夢空間塾 書・遊ing 『 なんでもありの句の会 』

ア-ト書・・『 創作書の世界 』を・・・『 愉しい書の世界 』を・・・そして『 なんでもありの句 』を・・・

2023年9月の『なんでもありの句の会』

2023年09月12日 | ブログ展

 

作 品 『 宇宙の魅力  C cosmic charm 』  今  川  昌  暘 作

 

 

 

 

2023年9月

『なんでもありの句の会』

 

 

 

 

 

カエルほど

一生懸命に

成れぬ俺 (昌暘)

 

 

 

朗らか

鋭い刻線

石(意志)の人 (ペパ-ミント)

 

 

 

恋語る

午後の紅茶と

マカロンと (柊子)

 

 

 

芸術家は

みんな我が

言葉で語る (昌暘)

 

 

笑い声

なつかしき人

夢をでて (ミナトのヨーコ)

 

 

 

馬子にも衣装

それにも勝る

中身よし (昌暘)

 

 

従兄弟の酢橘も

貴方 召し上がれ (Ranko)

 

 

 

あと692 日

残り日もまた

恥さらし (昌暘)

 

 

 

 

満月に

何もなくとも

手を合わせ (ミナトのヨーコ)

 

 

 

今日もまた

小さな幸に

ありがとう (柊子)

 

 

 

いまムンクにも似

生きるにも落胆 (Ranko)

 

 

 

今朝のあなたが

一番 若いのか (昌暘)

 

 

路地裏に

朝顔なき

遠き夏 (ミナトのヨーコ)

 

 

 

理念なき

我が日本国に

問う未来 (昌暘)

 

 

秋雲に

行先聞いて

みたくなる (柊子)

 

 

 

アンブレラ

クロス持ちで

守るもの (昌暘)

 

 


時を経て

脈々と聖空

かなの世界 (Ranko)

 

 

 

鳴きだした

つくつく法師

秋近し (ミナトのヨーコ)

 

 

 

もっと続けて見たい

悪夢の先の先 (昌暘)

 

 

妄想が

過ぎて迷路の

中にいる (柊子)

 

 

 

あの時の苦難

トイレに記憶して (昌暘)

 

 

風リンの

音さわやかに

秋の風 (姫)

 

 

 

上手く生き

ちょっと頑張ったか

ケセラセラ (昌暘)

 

 

エロチックな音色

脚絡ませて (Ranko)

 

 

 

今朝を生き

今宵も愉し

明日  死しても (昌暘)

 

 

のき下の

風リン泣かす

秋の風 (姫)

 

 

 

目が壊れたのか

少し歪んだフルムーン (昌暘)

 

 

 

なかなかいいね

おとなになったと

君に云い (昌暘)

 

 

セミたちが

つくつくぼうしに

バトン渡す (ウィルバ-)

 

 

 

セミしぐれ

早くおきてと

耳もとで (姫)

 

 

 

満月に

姿重ね

師を偲ぶ (ウィルバ-)

 

 

 

足立の

リズムもおそい

秋の暮れ (姫)

 

 

 

見えずとも

でも描けるよ

富士の山 (昌暘)

 

 

恥かいて

弱さみせて

薄皮一枚 (ペパ-ミント)

 

 

 

生きるとは

愛でしょ 心でしょ

魂でしょ (昌暘)

 

 

プレッシャー

自ら与う

ハッタリ人生 (ペパ-ミント)

 

 

 

小難し

生きがい語り

いまを生き (昌暘)

 

 

 

え もう おせちの

チラシ早いなぁ (ウィルバ-)

 

 

 

生きざまを

サラリと見せる

粋なひと (ペパ-ミント)

 

 

 

六才児

ボランティアがしたいと

君に完敗 (よ)

 

 

 

浮世にて

固き頭も

解けてゆく (昌暘)

 

 

 

師匠が

早々の句会費に

びっくりこっくりす (ウィルバ-)

 

 

 

老いの無知

歳の甲すら

無知は無知 (昌暘)

 

 

『夢』

友の書作品に

胸を打つ (よ)

 

 

 

星屑の

ほんのひとつに

なりたくて (ペパ-ミント)

 

 

 

秋の朝

花摘む小径

老いる日々 (昌暘)

 

 

死ぬことも

生きることも

人生の一幕 (昌暘)

 

 

散る花火

叶わぬ恋も

我れ虚し (よ)

 

 

 

惨劇は

まだ生きてる

御巣鷹の夏  1985.8.12  (昌暘)

 

 

 

どこで切る

あの時もよし

この時も (昌暘)

 

 

 

生きてと

静かに寄り添う

ブル-ム-ン (よ) 

 

 

 

選択三つに丸

志願 熱志願 熱烈志願

特攻の夏 (昌暘)

 

 

 

普通人 異常者

誰が決める (ペパ-ミント)

 

 

 

ひとはみな

めんどくさい

でもしあわせかも (昌暘)

 

 

日捲りを

捲り捲りで

明日もまた  (風天)

 

 

 

あの 撮影の後 去りし夏

(9カ月 後 1996.8.4没)  (昌暘)

 

 


公開の

ラブレターか

チャ夫人 (棟方志功)

 

 

 

礼儀正しいが

ちょっと破天荒

でもお茶目 (棟方志功)

 

 

師をもたず独り

わたはゴッホになる    (棟方志功)

 

 

 

 

秋とはまだ

ほど遠い

蒸し暑い中

アトリエ昌々庵にて

恒例の句会

愉しく盛り上がり

自画自賛の

いい会であったと

過去形の私

 

2023.9.13

今 川 昌 暘

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