寒い木曜日

定刻どおりの出社でした。

10時に会計事務所の方がお見えになり、その後、工務店の社長さんが
お歳暮を持ってきて下さり、社長が盛りの過ぎたシャコバサボテンを
新しい花に代えました。
私は銀行へ行き、町の写真などを撮り、請求書を作成して、下丸子に
更新のお知らせを持って行き、帰って契約書などを整理して、物件入力
にとりかかり、細かい仕事が絶え間なく、続いた感じです。

下丸子から帰ると、今日は、熊川哲也？とか言ってましたが、
そのバレーを観にいくため、16時に早退する！との社長の決意表明が
ありました。
えっ、そんな話聞いてたっけ、というと予定表に書いてあったでしょ、
8月から、予約してんだから、だいたい人の話を聞かないんだから・・・
と話が長くなりそうだったので、そりゃぁ、大変！いてらっしゃい！
いってらっしゃい！遅れたら大変だ！早く！早く！と、エールを送って、
お見送りました。
店の戸を開けながら、一心に入力する私を振り返り、行って来ますから、
それとＭ子（娘）は今日ゼミの先生と忘年会で遅くなりますから、よろしく！
と半身で言いますので、おい、あいつ酒飲むのか？と顔を上げると、
閉じられる寸前の戸の隙間から、さぁ、聞いてみたら・・・と、戸が閉めら
れました。
二十歳過ぎてますし、私自身のことを思えば、高校3年のときに、飲んだこと
もありますし、というより、それから、ずっと飲んでますし、言えた義理という
ものには、些か自信がないのでありますが、なんと言っても、物騒な世の中に
なりました。かといって、娘の携帯に1時間おきに電話などすれば、こちらが
手ひどい災難にあいますし、無事を祈るばかりです。

夕暮れの事務所に、ただ一人、整理しても整理しても減らない流通図面
の束を前にして、山頭火の、わけいっても　わけいっても　青い山、という
句を思い出し、入力しても入力しても図面の山、掲載しても　掲載しても
こない　問い合わせ・・・とこういう下らないことが一旦、思い浮かぶと
後から後から下らないことが頭の中を占め、要は疲れていることの証左で
あります。
しかし、たいした働きもしてないのに、頭が回らなくなると言うのは、
脳細胞の使える部分が減ってきて、わずかに残った部分で考えるから
すぐ容量OVERになるせいでしょうか。

今日は、早く帰って、お風呂を入れ、久し振りの一番風呂でゆっくりします。

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