2018年4月の
『何でもありの句の会』
縁側で
春の陽をあび
針仕事 (姫)
ここほれワンワン
消えた文書の
八犬伝 (ビクトル)
春日(はるひ)降り
はちみつ色に
街とけて (歩々)
ひらひらと
花びらひとつ
盃に酔い (Ranko)
でんでんより
似合いませんか
出る 出るが (ビック)
花見酒
呑みすぎた彼に
そっとふれ (姫)
絵のごとし
静かなる海
春の海 (よ)
青き実を
仰ぎて待ちし
さくらんぼ (賀子)
アホとしか
言いようのない
ヤジばかし (昌暘)
つめえりの
第二ボタンは
誰の手に (姫)
ベランダで
ひとひらの春
見つけたり (よ)
青い空
桜とともに
散る笑顔 (ひろ)
アナログの
こころ癒す
書の世界 (昌暘)
園庭の
歓声さやかに
春を告ぐ (歩々)
入学前夜
びっくり仰天
くつ騒動 (ウィルバ-)
形もなし
無様でいい
大和びと (昌暘)
思い出す
子育ての日々
山つつじ (よ)
春風のように
包んで欲しい
今のいま (Ranko)
春風と
記憶の中の
ランドセル (ひろ)
あれ不思議
そだね そだねと
認め 愛 (昌暘)
神戸スヌーピ-マグ
ビ-ル 一口
師の笑顔 (ウィルバ-)
満開の
桜にうかれ
花疲れ (よ)
風の中
ミモザ
三月のライオンとなる (歩々)
愛と餡
やさしい君こそ
和のヒ-ロ- (ビク)
ほほほほほ
空のいろ塗り
替えてゆく (ひろ)
思春期は
ただただ弾み
飛べばいい (昌暘)
ふたりでも
ひとりでもみてる
桜かな (歩々)
葉桜に
なる前にと
前撮りす (ウィルバ-)
何故なの
押し車 あの時
私に (Ranko)
ありが糖
甘いやさしさの
お返しに (ビク)
人生は
辛く残酷
そして長い (昌暘)
片時の
ショパンの恋
ふり返る (ひろ)
赤信号
ちょっと慌てて
すまし顔 (昌暘)
もういいよ
ま~だだよ と
ま~だだよ (Ranko)
お日様を
見上げて正す
木蓮の花 (賀子)
ただ生まれ
ただ死すのみか
旅人よ (昌暘)
ドラエもん
ポンプからボトルに
変身す (ウィルバ-)
春の味
甘くて苦くて
すっぱくて (姫)
「さよなら」
「またね」と聴こえた
さくら散る (歩々)
花見どき
桜は蕾
僕 クシャミ (昌暘)
ランドセル
左右に揺れ揺れ
下校どき (昌暘)
そだね そだね は
妥協 強要
可愛い言葉 の
命令 指示 か
でも美しい
藤沢五月さんの
父と娘 の
初の親子ペア試合も
面白い
2018.4.11
今川昌暘
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