柔道を創始した嘉納治五郎師範の物語です。我が大師匠も「格闘シーンは獏の中で一番凄い!」と絶賛されてました。惹かれた文を紹介します。嘉納治五郎と勝海舟が熱く語り合います。嘉納「心を磨くためには、肉体が必要なのです。そして、肉体を鍛えるためには、心が必要なのです。心も肉体も不可分です。心と肉体ーこれをふたつながら磨くのに、柔術ほど優れたシステムはないと思います。」「今、西洋から、海を越えて新しいものや新しい考え方が、この国が消化できぬほどの速さで入ってきています。その時、わが日本国が忘れてはならないのは、この日本人の精神です。そのためにも、今、柔術が必要なのです。」勝「おまえさんが、新しいことをやろうってえ言うんなら、そいつを、新しい名前で呼ぶのがいいかもしれねえ。柔というのが、そのまんま人を育ててゆく道だってえんなら、そうだなア...柔道てえのはどうだえ」21世紀も新しい道が必要だなあと思う日々です。
2組ありました!?1組目は、田舎の友人で高1になるお嬢さんと母娘旅行の道すがら、原宿で10年振り位に再会しました。都会に出てきている身にとって友人の来訪は嬉しいものです(涙涙)更にもう1組は、友人と別れた後、ミッドタウンで家族でのんびりしている所へ、空手の後輩からの突然の電話。「ロビンが、ロンドンから来ていて院長と話ししたがっていますが?」ロビンハモンドは、10年程前空手の修業でニュージーランドから来ていた男で、治療を通じて友人となり、治療の変わりに英語のレッスンを受けたり、彼の結婚式には、はるばるウエリントンまで祝福に行ったりした仲でした。10年前の世界大会を機に故郷に帰ってしまい、風の噂で、イギリスを拠点に世界中の紛争が起きている所へ取材に行く報道カメラマンになったのは聞いていて、もう二度と会えないのか?くらいに思っていた友人なので、日比谷で再会したときは抱き合いながら喜びました。本当にアミーゴ!な一日でした。