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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

ちょっとお休み

2004-10-25 02:48:33 | 大学生活
明日の午後から一週間、うちの家のインターネットが使えなくなる(プロバイダの乗り換えのため)ので、ちょっと日記も休みます。
28日から11月1日まではロンドンに行く予定。また帰ってきたらまとめて日記書きます。

部屋がさみしい

2004-10-24 09:42:48 | 大学生活
佐野さんが、今日、私の部屋から新しい部屋へ引越ししました。一ヶ月以上一緒に住んでたから、急にひとりになると部屋が広くてガランとしてる気がしてしまいます。
佐野さんは、結構、私と性格が似てて、一緒にいてもあんまり気を使わなくていいから楽でした・・・。とは言っても、佐野さんはほとんどベルラーヘに行っていて家にいることは少なかったけど。
またそのうち新居に遊びに行かせてもらわないとね。

月曜日が、スタジオ(設計演習)の中間発表なので、土日はプレゼンの準備で大変です。今日も敷地を見に行って来たんだけど、そのとき近くにある画材屋に始めていってきました。けっこう大きくて、模型材料も文房具もすごいそろってて驚きました。

写真は、今回のスタジオの敷地の写真です。ロッテルダムの南のBlaakの駅のそばが敷地です。運河の向こうの空き地が敷地になります。

やっと週末

2004-10-23 09:36:22 | 大学生活
今日はやたら一日が長く感じました。
アルド・ロッシのセミナーは今日がラスト。しんどかったけど、なかなか勉強になったと思う。あとは4000ワードのレポートを提出したら終わりです。
来週の月曜日にスタジオの中間発表があって、そのあとは約2週間のテスト期間があります。でも、私たちのコースはレポートが2つあるだけでテストはないので、2週間のうちの5日を使ってロンドンに行ってくることにしました。ロンドンは中学生のときに行ったきり行ったことないし、今は井関が住んでるから、いろいろ案内してもらおうと思ってます。建築を勉強し始めてからは初めて行くことになるし、だいぶ楽しみ。
今日、STYLOSというTU Delftの建築学科にある学生の団体のミーティングに参加してきました。学生主体でいろいろ企画していくという団体なんですが、ある程度なら予算もおりるみたいだし、結構楽しそう。オランダ国内へのエクスカージョンや、建築家のオフィスを見学するとか、好きなことを企画できるみたいだし。小西くんとも話してたけど、来年のロッテルダム・ビエンナーレに来る建築家の人を呼んで講演会してもらうとか、いろいろ可能性はありそうです。
そのあとは、北京から来てるLiuの部屋で夕食をごちそうになって、ちょっぴりストリートダンスを習ってきました。ストリートダンスって一言で言ってもいろいろジャンルがあるんだね、全然知らなかった。いろいろビデオも見せてもらって、説明してもらいました。ダンスなんてやったことなかったけど、久々に体を動かしたら気持ちよかった。やっぱり適度な運動は必要です。

韓国映画

2004-10-21 09:34:46 | 大学生活
英語の授業のあと、Zannaの家でセミナーの発表の準備をLianとKiethとしました。そのあと韓国映画「春夏秋冬そして春」をみんなで鑑賞して、韓国料理をごちそうになってきました。韓国づくしの日でした。
Zannaの料理はおいしかったなぁ。映画は、韓国語だったので全く言ってることはわからなかったけど、映像がすっごくきれいな映画で、湖上に浮かぶ寺が幻想的ですてきでした。

ロスト・イン・トランスレーション

2004-10-20 07:42:03 | 大学生活
今日は、スタジオの同じグループのみんなで敷地模型づくり。やっぱり、みんなでワイワイ作業するのは楽しい。ひとりでプロジェクトやるより、よっぽど楽しいと思う。
そんな中で、西欧のキスと握手の文化と韓国や日本のおじぎの文化について話してたときに、急に「ロスト・イン・トランスレーション見たことある?」っていう話になったんだけど、これがびっくりしたことに、その場にいた中で、見たことないのが私だけでした・・・。イタリア人も、ドイツ人も、ポルトガル人も、韓国人もみんな見てて、「あれはおもしろいから、絶対見るべきだよ!」と言われてしまいました。いやいや、日本人として恥ずかしい・・・。
というか、そんなに評判になってるということを初めて知ってびっくりです。日本に帰ったときにでも見ようかなぁと思ってたけど、なんとかこちらにいるうちに手に入れて見てみようかな。
Drawing and Mediaという授業でも、映画を見て都市について語るという課題があるんだけど、そのなかにも「ロスト・イン・トランスレーション」が入っていました。
この課題は、4つのグループが「ニューヨーク」「ロンドン」「東京」「メキシコシティ」のグループに分かれて、それぞれ2本ずつ映画を見て、そこにどのように都市が表現されているかを分析するというものなんだけど、ちなみに「東京」を分析するために与えられた素材のもうひとつは「AKIRA]。(ちなみに私はロンドンのグループ。)
「AKIRA」の映画も、実はこないだ初めて見ました。日本在住の友人が、オリンピックの総集編とか新撰組とかのテレビをDVDにいくつか録画して送ってくれたんだけど、そのなかになぜか「AKIRA」もあったのです。ちょうどこの授業で話題になってて、見たかったからちょうどよかった。漫画は読んだことあるんですけど、映画は初めて。
舞台は「ネオ東京」、高層ビル群が立ち並ぶ街の中で、「どこか遠くに行きたい」という鉄雄。でも結局鉄雄はどこにも行けないんですよね。いや、最後にはどっかに行ってしまうのですが。
海外の人が、AKIRAやロスト・イン・トランスレーションを見て、東京に対してどういう分析をするのか、だいぶと楽しみです。

2004-10-19 03:56:15 | 大学生活
ここ一週間ぐらい、いい天気が続いていて気持ちよかったんだけど、昨日くらいからまたオランダらしい雨がちの天気に逆戻りしてきました。でも空模様はすぐに変わるので、雨の後にすぐ晴れて、虹が見えることもしばしばあります。

月曜日は例によってスタジオの日です。月曜にスタジオがあると、週末に遊べないからしんどい。昨日も、ほぼ徹夜。今回は2週間の猶予があったから、その間にやればよかったんだけど、なかなかね~。やっぱり結局、前日に徹夜するはめになる。そんなもんだよね・・・。
大学の友人とはMSNメッセンジャーで連絡をとりあうことが多いんだけど、うちのグループのみんなは、朝の6時に私が力尽きたときにも、まだ3人ほどオンラインでした。やっぱりみんな一緒なのね、、、。

今回は、今までの総まとめとしてBricolageというテーマでした。難しいのは、リサーチの結果をどう自分の設計に変換していくかというところ。みんな、なかなかおもしろいプレゼンしてるんだけど、それをどう建築におとしていくのか、それが問題だと思います。それは、オランダで学びたいところのひとつでもあるので、みんなの設計に期待したいと思ってます。
なんて人事じゃないので、私もいろいろ試行錯誤していかないといけないんだけど。

まぁ何はともあれ、とにかく今日はゆっくり休みます。

風車より

2004-10-17 07:19:17 | 大学生活
Zaanse Schansには、オランダの木靴の工場や、チーズのお店、デルフト焼きのお店などがあったり、風車にのぼって景色を楽しんだり、昼にはオランダのパンケーキ(クレープより少し分厚くて、アップルやシロップで甘く食べたり、ベーコンやチーズなどと一緒に食べたり。)のレストランでランチをしたり、なんていうか、久々に観光したなぁというかんじ。
こちらに来てから、観光という観光をしてないことに改めて気づかされた。

建築学生というものは、他の学問の学生よりも旅行好きが圧倒的に多いと思います。というのも、すばらしい建築は世界中に散らばっているし、建築というものは実際にそこに行ってその空間を体験するものだから。
私も、当然のように旅行が大好きで、建築見学旅行とは限らず、海外旅行は毎年のように行っていました。私の場合は、両親が旅行好きというのも大きな影響だと思います。うちの父親も建築事務所をやっているのですが、だからやっぱり旅行が好きなんでしょうか。家族旅行で行った海外は、ハワイに始まり、ヨーロッパ(イギリス、フランス、イタリア)、サイパン、香港、バリ島、ソウル、ベトナム、東ヨーロッパ(ハンガリー、チェコ、スロバキア、オーストリア)、北京、トルコ、台湾、とすでに11回!国内でも小さいころからいろいろ旅行に連れて行ってくれていて、私はそれが普通だと思って育ってきたけど、周りの友達に聞くと、あんまり普通ではないみたい。
父親がお金持ちのカメラマンという知り合いは、すでに50カ国くらい旅行したことある、とか言ってましたが、うちの場合は、そんな金持ちでもないし、仕事柄、海外へ行くというものでもないし、それでこれだけ旅行に連れて行ってもらってるのはだいぶ特殊でしょう。
家庭によって、お金の使い方って全然違うんだと思います。服、車、家、家具、子供の教育、スポーツなどの趣味・・・うちの場合はそれが「旅行」だったのだと思います。私にとってはすごい有り難かった。

ヨーロッパは、家族とも友人とも一人でも来たことがあるので、今、ここだけは行きたい!っていう場所はあまりなくて、だから、こちらに来てからあんまり観光をしてないのだと思う。今は「観光」より「生活」を楽しみたい、という思いもあります。

ちなみに今、ヨーロッパで行きたいところは、1.ドブロブニク(クロアチア) 2.ポルトガル 3.ロシア(ヨーロッパじゃない??) 4.北欧(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)、5.モンサンミシェル(フランス) 6.スペイン南部からモロッコ 7.ポーランド 8.イタリア南部の集落 9.ザルツブルグ(オーストリア) あ~、考えてたら止まらなくなってきた・・・。
どれも週末に行けるほどは近くないので、夏休みとかに行くしかない・・・とすると、この中の2ヶ所か3ヶ所行けたらいいほうかな~。まぁ最近は日本とヨーロッパは近くなったし、時間さえあればいつでも来れるしな。問題は、そういう時間をとれる生活が将来できるかどうかだけです。

だれかこの日記を読んだ方で、ヨーロッパでここはおすすめ!というところがあったらぜひ教えてください!!

輝く都市

2004-10-16 06:21:48 | 大学生活
「輝く都市」でコルビュジエは、郊外に広がる住宅街を否定し、街の中心に高層の高密度住宅を建てることを提案しています。通勤のためにかかる時間を減らし、スポーツセンターなどの施設と、教育施設を高密度住宅に隣接して設け、個人の自由を推進するという思想のもとにしているのです。
コルビュジエの理想とするのは、一日に平均5時間の勤務!住宅を高層化して高密度にすることによって、周辺には緑の広場が広がり、一階はピロティとして歩行者に解放します。もちろん、屋上は緑化ですね。コルビュジエは、機械の力を借りて、人間の働く時間を減らし、より豊かな明るい生活を人間がおくれるような都市を提案したのです。

コルビュジエの提案する都市は、あまりに均質的すぎて、魅力的な街になるとは到底思えませんが、それでも、私たちが私たちの都市を考えていく上でヒントになる思想はあると思います。
最近、都心部に多くの高層マンションが建てられています。郊外に一戸建てを求める人と都心の高層マンションに住む人というのは、ハワードのガーデンシティとコルビュジエの輝く都市、にそれぞれ対応しているわけですね。

それでは、これからの社会にはどういった住宅が必要なのでしょうか?コルビュジエなのかハワードなのか?そんな古い案じゃなくて、もっと新しい住み方が提案されるべきなのか?
これからは、都市や人間の生活はどんどん多様化していくと思います。多様化していかないとおもしろくない!多様化するということは、唯一の答えというものは存在しないということです。都心の高層住宅があってもいいし、郊外に広がる庭付き一戸建てがあってもいい。私は、そんな多様な社会に、より多くの選択肢を与えられるような建築家になれるといいな、と考えています。

ストライキ

2004-10-15 01:57:24 | 大学生活
今日は、オランダの国鉄、トラム、バスまで全部ストで止まってしまいました。というわけで、今日の英語の授業はさぼり。

行こうと思えば自転車で片道45分くらいで行けるんだけど(Hyunはすっごい急いで最短で25分で着いたって言ってた)、英語の授業のためにそこまでがんばって行くのもなぁ、さらに授業があるかどうかも疑わしかったし(結局あったみたいですが)、というわけで、今日はのんびり家で読書しました。

佐野さんは最近、ずっとベルラーヘにこもりきりです。夜中に帰ってきて、朝は10時くらいに行って、家には本当に寝に帰るだけ。しんどそ~~。

模型作り

2004-10-13 01:16:18 | 大学生活
今日は、スタジオのみんなで敷地模型作り。こちらでは、スタイロフォームを使うことは基本的に禁じられていて、それでも使う人は使うんだけど、学校内では一応販売してなくて、基本的に「木」で模型を作ります。あとは画用紙とか、アクリルとか、金属とか、そういう素材も使います。木が安いし、木を加工する道具がそろってるから、木を使うことが多いんでしょうね。日本の大学にもあんな設備があったらいいのに。

明日は、オランダの国鉄からバスまで全部ストで止まるらしいです。どうやって学校行こう・・・?やっぱり自転車??う~ん困った・・・。

今、サッカーのワールドカップ一次予選オマーン戦の中継をインターネットのサイトで読んでいたのですが、無事、勝ったみたいですね!映像で見れないので、全然様子がわからなくて、フラストレーションがたまります!が、勝ったので、ほんとよかった~~。

ベルラーヘのレクチャー Charles Walker

2004-10-12 08:20:37 | 大学生活
今日、デルフトへオランダの建築史の授業を受けに行ったら、なんと授業がオランダ語でした。ありえない~~。オランダ人の学生も取れる授業なんだけど、インターナショナルコースの授業でもあるんだから、英語つかってよ!オランダ語はさすがにまだまだ無理っす・・・。

小西くんの小学校のときの同級生という人がデルフトに遊びに来てて、昼はデルフトの学食で一緒に食べました。京大の物理工の博士課程に行ってるとかで、小西くんの話では小学校のときからできが違ったとか。話してても、なんか論文とか難しい話ばっかりで、すごそーーーっていうだけで、話の内容はほとんどわかりませんでした。典型的な「できる男」ってかんじ。人工知能とかそういう研究してるって言ってました。人の話す言葉を機械にどう理解させるか、ということらしいです。

夕方は、ロッテルダムにあるBerlage Instituteで毎週火曜日に開かれるレクチャーに行ってきました。チケットは売り切れで立ち見がでてたほどだけど、私は、佐野さんにチケット買っておいてもらったので、ばっちり大丈夫。Charles WalkerというOve Arupの事務所の人の講演会で、ブルージュの伊東豊雄さんのパビリオンの構造とかを担当したり、ほかにも数多くの作品を見ましたが、なかなか濃い内容でした。ただ、最後の質疑応答で、建築のfunctionとかそういうところに関する質問をされていて、正直かわいそうでした。なんであんな的外れで微妙な質問ばっかりするのかなぁ。ちょっと失礼なんじゃないかと不安になるほどでした。

レクチャーの後は、また佐野さんと小西くんと一緒にOMAで働いている白井さんとタイ料理を食べてきました。OMAには一年で1万ものポートフォリオが送られてくるらしい・・・。ポートフォリオを送っても、3ヶ月近く返事が来ないことも普通らしいです。すごいなぁ・・・。

このあいだの日記に、竹山先生が映画の美術を担当しているということを書きましたが、その映画に竹山研の友達のうっつんが小道具をやってるらしいです。さらに他の友人フジタケも、エキストラとして出演したとか!藤竜也と共演した!って言ってました。うらやましー。この映画は、クロード・ガニオンというカナダ人の監督の映画で、「KAMATAKI」というタイトルで一年後に公開予定らしいです。カンヌにも出すらしい。
フジタケ、ついにカンヌデビュー!?(エキストラだけど・・・)
もし、竹山先生がカンヌに来るなら、来年ぜひカンヌにも遊びに行きたいなぁ!カンヌ映画祭って一般人でも見に行けるものなのかなぁ??まぁさすがにそれは無理でも、先生に会いに、ついでに誰か有名人に会えたらラッキーってなかんじで・・・。そうなったら楽しいんだけど・・・!

ル・コルビュジエの「輝く都市」

2004-10-08 05:33:49 | 大学生活
Seminarでは、アルド・ロッシの「the Architecture of the city」はひとまず置いておいて、ル・コルビュジエの「Radiant city(輝く都市)」、コールハースの「Delirious New York(錯乱のニューヨーク)」をグループに分かれて読んでいます。私はRadiant Cityのグループです。「輝く都市」でのコルビュジエの提案は、高層マンションに押し込めることが「individual liberty」につながるとか、今の私たちには納得できない部分が多くありますが、当時(1930年ころ)の状況を考えると、コルビュジエのような思想は非常にラディカルだったのでしょう。

skype試してみました

2004-10-07 07:08:51 | 大学生活
今日は英語の授業と、そのあとに講演会に行ってきました。講演会は毎週木曜日にあるんだけど(先週はトゥルーマンショー)、今回のはTUのPhd(博士課程)の人の講演で、はっきりいっておもしろくなかった・・・。
ロンドン在住の井関とスカイプを試してみました。たぶん混線してたのか、後ろでニュースやら音楽やら流れてて、すっごい聞こえにくかった・・・。MSNメッセンジャーもなかなかつながらないし、もっといいツールはないんでしょうかねぇ。

エイムズの部屋2

2004-10-06 06:16:32 | 大学生活
なにせ短時間で作ったもので、精度も悪いし、あんまりうまいことできてないのですが、、、。覗き穴からの写真はこんな感じです。ちょっと暗くてわかりづらいかな。ちゃんと、四角い部屋に見えます??
これはバルセロナパヴィリオンの一部を再現したものです。

エイムズの部屋

2004-10-06 06:12:03 | 大学生活
Text Objectは結局、「エイムズの部屋」の理論をミースのバルセロナパヴィリオンに応用した模型を作りました。「エイムズの部屋(Ames room)」とはエイムズという人が考えたパースペクティブを利用した錯覚を起こす部屋のことで、覗き穴を通して見たとき、脳が、歪んだ形状の部屋を普通の四角の部屋と勘違いするように作られているため、大きな錯覚が生じるのです。上から見るとこのように壁が斜めで、さらに床も天井も傾いているのですが、壁にあけられた穴から覗くと、四角い部屋に見えるのです。