夢空間塾 書・遊ing 『 なんでもありの句の会 』

ア-ト書・・『 創作書の世界 』を・・・『 愉しい書の世界 』を・・・そして『 なんでもありの句 』を・・・

2022年12月の『なんでもありの句の会』

2022年12月13日 | ブログ展

作 品  『 稲   光 』 今 川 昌 暘 作

 

 

 

 

2022年12月

『なんでもありの句の会』

 

 

 

 

何事も

結果は過去の

抜け殻か (昌暘)

 

 

星屑の

散った名残や

霜の朝 (歩々)

 

 

ビジネスマン

仕事のヒント

ガングロ精神 (賀子)

 

 

人生にVAR

変えたい時の

あの日に (み)

 

 

尿漏れ

先に鍛えて

フレイルか    (昌暘)

 

 

この赤は

日の色の果て

林檎食(は)む     (歩々)

 

 

風きびし

春待ち焦がれ

今日もまた (賀子)

 

 

ゆく秋に

思いをよせる

暑い夏 (姫)

 

 

縄跳びが

出来ない我に

気づく孫守り (み)

 

 

雄姿の笑顔にブラボ-

私もブラボ- (Ranko)

 

 

寂しくも

今年最後の

おぼろ月    (昌暘)

 

 

冬霧に

重機居並ぶ

黙(もだ)の時    (歩々)

 

 

迫る旋回

鳥の群れ

冬空に (賀子)

 

 

 

夢のせて

飛ばす小さな

紙ひこうき (姫)

 

 

同点で

よかったが でも

負けは負け    (昌暘)

 

 

生きてみよ

軽く小さく

落ち葉ほどに    (歩々)

 

 

生きるため

人みな非情

コロナ禍 (昌暘)

 

 

生き尽くし

ひらり落ち葉は

 日をうけて    (歩々)

 

 

いい戦い

欲を抑えて

欲に負け (昌暘) 

 

 

夕映えの

イチョウ並木

桑鳩先生展 (賀子)

 

 

走り去る

山の景色の

カラフルさ (姫)

 

 

赤い帽子着て

メリークリスマスと

すず太郎 (ウィルバ-)

 

 

やっとこさ

全力タイム

舞も生き (昌暘)

 

 

冷えきった

大地に朝陽

暖かし (よ)

 

 

 

極月の

星に思いも

説けてく (柊子)

 

 

寂しさや

母慕いつつ

迷子石  (昌暘)

 

 

来る年も

愉しく楽しく

生きよう (ウィルバ-) 

 

 

 

満天の

また流星か

露天風呂 (昌暘)

 

 

渡り鳥

帰り来し池の

波紋 (よ)

 

 

 

ポインセチア

置きて多情な

人となる  (柊子)

 

 

夕暮れの

寂しさ逃れ

ワ-クキャンプ (昌暘)

 

 

鮫肌の

夜となれば

身を寄せる (柊子)

 

 

おとなの

裸みてない

子供たち (昌暘)

 

 

冬空の

雲間より

一条の光 (よ)

 

 

あか太郎

まだ帰らないの

待ってるよ (ウィルバ-)

 

 

シャツの血

時とともに

うすくなり (み)

 

 

振り子は嫌だが

栄華は求めつつ (昌暘) 

 

 

山裾の

朝霧沈む

心に似て (よ)

 

 

名を呼べば

目と目が合って

冬薔薇 (柊子) 

 

 

負けから学ぶか

自己との闘いか (昌暘) 

 

 

繋がぬ

電話も不安

おぼろ月 (Ranko)

 

 

神仏に

頼らず生きて

冬の暮れ (ミナトのヨ-コ)

 

 

だんだんと

嫌う若者

ほめ言葉 (昌暘) 

 

 

サンタさん

次々出会う

店の中 (ウィルバ-)

 

 

満月に

独り呟く

赤いグラス (Ranko)

 

 

技二人

絡み掴まれ

詩の笑み (昌暘) 

 

 

ぽかぽかと

ソファ-に寝そべり

なごみ居る (Ranko)

 

 

 

大根焚き

来る年近し

夢をみる (ミナトのヨ-コ)

 

 

もみじ葉

競う赤の

美しさ (姫)

 

 

雄姿の笑顔にブラボ-

私もブラボ- (Ranko)

 

 

歳の暮れ

彦六伝に

大笑い (ミナトのヨ-コ)

 

 

いろでなく

癒し求む

英雄たち (昌暘)

 

 

あと幾つ

こんな語らい

旧知の友 (昌暘)

 

 

愉し過ぎ

過ぎたる時の

寂しさも (昌暘)

 

 

浮き寝鳥

怠け怠けて

はや師走 (昌暘) 

 

 

はや師走

元旦の計

あとひとつ (昌暘)

 

 

馳せる年の瀬や

まだ未練たらたら (昌暘)

 

 

元旦に

屠蘇呑み干し

幸の膳 (ミナトのヨ-コ) 

 

 

人生の

あともなしやと

七十七 (昌暘)

 

 

ぽつんと一軒家

でも恋もしたいが (昌暘)

 

 

 

 

 

はや 年の瀬に

なかなか

新年に向け

おめでとうとは言えない

世界事情

せめて戦争のない

新しい年になりますように

 

2022.12.14

今 川 昌 暘

 

 

 

 

 

 

 

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