顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

胸椎の湾曲

2013-12-22 22:49:28 | 施術日記
皆さんは猫背という言葉を聞くと、なんとなく背骨が曲がっている人を思い浮かべるだろうと思う。

小さいころ、親から背筋をしっかり伸ばせ!!と叱られた経験だってあると思う。

でも、実際は胸椎(背骨といわれる12本)の持つ湾曲というのは外側を向いているのである。

頭の重さを、頸椎の7本の湾曲(内向き)、胸椎の12本の湾曲(外向き)、腰椎の5本の湾曲(内向き)で

支えているのだが、内向き12本と外向き12本でスプリングのように支えているのだ。

ということは、この湾曲がどれかでも崩れると、スプリングでなくなってしまい、うまく支えられなくなり、

首痛、肩こり、腰痛のどれかが発症ということになってしまう。

であるから、背中は若干外側に膨らんでいるわけで、背筋を伸ばせ、というよりも、胸を張ってと言った方が

正しい姿勢を作りやすいと思う。

私は患者さんに、乳首で相手を見るようにと指導している。

みなさんも是非、乳首で相手を見て欲しい。そうすれば、自然体の姿勢が保てると思う。