【情報の達人】は 【ランキング】⇒【検索の達人】から

「99%のゴミ情報」に踊らされない為に、
【①~⑩】を[コピー&ペースト]でチェック⇒【論述・穴埋め問題】で情報を入手

【大学入試センター試験】②

2008-09-13 09:47:54 | 4 教育ニュース {新聞・雑誌・テレビ}
【調べもの文庫】 高大連携情報誌 『基礎知識シリーズ』(ブログ版)

検索の達人

【検索の達人  ■■■■】 ■■■■に文字を入力!

【大学入試センター試験】

大学入試センター試験とは、独立行政法人大学入試センターによって例年1月中旬の土曜日・日曜日の2日間にわたって行われる日本の大学の共通入学試験である。国公立大学共通一次試験が大学共通一次試験と改められ、更に改称し現在に至る。

正式名称は大学入学者選抜大学入試センター試験であるが、一般にはセンター試験と呼ぶ場合が多く、大学入試センター自身もセンター試験と称しているこのため本項では一般的な呼称である「大学入試センター試験」として記述する。また受験生の間では「センター」「セ試」で通じる場合が多い。また大学入試の願書等でDNCと記載されることもある。



[編集] 試験結果
受験生は各大学に出願する前に自身のセンター試験での成績を知ることができない。そのため、解答時に問題用紙に自身の解答をメモしておき、後日、新聞などで発表される正解・配点と照合して自身の成績を推定する、いわゆる「自己採点」を行う。解答に「△(部分点)」はなく「○(正解)」か「×(誤答)」しかないので、これが唯一の情報源になるのだが、自分の解答を正確に控えておかなかったり、マークミスなどを犯していると、自己採点の点数と実際の得点が違うということが起こり、受験校を決める上で致命的なミスにつながることもある。

なお、現在では、採点結果を大手予備校に送ることにより、ある大学の志望者の中における成績の位置を知ることのできるシステムも整備されている。予備校は試験終了翌日の夜までに全国の高校・予備校・書店から申込者の自己採点結果を回収し、コンピュータシステムを使いデータを分析する。そして、試験終了から4日後には申込者に分析結果を配布するのである。予備校では、このデータ分析に加えて、各高校などに配布する成績資料も同時に作成しなければいけないため、この時期は繁忙を極めている。なお、受験者の多くは複数の予備校に自己採点の結果を送るため、予備校ごとに順位や合格判定の結果に大きな差が出ることはあまりない。代表的なものでは、代々木ゼミナールのセンターリサーチ、河合塾のセンター・リサーチ(バンザイシステム)、駿台予備学校・ベネッセコーポレーションのデータネットなどが挙げられる。


[編集] 入試における利用
大学により、最終判定におけるセンター試験の利用法は異なるが、大きく3系統にまとめることができる。

センター試験単独判定型
センター試験の結果のみで合否を判定するタイプ。私立大学で一般入試(大学独自の問題による入試)と並行して行われる場合が多い。国立大学の後期試験でも、センター試験だけで合否を決めている例もある。
センター試験 + 二次試験型
センター試験の結果と二次試験(大学によっては、小論文・面接等も課される)の結果を合計して合否を判定するタイプ。ほとんどの国公立大学はこれに当てはまる。センター試験の点数による第一段階選抜(いわゆる「足切り」)が行われる場合がある。
センター試験(傾斜配点)+二次試験型
センター試験のうち、一部の科目のみを点数として採用して、かつ各教科の本来の点を75%~25%程度に圧縮し、そこに二次試験の結果を合計して合否を判定する。京都大学や筑波大学などが好んで採用している。
センター試験独立利用型
センター試験の結果を第一段階選抜にのみ利用し、最終的な合否の判定は二次試験の結果のみで行うタイプ。(京都大学理学部など)
大学入試に関する詳しい情報については、大学受験を参照して下さい。


[編集] 日程・出題科目
2008年度の実施日程と出題科目は以下の通り。全6教科33科目。志望する大学の学部(または学科)が指定した科目を選択して受験する。ただし、例外として外国語では、「英語(筆記)」を受験する場合、志望する大学の学部・学科が「英語(リスニング)」を指定していなくても、リスニング試験を受験しなくてはならない。また、国語において、志望する大学の学部・学科が指定する特定の分野のみ解答する場合でも、試験時間は変わらない。

[編集] 第1日
2008年1月19日本試験実施

公民: 各100点満点、試験時間60分
現代社会
倫理
政治・経済
地理歴史: 各100点満点、試験時間60分
世界史A
世界史B
日本史A
日本史B
地理A
地理B
国語: 200点満点(近代以降の文章100点、古文50点、漢文50点)、試験時間80分
国語
外国語(筆記): 各200点満点、試験時間80分
英語
フランス語
ドイツ語
中国語
韓国語
外国語(リスニング): 50点満点、試験時間60分(機器等説明時間30分、問題解答時間30分)
英語
外国語(筆記)で「英語」を選択する受験生は必ず受験しなくてはならない。ただし、重度の難聴者については免除される。また、「英語」以外の外国語を選択した者は受験できない。

[編集] 第2日
2008年1月20日本試験実施

理科 (1): 各100点満点、試験時間60分
理科総合B
生物I
数学 (1): 各100点満点、試験時間60分
数学I
数学I・数学A
数学 (2): 各100点満点、試験時間60分
数学II
数学II・数学B
数学Bについては、数列、ベクトル、統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータから2題を選択して解答する。
工業数理基礎
簿記・会計
会計については、会計の基礎、貸借対照表、損益計算書、財務諸表の活用、の4項目のうち、会計の基礎が出題される。
情報関係基礎
職業教育が主となっている農業、工業、商業、水産、家庭、看護、情報、福祉の8教科に設定されている情報に関する基礎的科目が出題される(農業科:「農業情報処理」、工業科:「情報技術基礎」、商業科:「情報処理」、水産科:「水産情報技術」、家庭科:「家庭情報処理」、看護科:「看護情報処理」、情報科:「情報産業と社会」、福祉科:「福祉情報処理」)。
理科 (2): 各100点満点、試験時間60分
理科総合A
化学I
理科 (3): 各100点満点、試験時間60分
物理I
地学I

[編集] 過去問の再利用
センター試験では、前身である大学共通一次試験を含めて過去に出題した問題、いわゆる過去問を再度出題したことはない。これは、問題を解いた経験がある受験生と、その経験がない受験生とで不公平が生じるのを避けるためである。加えて、教科書に載せられた題材も出題しないことが慣習となっている。これも過去問と同様に、履修した経験で不公平が生じるのを避けるためである。

しかし、問題を作成する過程で、センター試験や他の大学の過去問、模擬試験、教科書などと題材が重複していないかを点検する作業に、膨大な時間と労力を割かれる状況が年々深刻化してきた。また一方で、センター試験の問題は、各大学が入試問題を作成するときに参考資料とすることが想定されているため、学習指導要領に基づいた良質な問題を出すことが求められており、年々少なくなる題材から良質な問題を作成することは限界に近付いていた。

このような状況を憂慮した大学入試センターは、文部科学省や国立大学協会などと協議したうえで、過去問の活用を行う方針を固めている。良質な問題の収集と分析評価を行い、過去問を再利用するのである。導入時期は2010年度からとしている。対象は主に国語や英語といった教科における「出典文」とされ、設問ではなく、文章や題材が再利用される予定である。受験生にとって、センター試験の過去問演習は、現在よりも一層重要度を増すと考えられている。

[編集] 外部リンク
独立行政法人大学入試センター
河合塾解答速報ページ - 1998年度以降のセンター試験の過去問題を公開
センター試験を動画で解説 - ブロードバンド代ゼミTVネット(gooブロードバンドナビ)

Wikipedia® 最終更新 2008年8月21日 (木) 06:01。

高大連携情報誌「大学受験ニュース」  
236-0038 横浜市金沢区六浦南2-27-18-201 調べもの新聞社
nakamurayoshio@gmail.com    TEL&FAX 045-701-6113
【高大連携情報誌「大学受験ニュース」(ブログ版)毎日発信中!
 正会員(大学・高校・教育関係機関) 年会費(18000円)