顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

今年最後の急患

2013-12-31 02:39:24 | 施術日記
今年もいよいよ終わりですが、最後の大掃除の最中に急患さんがやってきた。

30代の女性の方だが、中学の時から顎関節症を患っているらしい。

正月に向けて、あまりの痛みに耐えかねて、知り合いに聞いてやって来たとのこと。

めったに来られないとのことで、多少痛みは感じるが荒療治を施した。

施術中は痛みに顔をしかめていたが、終わるとケロッとして帰って行った。

「これで、お雑煮が食べられます。」嬉しそうだった。

整体師をやっていて良かったと思う瞬間である。

また来年も痛みに悩む方々の力になりたいものだ。

皆さんも良い年をお迎え下さい。

暴飲暴食を避けて、ほどほどにお正月を楽しんでくださいね。

そして、パタパタ骨盤体操だけは欠かさずに毎日行なってください。


骨格のバランスと風邪?

2013-12-27 08:17:55 | 施術日記
今回、皆さんからいただいた症状のお便りの中に少なからず

私も含めて、ある共通点があったので、今回ご紹介する。

それは悪いことではなく良いほうの共通点なのである。

骨格のバランスをとることで自律神経の働きが安定し、そのことで

免疫力も向上するのではないかということはすでにご紹介済だが、

今回の皆さんの共通点は骨格のバランスをとる体操なり施術なりを

行なうようになってから風邪をひかなくなったということである。

私も息子が学校からインフルエンザや風邪をもらってくると、だいたい

年に一度はうつされていたのだが、もう7年くらい全くありません。

息子も小学校5年以来、5年間まったくひかなくなった。

私が毎週みている患者さんで、やはり一番長い人で7年間ひいていない

ひとがいらっしゃる。

結果は歴然である。身を以て言えることだが、やはり体のバランスが

いろいろなことに影響を及ぼすのである。

みなさん、パタパタ体操だけでも良いですから必ず毎日実行してください。

風邪知らずの体をつくりましょう!!

顎関節症の痛みは我慢できない

2013-12-24 21:53:43 | 施術日記
顎関節症の痛みは、経験した人しかわからない。

まあ、痛みに関しては、どんな痛みだって我慢するのは嫌なものだ。

しかし、顎関節症の場合、最後は痛みで口の開閉が出来なくなるので、

物が食べられなくなるのだ。これは一大事である。物が食べられなくなれば

エネルギー補給が出来ないわけだから、日常生活に支障はでるし、そもそも

食の楽しみを奪われるのである。虫歯なら、歯医者さんで一時痛みを我慢すれば

たいていは治してもらえるが、顎関節症は病院に行ってもなかなか痛みを取って

もらえないのだ。我々整体師はある程度の痛みは取ってあげる自信はある。

が、整体に来るのを怖がって痛みを我慢しているアナタ。このブログを遡って

出来ることを全部やってもらいたい。

必ず、必ず、痛みは取れてくる。何もしなけりゃ、痛みは引きません。

痛みを抱えておられるアナタ、是非実行してみて欲しい!!

胸椎の湾曲

2013-12-22 22:49:28 | 施術日記
皆さんは猫背という言葉を聞くと、なんとなく背骨が曲がっている人を思い浮かべるだろうと思う。

小さいころ、親から背筋をしっかり伸ばせ!!と叱られた経験だってあると思う。

でも、実際は胸椎(背骨といわれる12本)の持つ湾曲というのは外側を向いているのである。

頭の重さを、頸椎の7本の湾曲(内向き)、胸椎の12本の湾曲(外向き)、腰椎の5本の湾曲(内向き)で

支えているのだが、内向き12本と外向き12本でスプリングのように支えているのだ。

ということは、この湾曲がどれかでも崩れると、スプリングでなくなってしまい、うまく支えられなくなり、

首痛、肩こり、腰痛のどれかが発症ということになってしまう。

であるから、背中は若干外側に膨らんでいるわけで、背筋を伸ばせ、というよりも、胸を張ってと言った方が

正しい姿勢を作りやすいと思う。

私は患者さんに、乳首で相手を見るようにと指導している。

みなさんも是非、乳首で相手を見て欲しい。そうすれば、自然体の姿勢が保てると思う。

ストレートネックの弊害

2013-12-21 16:11:59 | 施術日記
最近の若者の生活習慣に携帯電話やパソコンの操作があるが、

あまり時間をやり過ぎるとストレートネックの原因になりかねない。

人間の骨格の中で必要な湾曲というものがある。上から順番に

首の湾曲、胸椎の湾曲、腰椎の湾曲、そして足の裏の湾曲だ。

ストレートネックはこの首の湾曲が無くなって真っ直ぐになってしまった

状態である。見てくれも悪くなるのだが、それ以上にいろいろな障害が出てくる。

主な症状は偏頭痛、首こり、肩こり、手のしびれ、等々だ。

脳からの神経回路は頸椎の中から、前に向いているため、湾曲の無くなった首だと

前の神経根が圧迫されて、脳からの伝達信号が正しく手に伝わらなくなる。

そのため、手が痺れたり、自分が考えるほどは上手く手先が使えなくなったりするのだ。

あまり小さい時からテレビゲームやパソコンを子供にやらせていると、本当に早い時期から

ストレートネックになりかねない。

街中を歩いていると、ストレートネックの若者をあまりに多く見かけるので驚いてしまうのだ。

自分のお子さんの姿勢をチェックしてほしい。これはストレートネックかもしれないと思われたら、

以下の運動をさせて欲しい。

バスタオルを用意し、それを使ってロールケーキほどの大きさの枕?を作る。

就寝前にそれを首の後ろに敷いて、5分ほど仰向けで寝かせて欲しい。

これを毎日、根気よく続けてほしい。必ず改善に向かうはずです!!

次回は胸椎の湾曲喪失について。