:40:28 | 就職活動
今週初めに「ある大学」から内々定を頂き、そちらを受諾させて頂きましたm(_ _)m 35歳から始まった才能ないお調子者の挑戦は、完全な成功とは言えないまでも、これで1つの区切りを迎えたと言えそうです...「ある大学」ってどこだよ(#゚Д゚) という読者様の声が聞こえてきそうですが、スイマセン。言えません(T-T) 大学名を公表し、読者の皆様に渾身のドヤ顔をしたいのは自分なんです(TДT) 何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げますm(_ _||)m

この「ある大学」では、選考委員会が採用候補者から内々定の受諾を得た後、大学の人事委員会、教授会、運営委員会、理事会の4つの異なる内部組織から本件正式採用に係る承認を得る必要があり、4月1日勤務開始直前の3月末まで理事会承認がずれ込む可能性もあるとのこと...選考委員の先生からはそれまで採用を内々に扱うようにとのお達しを頂いております(=。=|||) この複雑な正式契約までの道のりを知り、何も決まってないやんΣ(゚Д゚;)とツッコんだところ、一応既定路線で問題ないはずとの説明がありました。

これまで4年半、アメリカという地の利を活かし、ブログで好き放題書いてきましたが、日本の組織に所属するとなると、そうもいかなくなりそうです(・_・;) そんなこともあって...というより以前から決めていたことなんですが、来週ブログをご愛読頂いている皆様に、大切なお知らせがあります。特に、自分が一介のPhD学生に過ぎなかった頃からこの駄ブログをご愛読頂いている読者様には、逆立ちして頭をこすりつけても余りある感謝の思いがあり、来週のブログ記事には是非目を通して頂きたく存じますm(._.)m なんかスッキリしない内容で恐縮ですが、今週はここまで(^ ^; 来週必ずお会いしましょう!

戻ってこい by ラトガース

2017-10-27 09:25:49 | 就職活動
今週までに、予定されていた日本の大学における就職面接を全て終えましたm(_ _)m 大学の異なるニーズに沿って面接準備をするのは時間もかかりますし、精神的なプレッシャーもありました。面接先では、予期していなかった質問や教員の反応などもあり、うまくできなかった部分もありますが、終わったことを悔いても仕方ないので、心静かに天命を待とうと思います(=_=)

そんな少しホッとしたところで、面接準備期間中に禁止していたアンジュルムの動画を見ながら1人で「はい!はい!」「あやちょー↑」と叫んでいたら(参考記事1)、母校であるラトガース大学行政大学院の事務方代表(Associate Dean)から1通のメールが...

「今ラトガースでは、以下の科目を教えられる任期付き教員(Non-tenure track research professor)を探しています。ほとんどあなたが教えたことのある科目です。今後の選考過程について不安があれば、進捗状況をこまめに報告します。勤務条件やビザ申請についても、できるだけあなたの要望に沿うよう努力します。興味があれば、11月の初旬までに返事をください。」

いまさら(-_-;)...というのがメールを読んだ直後の感想でした。ただ、ほんの少し時間を置いてみると、やはり現代行政学発祥の地アメリカのレベルの高さとより競争的で公平な研究環境に惹かれてしまう自分がいることに気づきました。4か月前なら、間違いなくこの話に飛びついていたと思います。師匠は自分が帰国する前に、このようなポジションを渡そうとしていました (参考記事2)。もちろん、トップジャーナル掲載という事務方にも分かりやすい結果が、このようなメールを書かせたのは疑いありません (参考記事3)。当時論文掲載は間違いないから、弟子を常勤で雇ってほしいと事務方にお願いしていた師匠からしても「いまさら(`ヘ´#)」という感じで、好きにしろとのこと。

行政学の常勤ポストが公示なく決められていく慣習がありながら、面接機会を提供してくださった母国の大学のことを考えると、軽々しくアメリカの就職の話を進めることはできません。また、近隣の中国・韓国の大学と比べて、著しく研究が軽視されている日本の大学の現状を見てしまうと、求められてもいないのに、志ある若手のために自分ができることがありそうで、後ろ髪を引かれます(先週記事)。頭を抱えて悩んでいると...「カックゴして!カクゴして!カクゴして!ラーブ!!」と天使(アンジュルムともいう)の歌声が聞こえてきて、深夜のうちに家族とも相談せずお断りメールを送り、しばらく母国で頑張る覚悟を決めてしまったのでした( ̄▽ ̄ι)

就職速報14:いきなりJob Talk2

2017-09-27 16:26:24 | 就職活動
 立て続けに日本の大学から現地面接のご招待を頂きましたm(_ _)m 同志社大学の3年任期付き教員ポストです。国際大学はかなり特殊な高等教育機関ですが(前回記事)、同志社のような知名度のある日本の総合大学にも、自分が雇用される可能性があると実感できたのは嬉しいです(参考記事)。関西の方が比較的オープンだと伺っていましたが、本当なのかもしれません。こちらも英語の授業を担当するとのことで、面接と併せて英語の模擬授業を行います。国際大学も同志社大学も、どちらも全力で頑張ります!

 今週は就職速報13・14をもって、定期更新とさせて頂きます(^ ^;) また来週よろしくお願いいたします!

就職速報13:いきなりJob Talk

2017-09-26 10:13:55 | 就職活動
 昨日新潟県にある国際大学より、テニュア・トラックAssistant Professor(日本語では専任講師)最終選考となるJob Talkへの招待を受けました。国際大学は、学部を持たず、2つの大学院のみで構成されている大学院大学です。また、日本で初めて学内公用語を英語にした高等教育機関であり、学生の9割近くが海外からの留学生です。

 実は4月時点で国際大学側から内々に接触があり、アメリカに留まらず帰国を決めた一つの要因にもなっていました。本ブログでは何事も正直に書くことをモットーとしているため、読者の皆様にご報告ができず心苦しかったのですが、今回ようやくブログ記事にすることができホッとしています(^。^;) 研究に集中できる環境を必死に探していた当時、1年で3コマの授業負担、それも1コマが2単位(2時間)という条件は夢のように聞こえました。アメリカの有名研究大学でも、各教員が1コマ3単位(3時間)の授業を年間4コマ受け持つのが普通ですから。また、お話を伺っていたとおり電話面接等はなく、いきなり最終面接に呼んで頂いたことは、本当に有難いですm(_ _)m

 Job Talkは10月末に予定されており、教授陣は海外出身者及び海外でPhDを取得した日本人となりますので、選考は全て英語で実施されます。実質的にはアイダホ大学と合わせて2度目、メルボルン大学の動画でのJob Talkを含めると3度目の正直となります。しっかり準備して、採用を勝ち取りたいです(`・ω・´)シャキーン