クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

革新と伝統

2012年12月08日 | 日記
いや~、すんごい強風でしたな~。皆様、吹っ飛ばされませんでしたか?

さて先日、残念なことにも歌舞伎界のスター、中村勘三郎氏が急逝されました。
まだ57歳とのこと・・・歌舞伎界のみならず演劇界からもその早すぎる死を悼む多くの声があがっております。

私、歌舞伎も演劇も全く疎いのですが、氏の圧倒的な存在感は画面を通してでも伝わる程ですよね。
また氏は、コクーン歌舞伎等、現代劇と歌舞伎融合させたり、意欲的に海外公演を行ったりと、既存の概念に縛られる事なく活躍されたそうです。

伝統を重んじる保守派からは異端児扱いされていたとも・・・

でも氏にとっては、それらの行動は結構自然な成り行きの末にあったのかも知れません。大がかりな仕掛けも時にはラップを取り入れた事も、目先の奇をてらった訳でもなく、それらが表現する上で単に必要な事だけだったのではないでしょうか?


思えばボクシングでも同様なのかも。
聖拳シュガー・レイ・ロビンソンの革新的なリズムボクシングも、元々タップダンサーでもあった彼にしてみれば極々自然なスタイルだったのでしょうし、

モハメッド・アリのその後のヘビー級の価値観を変えてしまったスピード溢れるスタイルも、彼の資質から導き出された最も効率の良い結論だったと思われる次第。

いつしか彼等の“異端”は“革新”へと昇華して、更にその後の異端によって、よりその環境に適合したものへと進化を遂げて行くのでしょう。

そして後の人々によりそれらの革新の堆積が“伝統”と呼ばれるモ ノになっていったのかも知れません 。
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1 コメント

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Unknown (マニー)
2012-12-09 10:05:17
久々に筆力ある本来の文章です!
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