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年長組奮闘紀行

後期高齢者の人生年長組員が勝手気ままに綴るほろほろ日誌

捏造と偽装と裏金

2007年04月21日 | 街角展望
 朝日新聞の夕刊紙面で、こんなコラムが目に付いた。「むかし、万里の長城、ピラミット、戦艦大和は世界の三大馬鹿」。「いま、番組捏造のテレビ、臨界事故隠蔽の電力、裏金温床温存のプロ野球は日本の三馬鹿業界」。言い得て妙だ。
   
 関西テレビの捏造番組は、外部調査委員会の報告書で16回のコメント捏造や実験データの改ざんが指摘された。民放連から除名されたが、放送人として視聴者をだまし続け、放送法改正の動きを加速した罪は深い。電力業界の相次ぐ臨界事故の発覚にも驚いた。制御棒が点検作業ミスで勝手に抜け落ちた事故を会社ぐるみで隠蔽したとは恐れ入る。口ぐせの「原発は安全」が泣く。
   
 フアンを度外視したプロ野球界の裏金汚濁にもあきれた。西武の外部調査委員会は高校野球部の監督に1千万円渡していた事実を指摘した。こんなことではノンプロ球界も立派な口はたたけない。

連日のおわび広告

2007年03月10日 | 街角展望
 新聞紙面に連日、会社関係のおわび広告が掲載されている。それも1、2社ではない。多い日は5、6社が並ぶこともある。謝罪会社の業種を見ると、家電製品から衣料、食品、スポーツ用品と多分野にわたる。製造過程での異物混入や欠陥を指摘され回収するという説明がほとんどだ。チェーン展開の大手喫茶カフェは消費期限を超過した生菓子2個を販売したとして「おわびとお願い」を掲載した。

 消費期限切れの原材料の使用が発覚した大手菓子メーカーの不二家は、会社存亡の危機に追い込まれている。スーパーなどから商品を締め出され、販路を完全に断たれた。内部調査の結果を小出しに発表したため、不信感を一気に増長させたようだ。バレンタインデーを前にチョコレートの安全宣言を出そうと動いたが、これも断念した。この時期に不二家のチョコを買って贈る人はいない。

 今月中旬、スーパーなどで納豆が売り切れる日が続いた。「1日2個食べるとやせる」。こんな関西テレビの生活情報番組が流れ、一気にフィーバーした。ところが、この番組に使ったデータは実験や測定もしていない架空の捏造(ねつぞう)だった。報道番組で不二家を批判しておきながら、自社では公共電波を使って消費期限切れより悪質な捏造番組を制作していた。社長がわびて減給で済む問題ではない。

久々のゴルフ満喫

2007年03月05日 | 街角展望
 毎月1回、定期的に集まり、酒を飲みながら歓談している会社のOBグループ「溝の口会」の3月例会に参加。今回は会社の伊東保養所に出掛け泊り込みで開くことになり、大宴会になった。歳をとっても皆さん酒の方は一向に減らず、またたくまに酒ビンが空になった。宴会後、カラオケを歌いまくり、夜遅くまで楽しんだ。

 翌日は久しぶりに伊東サザンクロスで開かれたゴルフに参加。成績はいつもの通り、いまいちだったが、春の緑を満喫、気持ちいい1日になった。朝から時々小雨が降るあいにくの天候だったが、プレーを終了した直後から土砂降りの天候に急変、ラッキーなゴルフ日和でした。

 車でJRの駅まで送ってもらったが、雨足に気を取られ、楽しみにしていた干物を買う機会を失っての帰宅だった

あきれた捏造番組

2007年01月20日 | 街角展望
 久しぶりにマニラから帰国し近くのスーパーに買い物行ったら、納豆売り場に売れ謝罪の張り紙が張ってあった。疑問に思っていたら2、3日後の朝日新聞を見て分かった。

 「一日二個食べるとやせる」。こんな関西テレビの生活情報番組が流れ、一気にフィーバーしたという。この番組に使ったデータは実験や測定もしていない架空の捏造(ねつぞう)だったというからあきれる。消費期限切れの原材料の使用が発覚した大手菓子メーカーの不二家より悪質だ。社長の減給で済む問題ではない。

 それにしても全国紙を見ていると、連日、会社関係のおわび広告が掲載されている。多い日は五、六社が並ぶ。家電製品から衣料、食品、スポーツ用品メーカーと各分野が軒を並べる。大手喫茶カフェが消費期限を超過した生菓子二個を支店で販売したとして「おわびとお願い」を掲載した。企業のぴりぴりした対応が伝わってくる。消費期限切れの原材料などこれまで結構使っていたのだな、とかんぐりたくなるよ。

大雨の高速道

2006年12月26日 | 街角展望
 関東地方は季節はずれの記録的な大雨に見舞われた。朝から降り続いた雨は、午後になると一段と激しくなった。仙台に転勤する息子一家の引っ越しを手伝い、帰路に着くと、首都高の長い渋滞に遭遇した。ノロノロ走行が続いて、料金所ではETCゲートに長い車列ができ、一般ゲートはすいすいという逆転現象に驚かされた。

 やっと中央道に入ると、雨は10メートル先も見えない土砂降りになった。制限速度50キロの規制が出ていたが、ほとんどの車が80キロから100キロ近くでぶっ飛ばす。都心から多摩の自宅まで3時間半かかった。東京駅から仙台に向かった息子一家は、多摩帰着より早く仙台に到着していた。

映画、硫黄島からの手紙

2006年12月18日 | 街角展望
 クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を見た。硫黄島の戦いを日米双方の視点から映画化した2本のうちの日本版。米兵の捕虜を看護した日本軍と日本兵の捕虜を射殺した米軍のシーンが強烈に印象に残った。栗林中将の人柄、生きざまも初めて知った。「これまでの戦争映画の多くは、どちらが正義で、どちらが悪だと描いていた。しかし、人生も戦争もそういうもではない」。イーストウッド監督は、「日本の皆様への手紙」の中で、こう書いている。人を殺し合う戦争に正義などあるはずがない。イラクでは今日も多くの人々が殺されている。

東京のイルミネーション

2006年12月10日 | 街角展望
 師走に入って今年も趣向を凝らしたイルミネーション・スポットが各地でオープンした。サンリオピューロランドがある自宅近くの遊歩道でも両側の街路樹を利用した長い光の回廊が出現した。トナカイやアザラシなどを模した電飾動物七十頭近くが登場。子どもたちに人気の高さ四・五メートルの大きなバルーン型「キティー」二体も電飾されて回廊に並べられた。

 この時期、イルミネーションを見て回るのも楽しいものだ。東京駅前の丸の内仲通りでは、白熱電球のほかにオレンジ色の発光ダイオード(LED)を組み合わせた約百万球の電球が街路樹を飾る。新宿駅南口の「サザンライツ」もさまざまな光の通路を演出。新橋駅近くの汐留商業施設では、海をテーマに青色LED二十万個を使って、波が揺れる幻想的な大海原を再現した。
  
 街路樹のケヤキに電球を飾り付けるのは「生育に悪影響」との声に押されて、明治神宮に通じる表参道では、今年から大きな行灯(あんどん)を並べるイルミネーションに衣替えした。行灯は長方形で高さ約六メートル。街路灯六十基を半透明の箱で囲み、LEDの照明を変化させながら両側一キロの街路樹と参道を照らす。環境に優しさを求めた和風の苦心作のようだが、表参道族の人気を呼びそうだ。

100人の東京駅展

2006年10月16日 | 街角展望
                    
 写真愛好家100人を募り、JR東京駅の1日を記録した「96年夏 100人の東京駅」の写真展が開かれている。デジカメ全盛時代に27枚撮りのレンズ付きフィルムを手渡された100人が、今年7月29日に東京駅に集合、思い思いにシャッターを切ったという。東京・江東区の竹中工務店東京本店内のギャラリーに展示された写真は約2700枚。赤レンガの駅舎から新幹線ホーム、売店、待合室、地下道など狙う視点はさまざまだ。東京駅を利用した昔の思い出がよみがえってきた。

 東京駅は通勤の行き帰りに毎日利用していた。阪神タイガースの応援で東京駅発の夜行寝台列車「銀河」を利用しこともある。朝、大阪に着いて甲子園で阪神ー巨人戦を応援し、その日の夜行でとんぼ返りした。国鉄が 豪華寝台特急と宣伝して登場した博多行きのブルートレイン「あさかぜ」を東京駅に見に行き、乗りたくて積立貯金をして友人と九州旅行に出掛けた思い出もある。

 写真展の図録によると、東京駅は1914年(大正3年)12月14日に完成、18日に開業式が行われた。駅舎は3階建てで、1階は駅施設と皇室専用玄関、2,3階は同管理局と東京ステーションホテルが使用した。戦災で現在の2階建てになったが、完成時は王冠を戴いたような壮麗な建物だったという。戦後60年、この東京駅を昔の創設当初の建物に修復する工事が来年から始まるという。完成年は聞かなかったが、完成時まで頑張ろう。

中田英寿が引退

2006年07月03日 | 街角展望
 中田英寿選手がホームページで引退声明を出した。29歳。若い。3回のワールドカップ日本代表。その潔さに感服した。この夜、テレビ朝日の報道ステーションで、古館アンカー・マンが、引退声明の全文を淡々とした口調で読み上げた。

 素晴らしい文章だった。サッカーに興味のないかみさんが、読み終わるとテレビの前で手をたたいて感動していた。一瞬、目頭が熱くなるほどの素晴らしい文脈だった。

 時間の限られた生番組で、前例のない長い文章を読み上げた古館アンカー・マンに拍手を送りたい。事実関係だけを伝えたNHKとの報道姿勢の違いを十二分に感じさせてもらった。

携帯音楽プレーヤー

2006年01月20日 | 街角展望
 米アップルが日本市場に投入した携帯デジタル音楽・動画プレーヤー「iPod」が爆発的に売れている。音楽用は大きさが手のひらサイズ、厚さはわずか六・九ミリ。超小型プレーヤーながら音楽CD七十枚分に相当する一千曲が記録できる。動画のソフト配信数も発売二十日間で百万本に達した発表した。近くの量販店に聞くと、音楽用の一部「iPod」は予約しても二カ月待ちになるという。

 「iPod」はパソコンでネット・ストアから簡単に音楽・動画を購入できるのが最大の特長だ。音楽は一曲百五十―二百円、アルバムを丸ごとダウンロードすることも可能。購入した曲を焼き付けて自分好みのCDも作れる。手持ちのCDを「iPod」に記録すると、自分好みの携帯用の音楽データーベースが出来上がる。

 正月にデジタル音楽プレーヤー市場でアップルとシェア争いをするソニーのネット・ストアから音楽クーポン券が送られてきた。専用ソフトを使って接続すると、簡単に新曲がダウンロードできた。音楽・動画のネット販売が急速に拡大していることを実感した。ソニーは対抗商品の新ウォークマンを投入し巻き返しを図っているが、独走する「iPod」からシェアを取り戻すのは容易ではない。