土曜日

定刻通りに出社しました。
ＫＧ様、内見、お申込みありがとうございました。

出社してすぐに、南雪谷の業者さんのところへ車で行き、内見
する物件の鍵を受け取りに行きました。
帰路、今日ご案内する物件を車で回って、道などを確認しながら
10時過ぎに帰ってきました。
いつも自転車で行くことが多く、つい交通標識を見落としてしまう
ので、改めて車で行くと進入禁止の看板の先に物件が見えているのに
退却を余儀なくされ、迷路のような迂回路を通って、反対から出てくる
というのも、結構、詳細な土地勘が要求されます。
自信たっぷりに曲がった道が行き止まりだったり、幸いタクシーの運転手
ではないので、金！払わねぇぞ！とすごまれたことはありませんが、頻繁に
看護婦に指示を仰ぐ若い医者のように、不審の念を抱かれて、それが物件への
信頼に影響しては、と結構、緊張と不安な気持ちで運転してます。

残務、雑務をこなして、13時にＫＧ様ご夫妻がお見えになりました。
最初は、敷地に病院が隣接した物件で、病院の駐車場に停めてご案内
しました。案内をして頂く業者さんが出迎えてくれ、お部屋を内見しました。
ご夫妻があちこちご覧になっている間に、業者さんに、車、病院のとこに
停めました、というと、えっ、あっ！と言う顔をされたので、えっ！まずかった
ですか？と聞くと、まっ、いいんじゃないですか、というお返事で、内見より
車が気になってしまいました。
2件目は、敷地内に駐車場があって、駐車場のはじの方に寄せて停めました。
案内をして頂く、業者さんが現れ、オートロックを開けて頂き、中に入りました。
玄関で、お出かけになる、小さなお子さんを連れた家族連れの方とすれ違い、
気になって、振り返ると、私が止めている車の丁度真横の車に乗り込むのが
見えました。
オートロックです。そちらに行ってしまうと、今度は入れません。一瞬、
悩みましたが、ご迷惑をかけては、と思い、えい！ままよ！とそちらに
向かいました。
すみません、出せますか？と声を掛けると、大丈夫です！とお応え下さい
ました。ほっとしたのもつかの間、オートロックは、きちんと閉まって
おりました。
大声を出せば、何事かと住人の方にいらぬご心配をおかけします。
業者さんの携帯番号は知りませんし、お客様の携帯にかけるのも、間抜けな
格好ですし、そのまま玄関でお待ちして、どうでした？と声を掛けるのも
無責任な不動産屋と思われるでしょうし、うーん、と悩んだ時、声をかけた
若いお父様が忘れ物をしたんでしょうか、こちらにおいでになります。
地獄に仏、オートロックに住人様です・・・おかげ様で中に入れました。

その後、鵜の木の物件もご案内して、ひとまず会社に帰りましたが、
2件目のオートロックの物件にお申し込みを頂きました。

お帰りになった後、業者さんと入居の手続きの打ち合わせなどして、南雪谷
の業者さんに鍵を返しにいきました。午前中は、何事もなく会社の前に車で
乗り付けられたのですが、南雪谷駅周辺は、お買い物タイムでしょうか、商店街
への進入がことごとく禁止されており、道の真ん中に赤いコーンが立って
いるのです。迷いに迷い、通ってきた環八に出され、中原街道に出され、
何度も何度も進入を試み、入れるかしら、と一瞬躊躇した、ぎりぎりの細い道
に入って、わが身を削られる思いで、やっと太い道に出ると、八百屋の叔父さん
がこちらを睨みつけてます。前後を見るとそれぞれ10ｍ先に赤いコーンが立てら
れており、どういうわけか、歩行者専用道路の真ん中に出てきてしまいました。
恥ずかしながら、車中から電話して、業者さんに電話をすると15メートル
程先、とのことで、車を降りて小走りで会社に向かい、鍵をお返しました。
行き交う歩行者に見られながら、車に乗り、頭を下げ下げ、なんとか脱出に
成功しました。

ぐったりして会社に帰り着き、周りを整理して一服しました。
後は、更新の手続きに来られるＭ様をお待ちして、手続きを行うだけ
となりました。
日記を書いておこうと、書き始めましたが、Ｍ様からお電話があり、
30分ほど遅れるとのことでした。お仕事のお帰りです。せっかくの
週末、ご苦労様です。

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