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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

Breda

2004-11-18 06:02:48 | 大学生活
Bredaはオランダ南部、ベルギーから10kmほどのところにある街です。
今回、見学に行ったのは、街の中心部に近く、以前、兵舎などがあった地域Chassé Terreinの再開発計画で、マスタープランをOMAが手がけています。

この写真の奥に見えるのは、ヘルマン・ヘルツベルハーH. Hertzberger によるChassé Theater シャッセ映画館(これは、OMAのマスタープランの以前からあったもの。)、手前には、地下へのスロープがありますが、これはOMA設計の駐車場Chassé parkingです。

駐車場は、傾斜した地形に併せて、天井も床もゆるやかに傾斜していて、場所によっては天井高もかなりあり、駐車場というか、車の展示場っていうかんじでした。駐車してある車も、フォルクスワーゲン、プジョー、ベンツ、アルファ・ロメオ、アウディーなどなど、ですからね!

Venlo

2004-11-17 19:11:19 | 大学生活
内部には、外観からは想像できない大階段の広場があります。ここが集合住宅の各家庭へのアプローチを兼ねています。

木の格子を、大階段のファサードに用いていて、ちょっと日本的、というか隈さんの建築を想起させられます。
ここはなかなか気持ちがいい大空間でした!何箇所か街に向かってヴォイドが開いていて、広場であったり、教会であったり、町への風景が、大階段に呼び込まれるような設計になっています。

この階段の下には、警察署が入っています。警察署と集合住宅は、全く関わらないようにできています。本当は、階段の部分から警察署へ光をとりいれることも考えたらしいですが、さすがに警察署だけあって、外部から覗かれると困るということで、完全に隔離することになったみたいです。

Venlo

2004-11-17 19:04:42 | 大学生活
スタジオの一環で、オランダのVenloとBredaという街へスタジオのメンバーで行ってきました。
Venloには、私たちのスタジオのチューターであるRalfが働くオランダの設計事務所KCAPでRalfが関わったプロジェクトがあるので、それを見に行ってきました。
Venloは、ドイツとの国境で、運送会社がたくさんある街らしいです。

この建築は、集合住宅と警察署、ショッピングセンターのコンプレックス。外観は、広場の周囲の環境に配慮して、高さや色を押さえてあります。
この街はけっこう建築に関して保守的だったみたいで、コンペに勝った後も、行政とのやりとり、警察とのやりとりなどいろいろ大変だったみたいです。

Van Nelle

2004-11-16 04:21:48 | 大学生活
Van Nelleでやっていたexhibision。
映像と音のインタラクティブな展示をしてました。
けっこうきれいだし、おもしろかった。

ダッチ・モダニズム in Rotterdam

2004-11-15 00:30:52 | 大学生活
ブリクマン&ファン・デル・フルフト Brinkman & Van der Vlugtによるファン・デル・レーウ邸 Woonhuis Van der Leeuw [1927-29]です。

写真の真ん中の白い住宅です。彼らは、ファン・ネレのタバコ工場を設計したことで有名です。小野伸二がプレイしてるフェイエノールトのスタジアムも彼らの設計です。ファン・デル・レーウ邸はファン・ネレの会長の住宅で、1929年だから、ファン・ネレ工場や、コルビュジエのサヴォワ邸より前に建てられているんですね。
典型的なモダニズム建築、悪く言ったらコルビュジエのパクリに見えないこともないですが、いやいや、今の私が見てもなかなかシャープで好感の持てる外観で、質の高さを感じました。

今、ファン・ネレ工場でイベントがやっているらしいので、明日、小西くんとリサちゃんと行って来る予定です。

ダッチ・モダニズム in Rotterdam

2004-11-14 23:22:09 | 大学生活
近所にあるオランダの近代建築を見に行ってきました。

W.ファン・テイエン、ブリクマン&ファン・デル・フルフト W.van Tijen, Brinkman & Van der Vlugtによる ベルフポルダー集合住宅 Bergpolderflat [1932-34]

片廊下式で一機のエレベーターでアクセス可能となってます。労働者階級が支払い可能な家賃に抑えるために、建築の質をおとすことなくコスト削減を図ったというもの。

オランダの町並みは、基本的にレンガ造りなので、このような、真っ白な機能主義の建築は、だいぶ違和感があります。

ロンドン5日目 -バートレット-

2004-11-12 07:26:04 | 大学生活
最後に、井関の通うバートレットの中を見せてもらってきました。意外と小さかった。建築を学ぶ校舎としては、正直すばらしいといえるものではなかったかも。それでも、TU Delftと違って、ユニットごとに小さいけど部屋がもらえるそうで、それはうらやましい。
学生の作品は実験的で刺激的なものが多いです。TU Delftってそれに比べると正統派って感じ。保守的なのかな。TUは、建築を学問として捉えているあたりが、そういう印象を与えるのでしょう。
バートレットはすでにもう、建築っていう枠組みがなかったです。

ロンドン5日目 -シティ-

2004-11-12 07:16:59 | 大学生活
ロンドン最終日。前日はロンドン動物園にフランス料理、とのんびり休日を楽しんでしまったので、今日は建築を見に行くぞってなことで、とりあえず、リチャード・ロジャースのロイズ・オブ・ロンドン。それから、完成したばかり、なのかまだ工事中?のノーマンフォスターによるSwiss Re Headquarters。建築のいい悪い、好き嫌いは別にして、まぁ物議を呼ぶ建築というのはある意味、成功なんだろうなぁ、と思いながらフラフラ街を歩いてました。

ロンドン2日目 -ロンドン・アイとサーチギャラリー-

2004-11-10 01:44:31 | 大学生活
世界一の高さを誇る観覧車ロンドン・アイの横を通って、井関のお勧めのサーチギャラリーへ。ここは、現代美術のギャラリーで、部屋一面にオイルが敷き詰めてるところや、鳥の足の骨を並べたアート、などなど、実験的な芸術作品が展示されています。男性の性器が誇張されている椅子とか、マネキンを切断して加工してある作品など、刺激の強いものも多いのですが、そんななかを幼稚園くらいの子供たちがかけまわっていたりして、う~ん、ロンドンの子供たちはこうやって育っていくのか、とちょっと考えてしまった。


ロンドン2日目 -セント・ポール大聖堂-

2004-11-10 01:36:33 | 大学生活
テートモダンからノーマン・フォスター設計のミレニアムブリッジを渡って、向かいのセント・ポール大聖堂へ。この教会は、17世紀の建築家クリストファー・レンによるもの。学生6ポンドで教会に入れるんだけど、6ポンドって約1200円!高いよ~!でも、わざわざロンドンまで来たんだから、、、テートは無料だったし、、、(企画展示は無料じゃないけど、絵の見すぎで消化不良をおこした私は当然行かなかった)と思って、意を決して入ってきました。ドームも階段で登れます。ロンドンの中心にあるので、ロンドンの街が一望できて気持ちよかった。地下もあるんだけど、すっかり行くの忘れてました。有名な人の墓なんかがあるみたいです。

近所の教会

2004-11-10 00:27:17 | 大学生活
久しぶりの日記です。
日記って、一度書かなくなるとなかなか復活できないのよね。今までも、何回か日記をつけようとチャレンジしたけど、いつも途中で書かなくなってしまう。
今回はそうならないようにがんばります。

ロンドンから帰ってきてからは、たまったレポートを仕上げるのに必死でした。というか、まだ全然おわってないけど。テスト休みは先週で終わりで、昨日の月曜日から学校が再開しました。

今日は、久しぶりのスタジオ。後期のイントロダクションだと思って、みんな何も用意していかなかったら、先生はみんなプロジェクトを進めていると思っていたらしくて、ちょっとご機嫌斜めになってました。来週のスタジオは、エクスカージョン。スタジオのメンバーでBredaという街にある、OMAがマスタープランをした集合住宅を見に行ってきます。楽しみ~~。
今度、スタジオで、人を招いてレクチャーを行わないといけないのですが、その講演者の候補として山本理顕さんや、ペットアーキテクチャー(これは塚本さんのことを言ってたんでしょうか?塚本さんの名前は出てきてなかったけど)などの名前が出てきていました。実際には日本から来てもらうのは難しいし、しかも、一応今回のスタジオはhousingがテーマなので、ペットアーキテクチャーなんて集合住宅の話じゃないし、結局オランダの建築家で落ち着きそうです。
あたりまえだけど、私としてはせっかく日本からオランダに来てるんだから、オランダの建築家の話を聞きたい。

写真は、うちの近所にある教会です。紅葉ももう終わりかけで、そろそろ冬がくる気配がただよってきました。こういう水辺と芝生とレンガの建物、っていう風景はオランダらしいなと思います。

ぼちぼちロンドン旅行記を書いていこうと思います。