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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

KAMATAKI

2008-03-11 15:57:29 | 映画の感想
今の事務所のスタッフのひとりが、今度、メキシコのカラチの事務所に行くことになりました。
メキシコはスペイン語が話せないと、現地の人とコミュニケーションが取れないから、大変だと思うけど、がんばってもらいたいです。
メキシコは、見所がいっぱいあるから楽しそうでいいなぁー。とは言っても仕事で行くとなるとなかなか休みがないと遊べないから意外と観光はできないんでしょうが、、、。

それから、私の大学の研究室の先生が美術監督をした映画がこのたび公開されました。大学時代の友達や後輩がいろいろ手伝ったみたいです。エキストラでも出てるはずなので、暇をみつけて見に行こうと思います。
「KAMATAKI」という映画で、カナダから来た青年が日本の伝統的な陶芸?を学んでいくというような話だと聞いています。
一応、宣伝までに。↓
http://www.kamatakimovie.com/jp/site.html

ブレイブストーリーとゲド戦記

2006-08-28 13:01:43 | 映画の感想
日本に帰ってきてから2つ映画を見に行ってきました。
二つともアニメ(笑)

ブレイブストーリーは、知り合いが作品の制作に関わっているのもあって見に行ってきたのですが、これがなかなか面白かったです。
CGをうまいこと使ってあるのか、きれいでかつ迫力のある絵。CGが違和感なくなじんでいるのがすごいです。感心しました。
声優も、松たかこやウエンツ、大泉洋など俳優を使っているのですが、俳優ってさすがですね。全く違和感がなかったです。最初はこの声、松たかこがやってるんだなぁとかイチイチ考えながら観てたのですが、話がすすむにつれて、そんなこと忘れて映画に没頭。
映画の製作ドキュメンタリーを事前に見たときに、ウエンツがアテレコに苦労してる様子があったのですが、いや、ウエンツもよかったです。いい味だしてました。
ストーリーもなかなかです。爽快だし、考えさせられるところもあるし、いいバランスでした。原作は宮部みゆきさんが書かれていて、この2時間の映画では描ききれていない部分ももちろんあって物足りなくもありますが、そのあたりはしょうがないところですよね。物足りないと思うってことは、その分、物語に引き込まれてるってことだし。
ゴンゾという会社が制作しているのですが、今後も面白い魅力的なアニメを作っていってほしいです。映像を作る技術は充分にあると思うので、どんな監督でどんな物語を作っていくのか、ですよね。

ゲド戦記、こちらはかなり悪い評判ばかり耳にしていたので、だいぶ覚悟して見に行ったから、逆に、そんなに悪くないんじゃないのかな、と思いました。ジブリとはいえ、初監督なわけだし。
ジブリの映画はいつもそうですが、背景となる都市や建物の描写はさすがです。あ~、こんなところ行ってみたい!って思うんですよね。
次回作を期待した上で注文をつけるのであれば、爽快さが足りなかった、街や自然の風景や想像上の建物などジブリの魅力をもっと生かして欲しい、敵のキャラも愛着が持てるようにしてほしい(最後のアレは気持ち悪すぎ)。
ジブリの映画で私が好きなのは、街や建物や乗り物が、すっごい魅力的なところなんです。ラピュタの天空の城や飛行船、千と千尋の湯屋、ハウルの城。それが今回の映画では物足りなかったです。それなりには街の風景とか魔女の居城とか魅力的なんだけど、ジブリならもっとやれるんじゃないかな。それをもっとがんばってほしい。
この映画も俳優の方を声優で使ってました。テルーはちょっと違和感あるなぁ、と思ったらテロップで新人、と出てました。きっと若い人なのでしょうね。歌はよかった。俳優の方はやっぱりさすがです。アレンの声は渋かったです。ハウルのキムタクといい、ジャニーズを馬鹿にしてはいけないな、と思いました(笑) 一番よかったのは香川照之さん。

それにしても私、日本に帰ってきてから日本文化満喫してますね。

Fried Dragon Fish

2006-02-09 09:11:48 | 映画の感想
このあいだ、ロッテルダムフィルムフェスティバルに行ったときに、一緒に行った友達と日本映画の話になって、浅野忠信はやっぱりすごいよね~、なんて語ってたんですが、そのとき話題に出た「Fried Dragon Fish」。
これは私が始めて浅野忠信を知った作品で、この作品で浅野忠信の存在感にやられてしまった。
最近は、オダギリジョーかっこいい!とか、岡田准一かっこいい!なんてミーハーなことを言ってる私だけど、やっぱり浅野忠信に勝る俳優は今のところいないと思う。
どうしてももう一度見てみたくなって、深夜にもかかわらず見てしまいました。
というわけで、ちょっと感想でも。


「Fried Dragon Fish」
出演:芳本美代子、浅野忠信 監督&脚本:岩井俊二

とにかく浅野忠信の存在感がすばらしい。
そして当然だけど、若い!きっとまだ10代のはず、、、。
それでいてこの存在感を出すってところがすごい。
ベッドの上に座っているだけで。
床に転がっているだけで。
水族館の中に飼われているナツロウ。
ナツロウに広い海を見せてあげたかった。

「俺は死ぬなら食べられて死にたい。サメとかライオンとか。」



私が「Fried Dragon Fish」を観たのは、高校の2年か3年のときだったと思う。同じく岩井俊二監督の「Picnic」と二本立てで公開されていた。でも後で聞いた話だと「Fried Dragon Fish」はもともと深夜のドラマか何かだったみたいなんだけど。
それまで、映画といえば、ハリウッド映画か日本の有名な映画しか観たことないような人間だった私が、なんで、こんなマイナーな映画を観にいったのか、今となっては思い出せないけど、とにかく、この二本の映画は、私の映画観を完全に変えた作品です。

「映画ってこんなに面白いんだ」
「日本にもこんな格好いい俳優がいるんだ」

カルチャーショックでしたよ、本当に。

この後、浅野忠信、岩井俊二を中心に、いろんな邦画を見るようになったし、ちょうどそのころ、ゴダールやゲンズブールの作品がリバイバルされていたので観にいったり、ウォンカーウァイや他のアジア映画も、とにかくそのころ公開されていた映画はかなり観にいきました。
私に映画への興味を与えてくれたのが、この二本の映画だったわけです。
(まぁそのあと、大学に行った後は、貧乏学生の私は映画館に行くお金ももったいないと思うようになって、ほとんど映画を観なくなるんですが・・・)

とは言っても、この映画はあんまり人にオススメはしません。特に「Picnic」は、友達で観た人もすっごい微妙な反応なんですよね~。確かに、私もあんまり何度も観たい映画ではないしなぁ。
映画も出会うタイミングが大切だなんて、誰かが言っていたけど、そういう意味では、高校時代の私にとっては、あのタイミングでこの映画に出会えて本当によかったと思う。

リンダリンダリンダ

2006-02-05 11:21:55 | 映画の感想
昨日、プレゼンを、全然無事ではないけれど、なんとか終えました。
まだまだこれからも頑張らないといけません。

それで、今日は、35th Rotterdam Film Festivalで映画「リンダリンダリンダ」を観てきました。
ロッテルダムフィルムフェスティバルは、若手の登竜門的なフィルムフェスタで、日本からもたくさんの作品が出ています。有名なところだと、「Takeshi's」「オペレッタ狸御殿」「妖怪大戦争」とか。あと、知らない監督の作品も他にもたくさんあったけど、知らないだけに全くわからない・・・。こんなに日本から映画が来てることにびっくり。
もちろん他の国からもたくさんの映画が来ています。字幕は基本的に英語。


今日が映画祭の一般人が見れる最終日で、昨日がプレゼンだったので、結局、私は今日しか行ける日がなかったので、あまり選択肢もなかったんだけど、それでも去年けっこう評判がよかった「リンダリンダリンダ」がやっていたので、それを友達と見に行ってきました。



内容は、簡単に言うと、高校生の4人の女の子たちが、学園祭でバンドを組んで、ブルーハーツのリンダリンダや終わらない歌を演奏するっていう青春モノの話です。
ストーリーも単純だし、話の展開もわかりやすく退屈しないし、とっつきやすい映画だと思いました。
逆に言ったら、悪いところは、物議を醸すような、毒々しさやわかりにくさ、映画としての美しさが足りなくって、ちょっと軽いかなぁ、と。

韓国人のソンちゃんが超かわいかった。
他の3人も、あ~、あんな感じの子いたいた!っていう、もちろんあんなにかわいくはないんだけれど、でもそんな普通の高校生のキャラを演じてていい雰囲気だしてました。

それにしても、ブルーハーツとか、学園祭とか、、、、自分の高校時代を思い出して、懐かしくてしょうがなかった。

自分の高校時代、、、、
カラオケといえば、男の子が歌うのはブルーハーツかミスチル。ちょっと悪ぶってる人はブルーハーツで、正統派はミスチル、みたいな。
私はバンドはやってなかったけど、バスケ部の友達と「アカペラーズ」なんて名前でロリポップとか舞台に出て歌ったなぁー。今なら絶対やんないけどねー。
1年生のときは、クラスでお化け屋敷みたいの作って、風船で教室をいっぱいにするために酸欠ぎみになりながら風船ふくらましつづけたなぁ、2年のときは、チョコバナナつくって、3年では山田詠美の「僕は勉強ができない」を劇でやったり、、、。ちなみに私は礼子っていう役でした。貧血の優等生。なんか無機質な感じが私とイメージがかぶったらしくって、抜擢されました。でも、劇の練習って言って集まってはみんなで遊んでばっかで、本番はぼろぼろ。

あ~、かなり懐かしくなってきた。
あのころは、何も悩みとかなくって、毎日をほのぼのと、たんたんと生きてたな~。

今の高校生はカラオケでブルーハーツとか歌うのかなぁ?
私の時代でもさすがにブルーハーツはリアルタイムではなかったけど・・・。

映画館から出てきた後、オランダ人の女の子が「リンダリンダ~♪」と楽しそうに歌ってたのが、印象的でした。
ちょっと嬉しかった。

ジョゼと虎と魚たち

2006-01-27 08:04:46 | 映画の感想
やっとこの映画を観ました。
ジョゼと虎と魚たち。
http://jozeetora.com/index_f.html

すごいよかったです。
あの映画の雰囲気とか、音楽とか、風景とか、言葉とか。

妻夫木くんは、正直今まであまり好きではなかったんだけど、この映画ではすごいはまっていたと思う。すごいリアルに感じた。普通にその辺にいる男の子だった。

池脇千鶴のジョゼがまたいい味を出していました。
あんなボサボサ頭で憎まれ口ばっかりたたいている女の子に、観ている私まで惹かれていってしまった。
池脇千鶴はすごいと思う。ちょっと間違えればすごい浮いてしまって不自然になりそうな役なのに、少なくとも私にはすごくすんなりジョゼのキャラクターが受け入れられたし、それどころかすごく魅力的に見えた。

簡単に言ってしまうと、この映画は、足の不自由な女の子のジョゼと、普通の大学生の恒夫の恋愛の話。
でもそこで描かれているのは普通の平凡な恋。

今のところ幸運にも五体満足な体を持つ私にとっては、ジョゼと恒夫の恋は、現実的ではない恋愛の形なわけです。それなのに私は、恒夫の気持ちにも、ジョゼの気持ちにも同調してしまった。

普通の恋愛もののドラマとか映画って、正直そんなに好きなほうではなくって、いつも人様の恋愛ごととして観てるんだけど、なんでかこの映画で描かれていた恋愛の気持ちはすっごくリアルに感じる。
シチュエーションはリアルじゃないのに、この映画で描かれている恋愛が、いわゆるトレンディードラマで描かれるキレイごとや憧れの恋愛像じゃなくって、リアルに近い心の動きをしているからなのかな。

最後の恒夫のセリフ
「別れても友達になれる種類の女の子もいるけど、ジョゼは違う。
 僕はジョゼに会うことは二度とないと思う。」

そこにちょっとぐっときました。
私も、どっちかっていうと、別れた彼氏と友達になるのはできない種類の女の子ではないので。
別に友達をやろうと思えばできるんだけどね。
それでもやっぱり私にとっては、別れても彼氏は簡単に友達には戻らないんだよなぁ。

くるりの音楽もよかったです。とっても。

てやんでえ!

2005-11-12 11:39:23 | 映画の感想
監督・脚本:宮藤官九郎の「真夜中の弥次さん喜多さん 」を見ました。
すっごいくだらない(笑) 
ほめてます。

出演者が豪華です。
エンドロール見ていたら、こんな人も出てた?!っていう人がけっこういたから、もう一度見直さないと!

この映画、全米進出っていうニュースを見たのですが、この映画、向こうで受けるのか!?っていうか、この映画は日本人でも好き嫌いあるだろうけど。