イチローのグラブ、松井のバットを創る職人たち 松瀬学著 講談社 を読みました。私の治療感と通ずる言葉のオンパレード(フィーリング、謙虚、名選手(患者様)に育てられる、数値化、心意気、職人ではなく技術者であれ...))でした。道一筋50年の先達に教えを受けたようでした。私は、来年春で「掌道」30年、これから20年、同じ精神に到達出来るか?楽しみです。
柔道を創始した嘉納治五郎師範の物語です。我が大師匠も「格闘シーンは獏の中で一番凄い!」と絶賛されてました。惹かれた文を紹介します。嘉納治五郎と勝海舟が熱く語り合います。嘉納「心を磨くためには、肉体が必要なのです。そして、肉体を鍛えるためには、心が必要なのです。心も肉体も不可分です。心と肉体ーこれをふたつながら磨くのに、柔術ほど優れたシステムはないと思います。」「今、西洋から、海を越えて新しいものや新しい考え方が、この国が消化できぬほどの速さで入ってきています。その時、わが日本国が忘れてはならないのは、この日本人の精神です。そのためにも、今、柔術が必要なのです。」勝「おまえさんが、新しいことをやろうってえ言うんなら、そいつを、新しい名前で呼ぶのがいいかもしれねえ。柔というのが、そのまんま人を育ててゆく道だってえんなら、そうだなア...柔道てえのはどうだえ」21世紀も新しい道が必要だなあと思う日々です。
2組ありました!?1組目は、田舎の友人で高1になるお嬢さんと母娘旅行の道すがら、原宿で10年振り位に再会しました。都会に出てきている身にとって友人の来訪は嬉しいものです(涙涙)更にもう1組は、友人と別れた後、ミッドタウンで家族でのんびりしている所へ、空手の後輩からの突然の電話。「ロビンが、ロンドンから来ていて院長と話ししたがっていますが?」ロビンハモンドは、10年程前空手の修業でニュージーランドから来ていた男で、治療を通じて友人となり、治療の変わりに英語のレッスンを受けたり、彼の結婚式には、はるばるウエリントンまで祝福に行ったりした仲でした。10年前の世界大会を機に故郷に帰ってしまい、風の噂で、イギリスを拠点に世界中の紛争が起きている所へ取材に行く報道カメラマンになったのは聞いていて、もう二度と会えないのか?くらいに思っていた友人なので、日比谷で再会したときは抱き合いながら喜びました。本当にアミーゴ!な一日でした。
SANO MEDIA(佐野市の情報誌)の懸賞に感想を書いて応募したら当たりました(2名のみ)!ココファームワイナリー(足利市)の熟成室で、特別に選んだモーツァルトの曲を流しながら葡萄達を眠らせているそうです。初めて聴いた時、私の聴いたことのない曲ばかりでしたが、穏やかな気分になり心が熟成(!?)される感じでした。「モーツァルトびより」1ピアノ協奏曲第26番ニ長調K537第2楽章 2デイヴェルティメントニ長調K251第5楽章 3ヴァイオリン協奏曲第6番変ホ長調K268第3楽章 4デイベルメントヘ長調K138第1楽章 5セレナード第4番ニ長調K203第楽章 6交響曲第35番ニ長調K385[ハフナー]第2楽章
今、アメリカの医学界では、従来の医師と患者の関係性を反省して、「ナラティブベイストメディスン」の考え方が普及しつつある。エビデンス ベイスト メディスン(根拠やデータに基づいた医療)の行き過ぎを是正するために生まれた考え方で、患者が抱えている問題に全人的にアプローチしようというわけである。患者が語る人生に耳を傾けることが、病気の予防や早期発見、早期治療、悪化を防ぐことににもつながるのである。患者のちょっとしたしぐさや口調の変化も見逃さないようにし、雑談も大切にする。雑談が患者の生活状態や心理状態を把握する重要な機会となる。私の治療も雑談に要する時間が長く、施術よりも口の方が動いてるんじゃないかと思われてるフシもあります。
血液検査の結果が出ました。卵、肉、甘いものの摂取を控えたお陰で、数値は全てクリアーしていました。体重の増加は無いのですが、運動不足が原因です。気をつけます。
「私は、人間の持っている優れた資質の一つは、直感力だと思っている。というのも、これまで公式戦で千局以上の将棋を指してきて、一局の中で、直感によってパッと見て「これが一番いいだろう」と閃いた手のほぼ七割は、正しい選択をしている。将棋では、たくさんの手が読めることも大切だが、最初にフォーカスを絞り「これがよさそうな手だ」と絞り込めることが、最も大事だ。それは直感力であり、勘である。」勝負のツボを探すのも、治療のツボを探すのも同じだと思いました。私が、初めて弟子入りした時の師匠が、「学校で学んだ事は一旦脇に置いて、「感」を養え!」と言われたことを思い出します。
Aさんに戴いたので読みました。人生において「どんな人を愛し、どんな人に愛され、どんなことをして感謝されたか?」大切な問いかけだと思いました。私も「尊ぶ人」という題名で描いて見たくなりました
ゲシュタルト療法の紹介の一文から抜粋します。創始者のパールズは、仏教にも興味を持ち、サトリ(悟り)、コウアン(公案)などの仏教語をゲシュタルトの著述のナカに引用している。それは、禅の考え方とゲシュタルト療法の目的が「絶えざる自覚」という点で一致するからである。過去の出来事を思い煩ったり、未来を心配するあまり、現実に適応出来なかったりする人々を、「今ここで」の自分に目覚めさせることである。それが禅でいう「過不足なき姿」を悟ることに通じる。私のプロフィールに書いてありますが、心、感情が身体に及ぼす影響を知る為にゲシュタルトセラピーを受講しました。人として治療家としての私の形成に非常に役立っています。