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オーディオとお酒と音楽、言葉遊びに旨い物、欲張り男の独り言

黒人音楽大好きで、SP,Tape,EP,LP,CDの山に埋まっています。映像もたくさんあり、死ぬまでに観終わるかどうか?

JBLミニゴンの3WAY化

2012-07-07 09:25:52 | オーディオ
 本当はパラゴンが欲しかったけど、一人でコントロールできる重さ・大きさということでミニゴンを購入、もっぱら古いレコードを聴いている。一番の欠点は一体型みたいなものだから、左右の間隔調整ができないこと、これはパラゴンもメトロごんも同じだが。そのせいか、音がスピーカーから離れず、自然な臨場感が出てこず、音もHiFiというよりLoFiといった感じ。
 
 幸いツィーターのJBL2405(16オーム)とネットワーク3106(クロスオーバー8千ヘルツ、16オーム)が余っていたので、3WAYに挑戦。オリジナルミニゴンの音は残したかったので、8千ヘルツ以上だけを2405に任せることにして、ミニゴンの反射板の一番外側に乗せることにした。大正解。音離れがよくなり、森のフィールド・レコーディングの鳥たちの鳴き声がサラウンド的に広がり、メインシステムのGAUS+JBLの3WAY(リアスピーカーはマトリックス4チャンネル接続)よりも高さと巾が出るではないか。家内も満足しているので、本当に音がよくなっているのだろう。手持ちの部品だけで変更できたので、お金も全然かからず、それも家内の満足の一因みたいだ。見栄えは間に合わせだからパッとしないが、時間が出来たら2405の専用置台を自作することにしよう。FIDELIXのハーモネイターを使って20キロヘルツ以上の音も出しているので、余っているリボン・ツィーターもその内つないでみよう、アー忙しい、忙しい。

「大音響流十方」のお寺

2012-06-05 14:01:51 | オーディオ
2012.6.3(日)

 市内のお寺で、チェンバロとリコーダー、ソプラノ(声楽)のライブがあった。150人以上で本堂はあふれんばかり。最初チェンバロは音が小さくて3人のバランスが取れるか心配だったが、楽器も高そう、演奏者の調律と演奏が良かったのか、かなり大きい音でバランスがよく、気持ちよく聴き入ることができた。

 受付がお寺の別棟の前にあり、天井近くに大きな銘木に「大音響流十方」と彫ってある。大音響が十方に流れるとは、どんなオーディオ・マニアの坊さんがいるのかと思った。でも中を見回してもオーディオらしきものはない。なんでも先々代の住職が書かれたものらしい。

 気になったので帰宅してからパソコンで調べた。なんと「仏説無量寿経」の「讃仏偈」の中の言葉で、「正覚大音 響流十方」から来たもので「正覚の大音、響き十方に流る」と読むらしい。アーびっくりした。「正覚」が省略されていたもので、立派な言葉らしい。でもその住職も「正覚」を省略したのは、私みたいなおっちょこちょいが勘違いするように考えたのかもしれない。マー真相は墓の中である。

 でも「響流十方(四方八方上下)」とはオーディオの真髄を表す言葉かもしれない。いろんなオーディオの実験を体験してきたが、理想の鳴らし方は、空中に固定した球形のスピーカーを鳴らすのが一番だと思っている。断崖絶壁にスピーカーをセットして、当然後ろには空間しかない状態で、音出しをしたことがあるが、非常にいい音だった覚えがある。究極的には断崖絶壁のリスナーの耳の高さの空中でスピーカーから音を出してみたい、今は実現不可能だが、一度やってみたいテーマだ。

 「スピーカー 宙に浮かべて 極楽を聴く」

字余りになってしまいました。