クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

湘南亭朴竜の拳闘寄席 58 高田君の恋1

2020年07月02日 | ちっちゃいおっさん
えー
湘南亭朴竜でございます
本日も拳闘寄席にお越し頂き誠に有難うございます


朴竜が高校2年の時のお話を3回に分けてお届けいたしますので、お付き合いのほどどうかよろしくお願いします



隣に机を並べるのは高田君

高田君は小太りで赤ら顔、多少理屈っぽくて、子供のようにちょっとしたことで激しやすいタイプ


所謂、イケテナイ高校生


そんな高田君、同じクラスの伊藤さんに恋をしてしまった



高田君は僕の横でいつも切ないため息をついています


そして


「朴ちゃん、伊藤さんって可愛いよね~。ねえ、可愛くない?」


と誰に向かって喋っているのか分からないボソボソとした声で話かけてくるのです


「う~ん、そうだねぇ。可愛いねぇ~。」

と適当に相槌を打つハイスクール朴竜


「ホント!やっぱりそう!? 競争率高いかなあ?」


などど、それはそれはしつこいことしつこいこと。知らんちゅーの


でも伊藤さん、本当は全然可愛くないんです


彼女もまた小太りのおかっぱ頭、色白は素敵だけど地味って感じ


そう、平安時代の女性って感じで、競争率は低くいってば!


でも、Love is Blind、小太り同士、この際付き合っちゃえばいいのだ!


とハイスクール朴竜は思っていました


「高田君さぁ、そんなに好きなら告白してみたら?」


と、相談に乗ったフリして茶化してみると


「うん、俺もさあそう考えていたんだ!いつまでもこのままじゃいけないから、そうするよ、決めたよ!」


と意を決した男らしい顔つきで私を見据えるのです


そうして、


「じゃあ、朴ちゃん、俺の代わりに告白してきてよ!」


「え?えぇ~!?、なんで俺よ?」 


(中編に続く)




写真は本編とは全く関係ないのですが、長野県高田市に出張時に撮影しました。高田繋がりってことで




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