パジャマお兄さんの「遺された断想」

新宿系自作自演漫才師「ルサンチマン」の「パジャマお兄さん」こと浅川渉のブログ

お笑いには定石がある

2011年07月24日 01時59分12秒 | 日記
人を笑わせる方法には、定石がある。特に漫才なんてのは典型で、定石通りやるだけで、人は笑うのだ、本当は。ましてや現代人はテレビによって「笑うタイミング」や「何が面白いとされているか」を常日頃から訓練されているのだから、なおのこと。

だからこそ、私はそれをはずしたくなる。

今、漫才師は二極化していて「定石通りやって、精度を高める」タイプと、「定石をあえてはずす」タイプに別れてる。

はずした漫才をやると、下手すれば「漫才の基礎すらわかっていない」という烙印を押されかねない。

だからと言って、見る側にたいして「もっと高い視点からお笑いをみろ」というのも傲慢な話。「お笑いなんて深く考えないで単純に笑いたいだけ」というのもわかる。いやむしろ、それが真っ当な考え方。

表現する側の人間である以上、この問題はずっとついてまわる。

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