掌道(しょうどう)日記

掌道鍼灸整骨院の院長が筆まかせに綴ります。

「読む力、聴く力」 河合隼雄、立花隆、谷川俊太郎 

2010-06-16 10:34:18 | Weblog
すばらしい本でした。「聞く」事に関する本をいろいろ読んでおりますが、最も勉強になる本の一冊でした。文中より、河合「谷川浩司さんと話をしているときに、「将棋で本当に一流になるためには研究者と芸術家と勝負師、この三つがバランスよく存在していないと、本当の一流になれない」と言われたので、僕はそのとき「谷川さん、それはカウンセラーも同じことです」と言ったのです。われわれカウンセラーも研究が要る。そして芸術的判断が絶対に要ります。そして勝負師でないといけない。そうでしょう。「芸術的判断など要るか」と思われるけど、来た人が「死にたい」と言われたときに、その「死にたい」は本当に死ぬ気なのか、ちょっと言って驚かそうとしておられるのか、いま思いついたのか、そのへんは芸術家の判断に近い。なかなか論理的に言えないです。しかも勝負しなければいけないときがあります。「死にたい」と言ったら「どうぞ」と言った方がいいときがあります。「どうぞ」と言って、死なれたら負けです。しかし、勝負に出る、この勝負師という点を持っていなかったらカウンセリングはできないです。日本のカウンセラーは勝負師が少ないと私は思っています。聴くというときに、みんな聴いたらいいと思いすぎていて、聴いている中に勝負があるということを忘れている人が多いと思うのです。頭で聞いているのではなく、体まで使って聴いているという感じです。

ユーチューブ

2010-06-03 11:43:17 | Weblog
アイフォンから、気軽に聞けるため「よく使う項目」に、思い出の曲を入れてます。朝刊、ロッキンマイハート、五才の頃、北の国から、夢をあきらめないで、渚の誓い、ランナウエイ、ウイアーザワールド、オネステイ、乾杯、決められたリズム、などなど。浸る時間です。