黒虎軍団記~RYUEIRYU KARATE~(劉衛流空手古武道龍鳳会)

劉衛流空手古武道の紹介、師匠・佐久本嗣男先生に仕える黒虎軍団の奮闘記。M団長の主観。

自主トレ再開

2005-08-30 23:39:44 | 修行について
今日から、自主トレを再開した。毎週水曜の佐久本先生との練習とは、別に練習をするのは、1ヶ月ぶりだ。

黒虎練習場がなくなって、しばらくは、黒虎メンバー、竜虎の木村道場で週2回、自主トレしてたが、なんだかんだで、休止中だった。

ひさびさに、ゆっくりと技をひとつひとつ確認しながらの反復練習。

両手、両足に軽めの重りをつけ、二丁鎌の手数を確認、技の意味をイメージしながら鎌をふる。技の不明瞭な点を、佐久本先生に質問するために、整理する。運足について、終盤の二丁鎌の使い方についてなど。

続いて、棒をふる。劉衛流の棒は、先端に金属のリングをはめているのが特徴。自分も六尺棒に金属のリングをはめている。(自分で作成したもの)

今日は、打突の時の運足と腰の使い方に重点をおいた。打突の時、棒の引きと、かすかに送り出す腰の連動動作がポイントなのだが、イマイチしっくりこなかった。突きに関しても、狙った目標に連続して突くものの、棒先づれがちだった。

しかし、今回の自主トレは、再開にふさわしく、いろいろと収穫があった。これからの練習につなげていこうと思う。

また練習場所を提供してくれる、竜虎に本当に感謝してます。ありがとうね。

今回掲載した写真は、劉衛流独特の棒(金属リング付き)です。

修行 ~棒編~

2005-08-26 22:28:01 | 修行について
沖縄では、空手道大会で、古武道(棒・サイ)が導入されている。他の都道府県では、ないことだと思う。

空手発祥の地である沖縄では、空手と古武道は、両輪をなすとされて、劉衛流でも空手、古武道の両方を練習する。

自分も、現役時代、空手(組手)の試合には出ていたが、長いブランクがあり、3年前から、佐久本先生に手数を教わり、古武道(棒)で2回大会に出場したが、惨敗。空手、古武道の奥深さ、自分の未熟さを、痛感する。

惨敗後、大会会場にいた劉衛流同門、名護のI先輩に、意見を聞くと、「技は、丁寧だが、リズムが、単調」、「全体的に、キメが流れてる」とのこと。

そして、黒虎軍団3兄貴のひとり、たくや先輩に、意見を聞くと、「前半、いい所もあったけど、全体的に、メリハリない」、「組手のように、棒を使い、相手(敵)を想定して、突く、叩くを意識いたほうがいい」とのこと。

名護のI先輩、兄貴たくや先輩の意見を聞いて、自分では、気づかないことに、なるほどと思った。

当面の棒を練習するにあたり、自分の方向性が決まった。

・全体的に、技を単調にせずに、抜き、決めを意識する。
・組手のイメージで、相手(敵)を想定して、突く、叩くを意識する。
・ひとつひとつの動きを反復練習し、スムーズにする。

黒虎軍団T支部長の木村道場で、自主トレするものの、やればやるほど、棒の難しさ、空手古武道の奥深さを感じる。
なのに最近、自主トレも怠けているので、気持ちを入れかえ、来週から最低、週1回は、自主トレを再開しようと思う。
頑張らねば!上達の道は、まだまだ遠い。

・今回掲載した写真は、棒の練習をしてる自分(M団長)です。

佐久本先生との語らい

2005-08-23 22:45:24 | 佐久本先生について
佐久本先生と弟子たちで、たびたび飲み会をする。

自分は、佐久本先生と飲むのが、非常に好きだ。先生の話がとても面白いからだ。

佐久本先生の若かりし日の出来事、劉衛流の事、空手界の話、琉球の歴史について、ゴルフの奮闘記、これからの計画、男についてなど、わくわくする。

この間、「みんなで中国にいこう!」との佐久本先生の提案は、かなり燃えた。

佐久本先生と海外旅行ができるなんて、最高に楽しいだろうなぁ~。

佐久本先生も、かなりノリノリだったので、絶対実現させたい!

「中国旅行費積立プロジェクト」を早めに実行に移さねば。燃えるなぁ~。

佐久本先生は、本当に魅力的な師匠です。

先生は、弟子の申し出を、決して無にしない。何らかのかたちで、必ずかえしてくれる。筋の通せば、先生は、わかってくれる。頑張ってる人を必ず、みている。

自分は、佐久本先生から「お前は、単純だが、義理堅いいい男だ」と言われた時、飛び上がるほど、うれしかった。

「忠臣は、二主に仕えず」の言葉どおり、自分の心は、一生涯、佐久本先生以外には、仕えない。最高の主君に出会えて、自分は、本当に幸せだと思う。

飲み会で、知らず知らずに、佐久本先生のとなりをキープする自分は、本当に佐久先生が好きだな~。

*今回掲載した写真は、佐久本先生とU高空手部同期の集合写真です。

劉衛流について その2

2005-08-04 23:57:08 | 劉衛流について

劉衛流 技の体系

 

*空手・形 (無手の法)*

 

1.十三(セーサン)

2.二十四(ニセーシー)

3.三十六(サンセールー)

4.巴球(パーチュー)

5.黒虎(ヘイクー)

6.白虎(パイクー)

7.安南(アーナン)

その他(セーユンチン、オーハン、パイホー)などがある。

 

*武器を使用する古武道*

 

長器の法 棍(棒): 公望の棍 ・カーティンの棍 ・リューリューの棍、櫂(エーク)

短器の法 釵(サイ):一の段 ・二の段、二丁鎌、団牌(ティンベー)

 

劉衛流の特徴

 

 相打ちの先 「相打ちの先」とは、攻撃と防御が必ず一緒になっている事で、「攻防一如」などと呼ばれる。

 

一足二拳 劉衛流では、徹底的に攻める事を身上とし、一歩踏み込む間に、二本突くという事で、一歩目が、地面に着く前に素早く、二連突きを決めなければ、意味がない。

 

上肢と下肢は、一致する 動きの中で、上半身の動作と下半身の動作をバランスよく連動させる。

 

虚をつくらない 構えるにしろ、技を仕掛けるにしろ、不用意な動作、虚(スキ)を決してつくらない。

 

一眼二足三胆四力 一番大切なのは、目付(間合をとり、人を射貫くような鋭い目)。二番目は、立ち方・足の運びなどの運足法(後ろ足での決め)。三番目は、胆力(勇気や決断力)。四番目、最後に力であり、力には、頼るなという事である。

 

(M団長の主観)おおまかな劉衛流の特徴であるが、かなり奥が深いので、必死で勉強中です。