のんびり専業主婦日記 

旦那の転勤で関西に来ました。日々の思いを綴っていきます。

ネット上で議論はしない

2021-05-05 10:35:00 | 日記
今どき珍しい、と言われそうだがSNSは苦手。Facebookは一時アカウントを持っていたがほぼ見るだけ専門で、ちょっとトラブルもあったのでやめた(その話はまた今度)。LINEは親が病気になったため家族と情報交換をするためにようやく去年から始めた。

今のところ匿名で自由に思いを吐き出せる、このブログが一番自分に合っている。

掲示板やニュースのコメント欄も殆ど読むだけ。感想や言いたい事があれば旦那に聞いてもらっている。ただ、一年に2、3回、黙っている事ができなくてコメントしてしまう時がある。

Yahoo!ニュースで会社でのセクハラ問題の記事を読んでいた。OLを長くやっていた事もあり今でも働く女性の記事には目がいってしまう。女性社員が既婚役職者からのセクハラで鬱病になってしまったという話だった。そういう記事はよく掲載されているので「またか」という程度だった。コメント欄にはセクハラ被害者の体験談が数多く寄せられていた。ほとんどは女性と思われる方からの「気持ち悪い」という投稿だった。

それに対するある男性のコメントが許せなかった。「好きだと言ってくる男性上司に対してセクハラだ、気持ち悪いと言う女性は失礼で頭がおかしい。好きだと言われたら喜べ」という主旨だった。ストーカーの心理ってこんな感じか…と思いつつ、柔らかめに「それは違うと思いますよ」と反論したのがいけなかった。

今度は攻撃対象が私になってしまい、延々と自論を繰り広げてきた。それを読んだ他の方が「好かれて嬉しいのは自分も好きだった場合のみ」「人が嫌がる事はしない」等、反撃してくれたが何を言っても通じない。男性読者でさえもそのストーカー男を非難したが相手も最後まで折れなかった。男のコメントにいいねを押している人ば皆無だった。結局最後はこの男に何を言ってもムダだ、関わりたくないという雰囲気になり自分も含めそのコメント欄からはフェードアウトしていった。

自分がする事を好意と本気で信じている男性がいる。それはセクハラだよと指摘してもそんな人間には通用しない。ターゲットになってしまった女性自身が証拠を掴んで立ち向かうか、心身ともに壊れないうちに逃げるかしかない。

世の中には自分の価値観とは全く違う人間が存在する。現実世界では出会う事のない人ともネットでは簡単に出会ってしまう。そんな赤の他人と議論をしても何も生まれない。こちらの常識は向こうにとっての非常識、逆もある。いい歳をした大人の考えをネット上で変える事などできない。

それ以来、その男に関わってしまった事を後悔しコメントは殆ど書かなくなった。

その後ニュースなどでストーカー事件を観るたびに彼ではないかと思ってしまう。毎日のように何かしら事件は起きている。ベランダに梯子をかけて下から昇ってこられたり45股詐欺男に財産を騙し取られたり。女性にとっては恐ろしくロクでもない事件が続いている。せめてネット上でくらい安心して気分よく変な奴と出会わずに過ごしていきたい。