Like a Salmon - MBA Life in UW Seattle -

MBA留学、子連れシアトル生活、釣り、北米旅行記など。MBAなことから関係ないことまで徒然なるままに書き連ねます

Hurricane Katrina

2005年09月03日 | MBA 2005 サマースクール編
日に日に状況が悪くなるHurricane Katrinaの爪あとですが、こちらでは連日政府の対応のまずさを指摘する記事がTopを飾っています。こうした指摘はHurricaneが迫っている時にはなされず、死という犠牲を伴って初めて喧伝されるというのは、日本もアメリカも同じようです。人間は進歩しないのでしょうか。

Life is beautifulというサイトで
アメリカの人口の12%が「貧困層」であり、そう言った人たちは日々の食事も満足に食べることの出来ない生活をしている
とあります。そういう話は、こちらにきて時々耳にします。シアトルでも、タコマ空港のあたりに行くと、小学校の80%ほどは貧しい黒人、残りの大半はヒスパニック、アジア人は一人いるかどうか、という地域もあるそうです。私の住んでいるBellevueのような金持ちエリアや、Seattleの大半のエリアは白人およびアジア人が多く、治安も日本と同じ位に感じるほどですが、アメリカには貧富の差が歴然とあると、こちらに来て実感します(いや、まだ実際には実感とは言えないでしょうね)。今回のHurricaneでも、被害にあった10万人程度の人は、貧しくて車もないから避難も出来なかったらしく、また政府はそうした事を知った上で無策であったと、非難されているのです。

学校からは、New OrleansにあるTulaneという学校のMBA学生を受け入れる決定をしたと周知がありました。その学校には、実は同僚が行こうかどうか迷っていた事があり、今回このような事態になってみると、行かなくて良かったねと不謹慎にも思う次第です。Tulaneの学生は学校が復旧するまでの間だけらしいです。MBA学生というのは大抵中流階級以上の人だから、今回の災害の被害者と言っても生命の危険はなかった、とも言い切れないでしょう。自らの経験から、被災者に対しては誠実に対応したいと思います。
コメント
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