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オランダ生活  → 設計事務所 in 名古屋

2004年から2年間、オランダへ建築留学。その後、東京で勤務、現在は名古屋で子育てしつつ、設計事務所をやっています。

久々のTU

2005-03-22 07:08:10 | 大学生活
二週間ぶりに大学に行ってきました。
今日は、HYUN(同居人)の車で送ってもらった。HYUNは友人から400ユーロでこの車を買ったらしい。1993年の車だって言っていたので相当ふるいけど、それにしたって安いよね。
車だと大学まで10分ちょっとで着く。
電車だと、平気で10分、15分電車の遅れで待たされたりするし、最短でも25分は大学までかかるから、車はやはり便利だね。
TU Delftは郊外にあるので、大学内での駐車は無料だし。
家の前に駐車するためには月に8ユーロ払わないといけないらしいです。
日本の駐車場代を考えると、かなり安いよねぇ。まぁそんなに街中ではないからなんだろうけど。

今日は、旭丘高校の同級生の鬼頭くんがプリントアウトしに大学まで来ました。印刷屋でプリントするとA1で60ユーロくらいするんだって。TUでもカラーA1だと11ユーロするけど、印刷屋に比べたらだいぶ安い。

Istanbul !!

2005-03-17 23:37:35 | 大学生活
現在、イスタンブールです。
イスタンブール工科大学のコンピュータールームを借りて、作業をしています。
せっかくイスタンブールにいるのに、一日中、大学にこもってパソコンに向かっているのは、なんかむなしい、、、。
イスタンブールは魅力的な街なので、部屋でじっとしてるのがもったいないです。

とうとう明日が最終日です。
明日の午前中はフリーなので、最後の買い物をしないと~~!!

明日の夜にはオランダに帰るので、また徐々に、イスタンブールでの写真と日記を更新していきたいと思います。

Ben van Berkel (UN Studio)

2005-02-25 08:38:03 | 大学生活
今日はTU Delftでオランダの有名建築事務所のひとつであるUN Studioから、ベン・ファン・ベルケルがレクチャーに来ました。
立ち見がでるほどの大盛況。

ベンツのミュージアムのプロジェクトや、アルメラの集合住宅などの作品を中心に、建築をデザインする際のプロセスをダイアグラムから模型、実際の作品の写真を使いながら説明していました。
ベンツのミュージアムではメビウス・ハウスに見られるようなトポロジー的に空間を歪ませながら、ゆるやかにかつ劇的に空間を折り曲げてつなげていく方法が見られますが、最新のソウルのデパートやアルメラの集合住宅ではむしろ建築の表層を操作することに主点が置かれている気がしました。

私は、UN Studioの建築はかなり好きなので、卒業後の就職先のひとつの候補にってくらい考えていたんだけど、ホームページを見ていたら、「people with an E.C. passport or working permit」しか雇わないんだって~。海外で仕事があるときはその国の人を雇うことも可能だそうですが。
これもやっぱりオランダの移民政策が厳しくなってきたからなのでしょうか、、、。

ブレードランナー

2005-02-23 06:48:58 | 大学生活
今日は、都市に関する授業の一環で映画「ブレードランナー」を見ました。これって1982年に撮られたものなんですね!

この映画に描かれている未来都市は、アジアの雑多とした都市をモデルにしていて、日本語の巨大広告であったり、すし屋の日本系のマスターであったり、けっこう日本的なものが出てきます。
日本で、建築や都市が描かれた映画を語るときによく例に出されるのが、「未来世紀ブラジル」であったり「ブレードランナー」であったりするわけですが、実は「ブレードランナー」に関しては、日本的なものが描かれているから余計に日本人が喜んで引用したがっているのかと思っていましたが、いやいや、そんなことはないんですね。
オランダでも、都市を理解するためのひとつのツールとしてこの映画を使っているんですねー。

ちなみに、この映画からを見るときに注意してみるように言われたのは、
- Memories - used to manipulate and filter perception
- Perception - "If only you'be seen what I've seen with your eyes."
- Urban density - "No housing shortage around here." (although with the modern trend of modernisation and population growth we fear of mass housinng shortage even in our present state in time)
- Identity - 'Family' stipulates ones original (intrinsic) relations, while 'friends' stipulates ones accumulated (extrinsic) relations.
- Immortality - strive for 'longevity'
- Human/Machine - the blurring of technology and man "We're not computers Sebastian, we're physical... I think therefore I am."


マケドニア料理

2005-02-21 06:34:10 | 大学生活
今日は、スタジオのグループワークで、マケドニアから来ているMilenaの家に行ってきました。
今回のスタジオは、これまた抽象的で、今出ている課題は、コミュニケーションというのがテーマで、異なる自我を持つものが、どのようにお互いを理解しあうか、ジェスチャーや顔の表情を集めて調べてみようというものです。
これが最終的に私たちのスタジオのプロジェクトに影響するのか全くわからないけど、チューターもとにかくそういうことは考えずに、やってみましょうということを言っていたので、とにもかくにも、コミュニケーションというテーマに正面からぶつかるしかなさそうです。

それでもって、今日は、マケドニア料理をごちそうになってきました~
ごちそうになったのは、ロールキャベツのようなもの。名前は聞いたけど忘れました、、、。
でも、キャベツが酢漬けのキャベツなんですよね。これは、本当に作ろうと思うとかなりめんどくさいんだとか。たぶん日本の漬物と同じかんじだと思う。
でも、昨日、彼女はたまたまムスリム食材屋でこのキャベツを売ってるのを見つけたんだそうです。オランダでも、似たような酢漬けのキャベツはあるんですが、すでに切ってあって袋に詰めてあるので、ロールキャベツにするような丸ごと酢漬けキャベツは私も始めて見ました。

中身は、挽き肉と、ねぎを炒めて、それにお米を少し。コショウと、あと、これも名前を忘れたけどムスリム料理の香辛料だって言っていました。塩に野菜の粉を混ぜたようなもの。それからけっこう大量のパプリカパウダー。
それをキャベツでくるんで、鍋にいれて、水をひたひたになるまでかぶせ、あとはオーブンで一時間か、もっとかな、じっくり待ちます。

味は、ほんと、基本的にロールキャベツです。あとはまぁ、そのキャベツを酢漬けにして、中身にパプリカを大量に入れたのを想像すれば、だいたい間違いないと思う。

あと、マケドニアの羊のチーズもいただきました。真っ白の四角いでっかいかたまりで、水にひたしてあって、豆腐みたい。味は、かなり塩っけがあって、オランダ人でも「Strong!」っていうんだそうですが、なかなかおいしいです。
例えば、オランダのゴーダチーズの熟成させたオールドタイプって「くせがある」っていう表現をされているのをよく見ますが、このマケドニアのチーズは、確かにstrongなんだけど、くせはなくって、さっぱりしてるかんじでした。

ロールキャベツってもともと、どこの国の料理なんでしょうね。
ヨーロッパでは見ないけど、マケドニアにはあるし、ロシアとか東欧の料理なんでしょうかね~。

キャベツの代わりに、ぶどうの葉っぱを使うこともあるそうです。このときは、ねぎの代わりに玉ねぎと挽き肉を混ぜて、あとは同じ。

昨日のハンガリー料理に引き続き、今日はマケドニア料理。
おとといは、韓国人の友達の家に泊まってプレゼンの準備をしたので、もちろん韓国料理。
スタジオワークは大変だけど、こういう楽しみがあるのはいいですね~~。
日本に帰ってからみんなに作れるように、いろんな国の料理を覚えていけたら楽しそう、、、。
あ、でも酢漬けのキャベツなんて日本じゃ手に入らないかもなぁ。

border condition

2005-02-20 10:16:05 | 大学生活
今タームのスタジオはborder conditionという名前です。
どういうことをやるかというのは、まだイマイチつかめていないんだけど、Mayaのソフトを使ってダイアグラムを作って、まぁ何かおもしろいことをやろうという感じ?
まぁとにかく、きっちり枠にはまってこれをやらないといけない、というものではないので、テーマや最終的に提出するプロジェクトに関しても、まだチューターとしても確定できないし、ということらしいです。

今日のスタジオは午前中は、先週わたされたテキストを2人のグループで読んで理解したことをパワーポイントでプレゼンしました。
午後はロッテルダムの敷地へ行きました。敷地となっている地域は、低所得者の住む地域で、住宅は無料で提供されていて、そのかわりここへ住んだ人は10,000ユーロをこの地域の活性化のために投資しなければならないのだそうです。
とにかく、まぁみんなでこの地域を歩いてみて、ここにいる住民のガラの悪いことにほんとにびっくりしました。

そのあとNAi(オランダ建築協会)でまたまたヴェンチューリとスコット・ブラウンの今度はディスカッションを見てきました。
参加しているオランダ人の建築家が個性が強くて強くて、、、。
しょうもないっていったらすっごいしょうもなかった。はっきり言って失敗だったと思う。
呼んだ建築家が間違いだったと思う。名前も作品も知らない人たちだったけど。
一人はヴェンチューリへの質問に長々と答えてるし、もう一人の女性はヒステリック、ってかんじだし、もう一人は英語があまりできないから、ってディスカッションなのに英語でテキスト書いてきて読んでるし、、、。
観客からも、「その質問はヴェンチューリに答えて欲しいんだよ!」とか野次がとぶし、、、。
まぁそれはそれで見てて面白かったけど。

なんていうかまぁ、オランダ建築協会として、世界的な建築家をアメリカから招いておいて、あれはオランダとして恥なのではないかと、、、思ってしまったのでした。
もっとまともな建築家いっぱいいるだろうになぁ。

そのあと、スタジオのメンバーの一人のハンガリー人の家へみんなで行って、小さいパーティーをしてきました。
ハンガリー料理をたべてきました。でもパプリカパウダーはカリフォルニア産だから、ほんとのとは味が違うんだって言ってました。
今度のメンバーはまた今までとは違った国籍だから、またまたおもしろい。
オランダ人ともはじめて一緒になったし。オランダについてもいろいろ聞けて楽しいです。

R.ヴェンチューリ+D.スコット.ブラウン

2005-02-19 09:58:36 | 大学生活
TU Delftでロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウンの講演会がありました。
ヴェンチューリは『建築における複合と対立』『ラスヴェガス』の著作が有名です。
建築におけるポストモダン化に大きな役割を果たした人です。

レクチャーの内容は、基本的に、本に書いてある内容と変わらなかったです。
といっても、実は私は、ヴェンチューリの本を読んだことないんだけど。
ラスベガスのビルボードへの賞賛から、タイムズスクエアや日本の東京などを例に挙げ、日本については、寺院の詩的な空間が賞賛されてばかりいるが、なぜ日光東照宮は評価されないのか、などということを言われてました。

ちょっと時間がないので詳しくはレポートできませんが、、、。
紹介される建築も完全にポストモダンなので、もう少し、現在の建築に対する意見が聞きたかったです。例えばヘルツォーグのプラダとかね。
あれはどっちかというとダックなのかな~。(ダックというのはラスベガスにあるアヒルの形をしたレストラン。ヴェンチューリはこれを否定して、道路沿いのサインばかり目立つ建物をほめているんですね。)よくわかんないけど、、、。

英語でのレクチャーはやっぱり完全に理解できないので、一度きちんと本を読んでみたいですね。
ポストモダンは、もう完全に歴史の中での話になっているけど、ヴェンチューリはまだ生きていて、現在の建築家と議論をかわし、学生にレクチャーをしているわけです。
そういう意味でも彼の思想は、現在進行形なわけなのですしね。

Urban Body

2005-02-12 06:32:38 | 大学生活
今タームは、spacelabというurbanismの研究室によるUrban Bodyというプログラムに参加しています。
このプログラムは、都市計画の分野に属しているので、今までとは違った視点で学べそうだし、なかなかおもしろそう。

週に2回で5週にわたって、Mayaという3DCGソフトを勉強して、都市の変化や関係性などをダイアグラム化できるようにならないといけないみたいです。
Mayaというのは、「ロード・オブ・ザ・リング」「マトリックス」などのハリウッド映画でも使われているソフトらしいのですが、まぁ私たちが今のところ習ったのは、ボールが重力で坂を転がるようにするとか、旗が風になびいているようにする、とかそんなレベルです・・・。

あと、レクチャーが週に2回あるんだけど、これも今のところ、なかなかおもしろいです。再来週はUN Studioのベルケルが、その次はMVRDVのヴィニー・マースがゲスト講演者としてくるみたいだし(どちらもオランダでとっても有名な建築事務所。)。

それから3月にはいるとエクスカージョンがあって、バンダン(インドネシア)かイスタンブール(トルコ)かアムステルダムか選べるみたい。でもこの3っつ、えらい違いだよね。
っていうか、アムステルダムってすぐそこなんですけど・・・。お金ない人向けなのかなぁ・・・。
バンダンへも300ユーロで行けるらしくって、ヨーロッパの学生は喜んでいました。アジアの学生はむしろイスタンブールに行きたい人が多いのかな。

今日、今学期のはじめてのスタジオがあったんだけど、学生が20人くらいいて、けっこう大所帯でした。交換留学で来ている人が半分くらい。オランダ人の学生が3人。あと私と同じインターナショナルマスターコースの人が残り半分、というかんじでした。
これまた、世界各国から学生が集まってて、オランダ3人、フランス4人、イタリア1人、ドイツ1人、ハンガリー1人、マケドニア1人、イスラエル2人、中国2人、韓国2人、日本1人といううちわけです。

今日は、スタジオが早く終わったのでみんなでカフェに行って親睦を深めてきました。
楽しそうだけど、前の学期に比べてさらに忙しくなりそうなのがちょっと不安。
がんばります。

beauty & sublime

2005-01-16 23:15:40 | 大学生活
明日はBeauty & sublime という授業のテストなので、今、必死にテスト勉強しています。これは哲学系の授業なので、テストといっても、教科書もちこみで、問題も事前に配られていて、その問題の中から好きなものを4つ選んでテスト時間の間に論ぜよ、というものです。
でも哲学なんて、苦手範囲だよ・・・。たいへん。
Beauty&sublimeというのは「美と崇高」といって、18世紀にアイルランド人のBurkeという人が美と崇高は違うんだと論じたもので、その話をもとに、カントやヘーゲル、ハイデガーなどなどについての授業なのです。
はっきりいって、授業は全く理解できなかった、、、。難しい!今、必死で教科書読んでます。

美しい建築、といったら何でしょうね。安藤忠雄の住吉の長屋や光の教会なんてそうだと思うのですが。
リベスキンドのユダヤ博物館やゲーリーのグッゲンハイムは崇高な建築になるのかなぁ。
いまいちまだ美と崇高の違いが理解できてないんだけど・・・。

休むまもなく・・・

2005-01-15 01:33:10 | 大学生活
今日は、レポートの提出期限なので、必死にレポートやってます。オランダの都市計画についてのレポートなんだけど、まったく元になる知識がないから、適当にも書けないし、下調べからしなくちゃいけなくてけっこう大変。

今日は、建築学科のDeanへのStylos(建築学科の学生の組織)のインターナショナルコミッティーの活動を報告する日で、TUに行ってきました。まぁプレゼンはほとんどchairmanのクラレンスがやってくれたので、ほぼ見ていただけ。プレゼンの資料作成は手伝ったけどね。

Dean的には結構、満足してもらえたみたい。最後にTUの今年のAnnualもただでもらえたし、ラッキーでした。

コンセプトはDouble Vla。Vlaっていうのは、どろっとしたヨーグルトみたいな食感のオランダ特有のお菓子で、Doubleというのは、インターナショナルの学生とオランダの学生を混ぜてしまおう、ということなのです。簡単に言うと、国際文化交流をしましょう、ということ。
結局、オランダ人の学生と、インターナショナルの学生は、教育システムが違うのもあって、なかなか知り合う機会も少ないし、留学生コミュニティやアジアンコミュニティみたいなものができあがってしまっているという現状があるので、それを結びつけてやろうということなのです。

studio

2005-01-13 19:05:18 | 大学生活
スタジオがとうとう終わりました・・・。
おつかれさまです。

成績も昨日のうちに出て、終わってみると、全体的にアジアの人のほうが良い成績でした。ヨーロッパの人では、ドイツ人の女の子だけが最高の9.5をもらってたけど。結局、クリスマスに国に帰った人はなかなかプレゼンにかける時間がないし、大変だったみたい。

presentation

2005-01-12 03:22:44 | 大学生活
明日が、スタジオの最終プレゼンテーションです。今から模型を完成させて(あと少し)、プレゼンテーションの練習をしないと。
これが終わっても、2日後にレポート、その3日後にテスト。その2つが終わればとうとう今学期も終了となります。その後は2週間ばかり日本へ帰る予定です。

プレゼンテーションは、A0サイズ4枚+中間発表のプレゼンA0サイズ1枚の合計5枚で、1枚プリントアウトするのに22ユーロかかるから、一気に110ユーロも払わないといけなくて、貧乏学生にはとてもつらいところです。せめてA1サイズにしてほしかったなぁ。

こんな小さい画像だと何がなんだかわからないと思うけど・・・。
結局、あんまりプレゼンに時間かけれなかったのが心残りですが、まぁ来年までにはMayaか3DMaxでもマスターしたいと思ってます。誰か教えてくれないかなぁ。

TUの校舎 

2004-12-31 11:25:16 | 大学生活
TU Delftで一番高い校舎が、バーベキューやったとこのすぐそばにあるんだけど、その校舎にはこんなライトアップがしてありました。
矢印にみえるけど、きっとクリスマスツリーのつもりなんだろうな。これは、壁面に電光掲示板があるわけではなくって、ツリーの形になるように、部屋の電気をつけてるだけです。

でも、どうみても矢印だよなぁ

reportやってます

2004-12-22 23:15:16 | 大学生活
昨日は今年最後のスタジオ。
今日はエッセイの中間提出。(途中経過を出せ、ってやつです)
明日は英語の授業でプレゼンテーション。

それが終われば今年の授業は終わりで、クリスマスバケーションに突入です!
あとひといき、がんばります。

TUの国際化

2004-12-17 03:26:28 | 大学生活
TU Delftは大学の国際化を目指しています。
私の行っているインターナショナルマスターコースもその一貫です。
大学全体で、国際化は進められていて、大学のレクチャーも多くのものが英語で行われるように変わってきています。
でもそれは教官にとっても大問題らしくって、教官に英語を教える授業というものもいま計画されているらしいです。問題は、優秀な学者や教官が、必ずしも英語が流暢であるというわけではないということです。

オランダ人はほとんどみんな英語がぺらぺらなんですが、それでもこういう問題はやっぱりあるんですね。