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2015年4月
『何でもありの句の』
うちの子で
ない子がいてる
昼寝覚め (米 朝)
仕事など
生きてる間の
ヒマつぶし (瓢 々)
枕元
よその子寝てる
昼寝床 (昌 暘)
玉葱の畝
割り込みし
桃色チュ-リップ (賀 子)
桜咲き
美術館通りに
月あかり (Ranko)
落款が
アトリエでご機嫌
お留守番 (ウィルバー)
表裏
秘密めいたる
月夜かな (町 子)
元町ぶらり
出逢う訳なく
赤いチャリ (昌 暘)
妥協できず
もう一枚書き
作品に納得 (ウィルバー)
義母の残しし
白木蓮の
花満ちる (賀 子)
桜散り~
なお春爛漫~
有馬の湯 (昌 暘)
褒められて
私も作品も
飛び跳ねて (Ranko)
何事も
無き如くに
桜咲き (町 子)
クタクタ
うさぎを癒す
ジャスミン茶 (ウィルバー)
寒さ我慢
ちょっと春の装い
襟ただし (Ranko)
春の夕暮
桜に誘われ
散歩犬 (賀 子)
それぞれの
憂いを知りて
桜散り (町 子)
雨ばかり
お天気の
ありがたさを 知る (ウィルバー)
うたた寝て
車中検札も
帰路の人 (Ranko)
ひさかたの
出逢いしかのひと
春の夢 (賀 子)
有馬越え
春爛漫
酒一献 (昌 暘)
かの戦争から70年
戦後生まれの私
何も知らずに育ち
いまの今がある
老いし
陛下が皇后が
壮烈に戦った
あのパラオにいる
私は何か
居座りの悪い椅子に
居る感じ
パラオに行こうと
いま思った
2015.4.8
今川昌暘
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