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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

Maurice Nioのレクチャー

2004-12-16 02:41:56 | 大学生活
今日は、私たちのスタジオで呼んだMaurice Nioという人のレクチャーでした。
http://www.nio.nl/

NOXというオランダの建築事務所を立ち上げたメンバーの一人なのですが、今は、個人で事務所をやっているみたいです。
「自然」であったり、「工芸品」であったり、建築以外のものからインスピレーションを得て、それをどのように建築化するかということに興味があるみたいで、いくつかの作品を例にだしながら、そのアプローチを紹介してくれました。
その建築化するときの彼のアプローチなのですが、とにかくディテールに焦点を置いているのが大きな特徴です。
私たち学生からすると、空間の質や建築全体の構成の前にディテールの話がいきなり始まると、「なんでいきなりディテール??」とすごい不思議に感じてしまうのですが、ある学生が「spaceやformに関してはどう考えているのですか?」という質問をしたら、ちょっと機嫌悪そうに「それらは重要ではない」と答えていました。
明らかにディテールのみにこだわってるという話をしてる人に、こういう質問はしちゃいけないんですね。

ところが、彼の作品を見ると、けっこう豊かな空間をつくっているので、ディテールにしか興味がないというのが非常に不思議なのです。
結局、ディテールにしても構造にしても、都市にしても、建築を設計する際のアプローチのひとつの方法でしかないわけで、違うアプローチをとっても、同じ解答が現れることもあるわけだし、ディテールから全体をつくるというのも、ひとつの方法として成り立つのだと思います。

わざわざ大学いったのに・・・

2004-12-14 03:28:37 | 大学生活
今日は、アーバニズムの授業でヨー・クーネンがレクチャーに来る予定だったのですが、急遽キャンセル!わざわざロッテルダムからデルフトまで行ったのに、そのまま帰ってきました・・・。

日本の大学のように、研究室があって、自分の席やパソコンが学校にあればいいのですが、こちらの大学では自分の居場所がないため、作業は基本的に家でやることになります。模型をつくる部屋も、夕方に閉まってしまうし、土日も開いていないし、その辺はすごい不便。今日みたいに急に授業がキャンセルされると、困ってしまいます。

明日、リサちゃんが京都に帰ります。リサちゃんのいる生活に慣れてしまったので、一気に寂しくなるなぁ。気をつけて帰ってください。

今、小西くんと、リサちゃんと、オランダ建築案内のサイトを立ち上げようと企画中。近代建築から現代建築、最新プロジェクトまで網羅したサイトが作れたらいいなぁと考えてます。
せっかくオランダにいてオランダの建築勉強してるので、その写真や情報をきちんとまとめて公開していきたいと考えてます。

-3度!!

2004-12-10 08:18:00 | 大学生活
今日は、めちゃくちゃ寒かった!急に冷え込みました。明日の予想最低気温は-3度だって!恐ろしい~・・・。
オランダは暖房の設備はしっかりしているので、室内にいる限り、寒いとは感じません。日本の冬の朝は布団からでたくないけど、こちらは、部屋が暖かいのでそういうことはないです。

今日はPeter Trummerという人のレクチャーがTUでありました。住宅のタイポロジーを図式化していて、その図式自体は非常に刺激的なのですが、それを実際の建築の設計に応用しきれていないところが少し残念な気がしました。

オランダ建築のブームは終わりつつあるという話を聞いたことがありますが、私も、実際、日本にいたときはそのように感じたこともありますが、こちらに来ると、それはないだろう、と思いました。いや、ブームという一時的な「はやり」としてのオランダ建築は終わるかも知れない。でも、オランダ建築のレベル自体が下がることはないと思います。
なぜなら、教育の基盤がしっかりしているし、メディア関係も整っている。それに、有名無名にかかわらず、いいものをつくろうと試みている建築家が非常に多い。雑誌に載らないような建築家でも、けっこういいもの作っていたりするんです。

オランダは、いい建築をつくって、残していくという土台が非常にしっかりしていると思うんです。これからも安定して、いい建築家を生み出していくし、たくさんの実験的な建築プロジェクトを生み出し続けることができる国だと思います。

あと、日本の建築が世界的に認められ続けるためにはメディアの力が非常に重要だと思ってます。
日本の建築や建築家に興味があっても、欧米からはなかなか実物を見に行けないし、留学しても授業は全部日本語だし(英語の授業をやってるところもあるらしいですが、少なくとも私の大学は完全に日本語でした)。こちらで、日本の建築を知るのは、ほとんど雑誌を通してなんですよね。
本当に、メディアの力は偉大だと思う。

Dutch food

2004-12-09 07:14:05 | 大学生活
オランダ人の学生の家で、オランダ料理をごちそうになってきました。
学生のためのアパートで、個室が15人分と、大きい共有のリビングルーム、キッチンがついていて、214ユーロだと言っていました。
留学生のためのアコモデーションが330ユーロなのを考えるとだいぶ安いし、部屋も快適そうでした。まぁきれいとはいいがたいけど。
壁にはメキシカンな絵がペイントされれました。去年メキシカンパーティーがあったときに書いたらしいです。そういうところが学生寮っぽくっていいな。

スタジオ@ラルフの事務所

2004-12-08 02:13:23 | 大学生活
毎週火曜日のスタジオが、今週はRalf(スタジオのチューター)のスケジュールの都合で、月曜日にロッテルダムのRalfの事務所で、やることになりました。
事務所を見れるのは、よかったです。他の設計事務所と共同で、模型室や会議室、事務所の部屋、バスルームなどを持ったビルのワンフロアを借りたものでした。なかなか小さいけど居心地よさそうな事務所でした。日本の設計事務所と何が違うかっていったら、まずは色が違う・・・。全体的に壁紙とか家具とかの色が暖色系なんですよね。日本の建築事務所って白か灰色ってかんじ。しかも、できてくる建築についてもけっこう同じですよね。

夜、Hyunと小西くんと、リサちゃんと、私のスタジオの作品について話したんだけど、HyunってUrbanism専攻してるだけあって、考え方がまったく違うことに気づかされました。
私も小西くんもリサちゃんも、あとRalfもそうだと思うんだけど、建築をやってる人って、建築から設計をするんですよね。建築のコンセプトをどうやったらわかりやすく表現できるか、とかそういう視点で建築をつくる。まぁ、シンプルに言ってしまうと、おもしろくて刺激的な建築をつくりたいんですよね。
Hyunの場合は、まず、都市のためにこの敷地に何が必要か、この場所にこの建築をつくることによって、都市にどのような影響を与えたいかということをはっきりさせないといけない、という考え方です。周辺環境の交通や地域性を最初に分析して、この場所に何が必要かわりださないといけない、と言うのです。

もちろん、Hyunの言っていることは正当な意見なのですが、結局のところ、優先順位の問題として、建築コンセプトを優先するか、都市のコンテクストを優先するかの違いだと思います。例えば伊東さんや妹島さんは建築重視派だし、理顕さんは都市コンテクスト派かな。

聖ニコラスのパーティー

2004-12-05 11:40:25 | 大学生活
今日はRosaの家で聖ニコラスのパーティーをしました。ポルトガルにイタリアに日本に中国の料理がそろって、さらにケーキにチョコレートにクッキー、アップルパイと食べきれない大量の食料に、ワインもみんな持ってきたから10本くらいあって、えらいことになってました。
ドイツ人のSarahは、ドイツ語の名前は忘れたけど、というか発音が難しすぎて認識できなかったんだけど、砂糖とレモンの皮入りのホットワインをつくってくれました。これがすっごくおいしい!ドイツではクリスマスといえばこれ、らしいです。温まるし、適度に甘くてほっとする感じ。

それから、みんなでプレゼント交換をしました。名前の書いてあるくじをみんなが引いて、その名前の相手にプレゼントを用意するというもので、一応、予算は5ユーロ。私のあげる相手はZannaだったんだけど、彼女はなぜか今日は来なかったので、また今度わたさないと。私のプレゼントはTimoteoからでした。かわいいpillowをもらいました。ありがと~。
ほかのプレゼントは、写真たて、ろうそく、テーブルクロス、建築案内の本、模型用の人形、ポスター、室内用のスリッパでした。

さらにこのあと、Chung Suの家でやってるというパーティーにみんなで行ってきました。違うスタジオのグループなので、けっこう知らない人も多かったです。でもパーティー一日二個はちょっとしんどい・・・。

しかも、帰りにデルフトからロッテルダムの電車を待ってたら、どうもおかしい・・・。電車の案内もないし、アナウンスではオランダ語でなにか言ってるんだけど・・・。これは困った、どうしよう、と思ってたら、たまたま来た親切なオランダ人が「電車が止まってて、かわりに駅前からバスがロッテルダムに行くみたいだよ」と教えてくれました。彼がいなかったらずっと駅で待ってるはめになるところでした。頼むから英語のアナウンスも流してください・・・。
そのバスのことを教えてくれた人は、やったらフレンドリーで、オランダ人ってこんなフレンドリーだっったっけ?とびっくりしました。ドイツ人の彼女をつれてたんだけど、彼女のほうはけっこう無口でむっつりしてるのに、オランダ人のほうはぺらぺら周りのほかの人にも話しかけたりして、しゃべりまくってました。
バスで隣に座ったオランダ人のおじさんもやたらフレンドリーな人で、「俺はアジアンネームも持ってるんだ」と言って名刺をみせてくれたけど、なんのことやら?意味不明でした。漢字なのかと思ったら、漢字じゃないし、なんか記号みたいのだった。

考えてみると、こちらに来て4ヶ月たつのに、オランダ人の友達はまだひとりもいません・・・。日本ではオランダ人の友達いたのになぁ、、、。変な話だよね。

部長のお別れ会

2004-11-28 10:47:11 | 大学生活
今日は、クライミング部(オランダでインドアクライミングをやってるグループがあるのです)部長の小池さんが日本に帰られるということで、デルフト在住の石黒さんの家で鍋パーティーをやりました。出席者は、幹事の毛利さん、デルフトの博士に行ってる京大出身の柴田くん、交換留学で東大から来てる河野くん、小林くん、真澄くん、私と同じMScの岡本くん、岡くん、あとアムスで働いてるともちゃん、あとスペイン人の、え~と名前忘れてしまいましたが、女の子。あと石黒さんと小池さんというメンツでした。先週の日曜から3度目の鍋!日本でもこんなに鍋ばっかり食べることは少ないよなぁ
石黒さんが、前日、鳥を丸ごと買ってきてさばいたらしくって、ひとつは鶏がら鍋。竜田揚げも大量にあって、あとつくね。それからもうひとつの鍋では味噌ちゃんこをやりました。すっごい食べた。おいしいんだもん~。
スペイン人の女の子が一人いたけど、あとみんな日本人だし、鍋やってプレステやって、ってな感じだから、ほんとに日本にいるような感覚でした。
小池さんには、落合博満の書いた「野球人」を餞別(?)に渡されました。小池さんも三重出身の中日ファンなのです。これ読んで「3度泣いた」って言ってました。それを聞いた柴田くんはこの本をちらっと読んで「18回は笑える」と言ってました。っていうか、「野球人」の本が置いてある女の子の部屋ってちょっと嫌かも・・・。誰にもばれないように、こそっと読みたいと思います。

スペイン人から言わせると、オランダ人って暗いんだそうです。彼女が今シェアしてるアパートでは、誰も笑顔じゃないんだとか。朝起きて、笑顔でハローって言うと、何かいいことあったの?って聞かれるんだ、って言ってました。
それでも、ロンドンに住んだことのある人に言わせると、オランダ人は友好的だそうです。イギリス人は、階級社会だから、けっこう偏見を持っている人が多いのだそうです。オランダにも階級による偏見も多少はあるらしいですが、比較的、外国人に対する偏見は少ないと言っていました。
確かに、私がヨーロッパを旅行していたときに、たいていの国で「アジア人か」と馬鹿にしたように見られるか、「アジア人だ~」って興味をもって話しかけられるかのどちらかってけっこうあったんですが、オランダ人は特別視しないで普通に接してくる印象があります。オランダは特殊な風習や文化が少ないし、外国人には住みやすい国だと思います。

ただ、最近のテオ・ファン・ゴッホの事件についてのニュースなどを聞いていると、オランダもそういう一面があるんだなぁ、と気づかされます。結局、国民性というよりは、そういう差別意識とかって個人個人によるんでしょうね~。
テオ・ファン・ゴッホの事件というのは、11月の始めに、画家のファン・ゴッホの遠縁にあたるテオ・ファン・ゴッホという映画監督が、アムステルダムの路上でモロッコとオランダの二重国籍を持つ若者に殺されたという事件です。そのあと、モスクやイスラム系の小学校が放火にあうなどして、イスラム教に対する報復ではないかと波紋を呼んでいます。

先日、小西くんがテレビで日本のイルカを食べる習慣を批判するような番組がやっていたと言っていました。日本のある地域では、イルカを食べる習慣が今でもあるそうで、そんなことすら私は知らなかったのですが、その番組のレポーターに言わせると、イルカは賢い動物だから食べるのはかわいそうなのだそうです。番組の最後では、日本はどんどん西欧の社会をまねて変わってきたのだから、このかわいそうな風習も早くなくなることを期待します、というようなことを言っていたそうです。
牛や豚や鳥は食べてもいいけど、クジラやイルカは食べてはいけない、というのは、西欧の価値観ですよね。それをまるでイルカを食べることが野蛮な風習かのように、批判的にとらえているのはおかしいことだと思います。賢いから食べてはだめ、という理論は私にはいまいち納得できないものでした。牛ならかわいそうじゃないの?賢くないから食べてもいいの?賢いか賢くないかっていう基準で食べてもいいかいけないか決まるっておかしくない?

西欧の人は、やっぱり西欧の文化を基準に考えているのでしょうか。日本という国は、世界でもいろいろな意味で認められている国だと思います。それはオランダにいても非常に感じる事実なのですが、もしかしたらそれは、日本がアジアの中でも西欧の文化を一番吸収して変化してきたからなのかもしれません。
テオ・ファン・ゴッホにしても、イスラムの文化が未熟な文化であるような映画を撮ったり、イスラム教を批判しているとしたのが、殺人の原因であると言われています。イスラムの文化が批判されたからといって殺人を犯してしまうというのでは、イスラム文化が批判されてもしょうがない、とも思ってしまいますが、やはり、キリスト教の欧米の人々には、他の文化を自分たちの文化より下に見ている部分が多少なりともあるんじゃないでしょうか。

もちろん、そうじゃないヨーロッパ人がたくさんいることも知ってます。より多くの人が、自分の文化と同じように、他の文化に対しても大切に考えるようになってほしいと思うばかりです。

テオ・ファン・ゴッホの映画がインターネットで見られるようです。私もまだ見てないのですが、興味がある方はぜひどうぞ。
http://www.ifilm.com/ifilmdetail/2655656

ZannaのBirthday Party

2004-11-26 10:21:28 | 大学生活
スタジオで同じグループの韓国人Zannaの誕生日パーティーでした。
デルフトに通う留学生のほとんどが住んでいるのがコンテナ、もしくはスペースボックスと呼ばれるワンルームの部屋がいくつも重ねて並べられた仮設といってもいいくらいの建物なんですが、そのスペースボックスの一室でパーティーをしました。
15人もの人数が、狭い部屋に集まって、固い床に座ってのパーティー。韓国風の巻きずしキムパと、プルコギを食べました。キムパは、日本のすしと違って酢をお米に混ぜないので、だいぶ風味が違います。ゴマと塩を混ぜたと言ってました。
部屋がせますぎて写真には全然部屋の一部しか入ってないけど、座る場所もないかんじ・・・。ドイツ人3人、イタリア人3人、ポルトガル人3人(そのうち一人はマカオ出身でポルトガル語は全然話せないけど)、あとはアイルランド人、台湾人、シンガポール人、韓国人、中国人、日本人、と超インターナショナル。オランダなのにオランダ人は一人もいないんだから不思議だよな~。

スタジオ

2004-11-23 10:03:50 | 大学生活
今日は、授業行って、帰ってから明日のスタジオの準備。
あと映画「blow up」を半分くらい見た。
blow upはミケランジェロ・アントニオーニの作品で、1966年公開。邦題は「欲望」です。
今見ても(今見るから?)、新鮮な印象。

今日はクリームソースのリゾットとサラダを作りました。
一昨日は小西くんとリサちゃんと春巻きをつくったんだけど、これがなかなかおいしくできて、またそのうちチャレンジしたいところ。
こっち来てからだいぶ料理するようになったなぁ。
自炊しないと食べていけないからね。
でも、料理すればするほど、私って料理に向いてないなぁと思う・・・。
性格がおおざっぱすぎるんだろうな。

Disco

2004-11-21 11:38:22 | 大学生活
友達に誘われてDiscoに行ってきました。
TUの学生だと無料だった。日本だとクラブっていうけど、こっちだとDiscoなんだね。
なんか、いろんな人と話したけど、全然名前が覚えられない・・・。人の名前覚えるの本当に苦手だわ~・・・。ダメですね。

今日は、小西くんとリサちゃんと、中華つくりました。春巻きに、中華風スープに、回鍋肉。3人で料理すると、品数たくさん作れるから、リサちゃんが泊まりに来てから、最近とくに毎日きちんと作って食べてると思う。
たくさん作りすぎたので、Hyunの部屋に泊まりに来てるChung-Wooも誘って一緒にごはん食べました。

この日記だけ見てると、毎日遊んでるみたいだな~。
でも、昼間は真面目に学校いったり、レポートやらスタジオのプロジェクトなどなど、やってます。やるべきことが多くて多くて、間に合わないくらい。
といいながら、明日も鍋パーティーの予定が入ってるんだけどね。

まぁまぁ、よく遊びよく学ぶ、ということで。

ホームパーティー

2004-11-20 10:04:21 | 大学生活
今日は、佐野さんの家のホームパーティーにおよばれしてきました。
ほとんどがベルラーヘの学生で、ベルラーヘの学生全員に声かけたらしくって、最終的には40人くらい来てました。ベルラーヘの学生は1学年30人くらいで二年生はもっと少ないから、結局ベルラーヘの半分くらいの人が来てたのかな。

佐野さんの住んでいる部屋は、エラスムスブリッジの目の前の高層マンションの15階で、ベルラーヘの同級生の女の子と3人でシェアしてるんだけど、エラスムスブリッジの眺望がすごくよくて、部屋もきれいで、いいところに住んでました。まぁ家賃はそれなりに高いんだけど。

しかも、このマンションにはコールハースが住んでるとか!もちろん、ほとんど帰ってきていないそうですが。というのも、佐野さんのルームメイトのビンが、ストーカーのように毎日ポストをチェックしてるそうで、「最近、帰ってきてるよ!」ってわかるそうです。

今年のベルラーヘは日本人5人いるそうで、佐野さんと、アマノくん、リョータくん、呉さん、タケルくん。あと二年生の女の人が二人来てました。林さんと、もうひとり、名前聞きそびれたけど。
ベルラーヘは小さい学校だから、みんな顔見知りになれるし、その点はすごいうらやましいなぁ。うちの大学だと、人数多すぎて、日本人ですら顔も名前も知らなかったりするし。

ベルラーヘのスタジオは3つに別れてやっているそうなのですが、話によると、そのうちひとつは来年のビエンナーレに出品するため、作品数をとりあえず増やしたいから、けっこう個人で作品に取り組めるけど、ほかの二つは完全にグループワークで、10人ほどでひとつのプロジェクトをやるからなかなか大変らしいです。誰がどれだけ寝てるとか、そういうところまで議論になるとか・・・。3~4人のグループならまだ楽しくやれるけど、10人はしんどいだろうな。しかも、みんな自己主張強そうだし。

デルフト市へのプレゼン

2004-11-19 07:08:31 | 大学生活
今日は、8月に行ったSchie-oever area 再開発のグループ研究を、デルフト市の役員の方を前に発表してきました。
私のグループと、もうひとつのグループが、特別に、TU Delft側からの提案で、今回、デルフト市の方々に、私たちの研究を見ていただく機会をいただけたのです。

このSchie-oever areaというのは、デルフト市の南部、TU Delftのキャンパスに面したところ、Schie運河沿いにある工業地帯なのですが、以前は、デルフト市の周辺地域の工業地帯として発達したのが、街の拡大とともに、街の中心や大学、住宅街に面した地域となってきたため、再開発を行う必要があるという提案です。現在の工業施設をどう扱うのかが重要な問題となります。

このようなデルフトの行政に関わっている方たちの前でのプレゼンテーションができる機会がもてたことは非常に貴重であったと思います。デルフト市とデルフト工科大学は非常に良好な関係を持っているのでしょう。とても有難かったです。
来週の水曜日にはまた、商工会議所の方が、デルフトの開発について、デルフト市の方が実際に行っている交通関係のプランを立てるための資料を見せていただけることになりました。

Breda

2004-11-18 07:12:54 | 大学生活
最後に、これは、エゲラート Eric van EgeratによるParaという小さなコンサートホール。

他にも、ハンス・コールホフ Hans KollhoffによるHet Paleis(Palace) という集合住宅も建設中で、オランダ建築家が大集合しているようなプロジェクトです。(Xaveer de Geyterは、ベルギーの人だけど、以前はOMAで働いていて、ベルラーヘでスタジオ持っていたときもあったはずです。オランダ建築家といってしまうと間違いかな。)

帰りがけに、みんなでビール一杯飲んだんだけど、 Hoegaarden というホワイトビールを試しに一口もらいました。ベルギーのビールなんだけど、酵母がどうとか言われたけど、何が違うのかはあまり知りません。レモン入れて飲むみたいで、さっぱりしていて、アルコールの苦手な私でもすごい飲みやすかった。

ラルフ(スタジオのチューター。KCAP勤務。)の話では、KCAPのオフィスはロッテルダム南部の倉庫がある地域にあって、奥行き200m幅50mのワンフロアで、コピーをしに行くにも5分かかるから、みんなキックボードで移動しているのだとか。所員は50人くらいの大きい事務所らしいです。
KCAPからは何人かTUに教えに来ているみたいです。

Breda

2004-11-18 07:08:02 | 大学生活
Xaveer de GeyterによるViviendas en el parque (Park Apartments)。5棟の高層の住宅部分をつなげるように、半地下となった駐車場がカーブしながら住宅棟をとりまいていて、駐車場に囲まれた部分が中庭のようになっています。

この建築もマテリアルの使い方が特徴的で、ファサードによって、ブレースが見えるようにガラス張りになっていたり、石張りの堅いイメージであるなどしていて、また5棟がそれぞれの角度で建っているため(ヘルツベルハーのシアターを向いていたり、OMAの集合住宅を向いていたり)、離れて見たときにも、見る位置によって様々な表情を見せてくれる建築です。

Breda

2004-11-18 06:59:19 | 大学生活
OMAによるCarréという集合住宅です。
マテリアルの使い方がOMAらしかった。
建築自体は直方体を組み合わせたシンプルな構成です。