しょうやの Hercules Life

ヘラクレスの飼育を中心に日常の出来事・その他なんでも…

ラインローラー回転向上計画・・・

2009年05月26日 | スピニングリール
スティーズにはラインローラーに2個のボールベアリング(以下BB)が内臓されている。まぁ・・・NEWルビアスなどはここにBBは内臓されていない(1個は内臓されてる?)みたいだけど、スティーズの純正パーツを購入すればルビアスもBB2個仕様に出来るようだ。でも・・・気になっていたのはBBが2個内臓されているわりには回転が全然良くない・・・と思うのは俺だけか?
そこでいつもお世話になっているたまちゃんに以前ラインローラーの回転について色々と質問した事がある。すると「ラインローラーは解体してこまめにメンテしてますよ」との事。とういうわけで俺もこのラインローラー部分を解体し、BB内のグリス分を脱脂洗浄剤で洗浄後、IOS-01を注して組みなおしたが、回転は大きく向上する事がなかった・・・。






これが解体したラインローラー部。BBが2個内臓されているけど、あまり回転が良くない。
回転がよくないならベアリングの意味がない???

この回転があまり良くないのは、BB内はグリスでギトギトで、しかも樹脂カラーとゴム製のパッキンでしかっりシールされるように覆われているから。構造を見てこれは間違いないとすぐに思った。これじゃあBBを入れる意味あるのか?と・・・。ここまでするのはズバリ「錆対策・ゴミの進入防止」だと思うけどね。でも定期的にメンテすればいいだろうと・・・
そこでBBにカバーされているゴム製パッキンを(上の画像のラインローラーの左右にあるゴム製パッキン)を外してみようかと・・・構造上このパッキンは外しても問題はないはず。ただ不安だったのはパッキンを外した状態にするとラインローラーが大きくガタつくのではないか?と思ったが、1回やってみようという事で、このゴム製パッキンを抜いてラインローラーを組んでみた。するとやはりラインローラーに若干ガタツキがでる。でも思ったよりガタツキは少なかった。パッキンを確認するとパッキンの厚みは思ったより薄い。このラインローラーのガタツキがどれくらい影響するのか?この程度のガタツキなら全然大丈夫だと思う。回転も見事にスムーズになった。






ラインローラー内のベアリングはグリスでゴテゴテ状態だったので脱脂洗浄剤で徹底的に洗浄した。
洗浄後はIOS-01を使用した。






ラインローラーを解体するのはここのネジを外すだけだが、ここにはネジロックがついているので少々硬い。
ネジを外す際はジャストサイズのマイナスドラーバーでゆっくりやった方がいい。別にネジ山を傷つけても気にならない人は気にしなくてもいいけどね。






パッキンを抜くならこの部分は定期的に解体メンテが必要だと思い、ネジは予備を発注した。
何故なら、ここのネジを何回も外したり締めたりしてメンテしてればネジ山はイヤでも傷がつく。俺はリールやロッドに傷がつくのが大嫌いだから。
このネジにはネジロックがついた状態になっているので手間も省ける。ちなみに1本300円です。






これが外したパッキン。画像には4個ある。つまり2台分です。こんなモンいらん!

スピニングにおいてこのラインローラーの回転って結構大事のように思う。パッキン除去&ベアリングの洗浄によって回転は極めてスムーズになった。多少のガタツキは出るが俺は問題ない程度だと思っているがとりあえずこのまま使用して様子をみるつもり。問題ないと思うんだけどね・・・


【番外編】
よく金属パーツなどを洗浄するのに「超音波洗浄機」などという名前をよく耳にする。この超音波洗浄機でベアリングの洗浄する方が多いようだ。でも俺はそんなオシャレなアイテムなど持ってない。そこで俺の方法はビニール袋とシェーバー(電気カミソリ)を使う。これをやってる人ってボチボチいるんじゃないかな?






チャック式のビニール袋に脱脂洗浄剤とベアリングを入れて、袋内のベアリングにシェーバーをあてる。
画像では分からないがシェーバーの微振動によって袋内のベアリングはカタカタと小刻みに震えならがゆっくり回転してます。
微振動と回転によってベアリング内の汚れや油分がドンドン出てきます。興味ある方はお試しあれ!
このシェーバーの振動によって袋内の脱脂洗浄剤の揮発は普通より早くなるので少し多めに入れておく必要がありますな。






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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど・・・ (natural)
2009-05-27 00:08:30
ラインローラーの回転確かに良くないですよね・・・
パッキンを外す!!ちょっと自分も2台あるイグジストの1台で試してみます。。自分はソルト使用なんでメンテはかなりマメにですね。汗

あと、電気カミソリ(^^♪ 知らなかったので、、見事にいただきます(*^_^*)
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2009-05-27 14:11:31
naturalさん。こんにちは。しょうやです。
ソルトでの使用となるとスピニングのO/Hは必須ですよね!バスアングラーよりソルトの方がこういったメンテは神経質になりますよね。

シェーバーによるベアリング洗浄はやってる方は多いと思いますが、僕は最近はあまりやってないです(苦笑)ずっと持ってないといけないですからね・・・ベアリングを回しながら脱脂洗浄剤をガンガン吹きつけて洗浄した後、ビニール袋にベアリングを入れて脱脂洗浄剤を吹きつけ放置⇔軽く振るを繰り返す。その後袋から取り出して再びベアリングを回しながら脱脂洗浄剤を吹き付けます。個人的にZPIのパーツクリーナー(脱脂洗浄剤)が気に入ってますが、結構¥高いのでガンガン使うともったいないからホームセンターの大容量破格品とZPIの2本を使い分けてます。最初のガンガン吹き付ける時は破格品を使い、最後の仕上げでZPIって感じでしょうか・・・ベアリングは内部のグリス分がある程度抜けると脱脂洗浄剤の噴射力でグルグルまわるくらいになりますね。
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こんばんは! (natural)
2009-05-27 23:19:20
OHの方でも返答ありがとうございました。
IOSグリスは難しい部類なんですね・・・自分みたいなペーペーにはまだなんとなくしかわかりません(+_+)

自分は格安の洗浄剤をガンガン吹き付けそれからビニールに入れ放置。その後もう一度吹き付けて洗浄してます。 ZPIのやつは良いのですか??使ったことないので・・・
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2009-05-28 00:15:11
naturalさん。こんばんは。しょうやです。
パーツクリーナーは以前ホームセンターの破格品を買って油分を落とす洗浄力がかなり低かった事があったので「破格品はダメ」という先入観が僕にあるのかも知れないです。安いものでも良いものはあると思いますよ。ZPIのパーツクリーナーはかなり洗浄力はかなり高いと思います。まぁ・・・ホームセンターなどで売っているものは容量もZPIより1.5倍で値段も半額くらいですからね。ZPIは破格品に比べたら¥高いのでイイ仕事してくれないと困りますよ(苦笑)でも今使っているもので満足であれば、あえて高い¥出してZPIのものを買う必要はないと思いますね。

グリスに関しては僕はF-0グリスをスピニングに使った事ないですが、F-0をスピニングに使っている方のコメントでは非常にいいようです。ベイトで使った感じではF-0なら塗る量もそこまでシビアにならなくても高い効果を出してくれるように思います。一方、IOSグリスは前回のコメントでも書きましたが、使用するリールや塗る量によって特性が大きく変わってしまうグリスではないか?と僕は思います。事実僕は「IOSグリスはベイトには合わない」と思ってますから・・・でもIOSグリスは、どのリールの何処にどれだけ塗るかが自分の中で「カチッ!」っとハマれば非常に高い効果を発揮するグリスではないか?と・・・一番の肝は塗る量だと現地点では思ってますね。今もスティーズのハンドルをまわしてます(爆)ここまで巻き心地がいいと部屋で意味なく「ニヤニヤ♪」してしまいますね(爆)

僕は以前TD-Z TYPE-Rを2台使ってましたが、2台ともイグジスト・スティーズカスタムに買い替えました。僕は「クリック音フェチ」なんです(爆)スティーズのあの「カリカリカリ・・・」って大きなドラグ音がたまらなく好きです!でも・・・フィールドで大きなドラグ音を出しまくってると周りから凝視されそうで何か恥ずかしいかもしれないですね(苦笑)まぁ・・・ドラグを激鳴らしするくらいの大きなバスをかけてから言え!って感じですけどね(爆)
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しょうやさん。 (natural)
2009-05-28 01:01:18
自分も意味なくハンドル回してしまうくらいの巻き心地にしたいっす!!
スティーズカスタムのドラグって普通のイグと違うんですか??イグも結構うるさドラグ音なのでどうなのかなぁ?と思いまして・・・

グリス塗る量、自分なりにどこにどの位ってのをバッチリだしたいですね!!

ってか、めっちゃデカバス釣ってるやないですか(@_@) 自分は今はバスはやってないですが、最高でも56ですし・・・ 62とかまさにモンスターですね!!
しかも琵琶湖のバスはさらにでかく見えますね!!!
ホントにビビりました★
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TD-Zには・・・ (たまバサ)
2009-05-28 07:07:49
イグジストのラインローラー部にあるパッキンが、TD-Zはないです。
機密性を上げるために付加されたもの!?

私はPEラインを使用しているので、ラインローラー部にラインの擦れカスが付着するため、まめに洗浄しています。

最近OHをしていて気が付きましたが、巻き心地はピニオンギヤやメインギヤの存在が大きいですが、
オシュレーティングポストやウォームシャフトの組み込みクリアランスも影響していることがわかりました。

いろいろシムテープやワッシャーでクリアランス減らしてやらないとギヤのかみ合わせが悪いみたいです。

私みたいに破壊しなければ問題ないんですけどね(汗)
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おはようございます。 (natural)
2009-05-28 10:15:42
しょうやさん。おはようございます!
仕事前に気になることがありまして・・・2台あるイグジストの1台のスプールがハンドルを回すとブレているんですが、これはメインシャフトの歪みなどからきているんですかね(?_?) それともオシュレーティングポストの組み込みなど、他の原因からなのでしょうか・・・?  
あと、ワンウェイクラッチ部分はどのようにメンテされてますか・・・?

本当に初歩的な質問ですいませんm(__)m
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2009-05-28 12:49:55
naturalさん。こんにちは。しょうやです。
イグジストもスティーズカスタムもドラグ機構は同じはずですよ。バスフィッシングではフロロカーボンをメインで使う事が多いから僕はフロロ仕様に設計されたイグジスト・スティーズカスタムを使ってますね。フロロカーボンはキャスト時にスプールから放出されるラインがPEやナイロンに比べて広がって出ていくので、近年のDAIWAのスピニングリールはスプール径が大きいからフロロでキャストすると、ラインがブランクを叩くのが唯一嫌いなところですね・・・でも総合的には気に入ってます。フロロ6lbを使用してもトラブルレスです。

近年、琵琶湖のバスは非常に大型化しています。数年前ではロクマルなんて夢のサイズでした。でも近年はまだ少ないとは思いますが僕のような一般アングラーでもロクマル獲ってる方はいますよ。僕は自称デカバス狙い派です。今では50前半クラスでは喜びも半減してますね。数年前なら50upで大満足でしたが、いまそのサイズなら「ヨシヨシ・・・」って感じですからね。ですから僕は49cmと30cmのバスどっち釣りたい?と聞かれても本気でどっちでもいい。そのサイズなら別に釣れなくてもいいです。仮に40後半のバスを10本獲れるパターンがあったとしても今の僕はそのパターンに大きな魅力を本気で感じないです。それならボーズでもいいので55cm以上を1本でいいから狙いたいと本気で思います。しかもそういったデカいバスを獲るルアーにも拘ってるので結果を出すのが更に厳しいですよ(汗)
こんなスタイルだから僕は所有してるルアーの種類もかなり少ないですね。ハードベイトなんてスピナーベイト・クランクベイト・バイブレーションを4個くらい・・・だけですから。あとはマジで一切持ってないです。これまでBIGベイトを使用した事がほとんどないですが、導入してみたい気持ちが少しありますね。今回の62cmは自己レコードタイ記録ですので、次の目標はレコード更新及び65cmオーバーですね!初めてのロクマルが2005年4月でした。今年2009年4月に再びロクマル・・・周期からいくと4年に1度です・・・オリンピックみたいですね(爆)
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2009-05-28 12:50:28
たまバザさん。こんにちは。しょうやです。
パッキンは機密性をあげる目的でしょうね。錆及びゴミの侵入防止だと思います。

TD-ZのO/H情報はたまバザさんからしか入ってこないですが、イグジストとTD-Zの内部構造はオシュレーティングポスト周辺の機構(メインシャフトを上下させる機構)が違います。イグジストとTD-Zのパーツリストを見比べる限り、巻き心地を向上させるにはTD-Zの場合、No,47~No,59までのパーツ組み込みに結構神経使いそうですよね。この辺の機構はイグジストの方が断然シンプルのように思います。メーカーは「リアルフォー系スピニングは組み合わせがシビアなので個人のO/Hはやめたほうがいい」と言ってるようですが、個人的にはTD-Zの方が神経を使う部分が多いのではないか?と思いますね。TD-ZのNo,47~No,59に相当するパーツはイグジストの場合、No12、No,71、No,77~No,81と約半分ですからね。
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2009-05-28 12:51:08
naturalさん。こんにちは。しょうやです。
個人的にスピニングのO/Hに関してはまだまだ実績がないので、あくまでも僕の推測且つ抽象的なお答えになってしまいます。その点についてはどうかご理解ください。
まず、リールからスプールを外した状態でハンドルをまわし、メインシャフトがスムーズに上下するかどうかを目視で確認してみて、この状態で明らかに目視でシャフトブレが確認できる場合は内部の組み付けに何からの異常がある。若しくはシャフトの変形かも知れないですね。
でも、僕が思うにスプールのブレとなると様々な要因が考えられるのではないでは?と思います。オシレートギヤの固定に緩みがあったり、オシレートギヤとメインシャフト下部の組み合わせの不具合、パーツNo,48~No,62までが正常に組まれているか?や、ローターを固定するベアリング入りナット周辺No,14~No,18までに異常がないかなど、メインシャフトの上下の動きに連結するパーツの組み合わせって多いですからね。

僕はスプールがブレるといった症状は経験がないですが、メインシャフトが変形していたら巻き心地にもかなり影響が出るんじゃないです?スピニングってチョットした不具合で巻き心地って変わると思うので・・・少々面倒ですが、イグジストを2台持っておられるのであれば、2台を解体し原因と思われるパーツを異常のないイグジストと入れ替えてみてはどうでしょう?メインシャフトならおそらく単体購入可能だと思いますよ。メインシャフト単体なら値段も1200円程度だと思います。原因が解れば取り寄せて自分で修理可能だと思います。しかし、僕もスティーズのパーツは単体でいくつか購入していますが、僕が持ってるパーツは紛失する可能性のある小さなパーツ(No,6・13・51)や各ネジ類(No,22・49・57・76・86・87・90)などです。大きな内部パーツは単体購入した事がないので内部パーツの中には単体購入出来ないものもあります。そうなるとメーカーに送り交換してもらわないといけませんね・・・交換が必要なパーツNo,が解れば単体購入可能かどうか?や値段は調べられますのでご連絡ください。

最後にワンウェイクラッチ(No,53)ですが、現地点で僕が持ってる知識としては「何もしないほうがいい」という事ですね。ここに脱脂洗浄剤やオイル・グリスなどを注すと逆転防止機能が効かなくなると聞いた事があります。しかし、これはあくまで情報であって僕自身が経験した事ではないので真相は解りません。実はこの真相については僕も気になるのでワンウェイクラッチが高価でなくパーツで単体購入可能なら購入して検証してみたいと思います。とにかく真相が解るまでは「ワンウェイクラッチは何もしないほうがいい」という認識ですね。厳密にいうとNo,48~No,56までのパーツは僕はオイルも注さないし何もしないです。もし汚れていたら汚れを拭き取るだけって感じですね。

書かせて頂いた内容がお役に立てるかどうか解りませんが、また何かありましたらコメントください。宜しくお願いいたします。
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