とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第168話 黄色人参のしりしり

2015-11-20 10:49:41 | 栃木の肴

先日、N.小島氏からいただいた黄色人参で作った人参しりしり。ご自分の畑でとれた貴重な黄色人参です。

珍しい黄色人参をいただきましたので、さっそくしりしりにしていただきました。

作り方は簡単です。ささがきにおろせるスライサーで人参をしりしり(すりすり)、それを油少々で炒めます。味は塩、コショウだけです。

フライパンで炒め、最後に溶いた卵でチャンプルーのように回し炒めてできあがりです。人参の甘さが引き立ちます。私はうずらの卵を10個ほど使いました。うずらの卵は火を入れるとやや硬めになりますので、しりしりにちょうど良いのです。温かくても、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもいいですね。


とちぎの「おいしい」 第167話 あけびの皮のてんぷら

2015-11-04 15:47:16 | 栃木の肴

 深秋も一気に進んでしまいました。あけびの皮のおつまみを紹介しておこうと思います。

あけびの実はちょっとゼリーのようなジュレのような、、口当たりは甘いのですが、種が固いので山の現地でいただくときには種は出してしまいますが、種も料理に使う方もいます。

きょうはあけびの皮をそのまま天ぷらにした、ほろ苦い肴を紹介します。

皮がぱっくり開けば、実はそっくり取り出せます。皮は水でよく洗ったあとに水気を切り、小麦粉を軽く溶いた中にくぐらせ、油で揚げるだけです。東北地方ではこの皮に肉詰めしたものをじっくり焼く郷土料理もありますが、栃木では茄子と合わせて甘味噌味で皮を炒めたりする方が多いようです。揚げたてにザラメなどをかけてみると「苦い甘い」のほどよさが酒の肴にもってこいの逸品になります。


とちぎの「おいしい」 第166話  ヤツガシラのざらめ煮

2015-03-18 13:02:09 | 今夜のおかず

ヤツガシラの旬には何度も食べておきたい煮つけです。カタカナで書くと同名の鳥がいます(余談ですが)。

八頭は里芋科でいわゆる親芋です。お正月前によく出回りますが、三月だとすれすれ季節の最後の芋です。じきに芽が出るころですから。早いところではもう芽が出ていることでしょう。

皮をむいて、ひとくち大に切り、水としょうゆとザラメを適宜入れただけの煮つけです。今回その他は何も入れませんでした。山椒の葉など冷凍しておくとてっぺんの飾りにいいかもしれません。添え物としてゆず皮やレモンの皮など、旬の季節に冷凍しておくといいですよね。見た目にいい感じです。

ザラメは仕上げの弱火で2~3分煮詰めると、とろっと粘り気がでますので、冷めても箸休めにいいです。


とちぎの「おいしい」 第165話  鹿沼・金山農園のアスパラガスの炒め物

2015-03-16 12:44:28 | 栃木のすぐれ物

春先取りといったアスパラガス。炒めものにいいですね。

今回使ったのは鹿沼市・金山農園のアスパラガス。柔らかく、ハカマを軽く包丁の柄でそぐだけで、あとは斜め切り。

しめじや鶏肉、豚肉などと炒め合わせてよく合います。今回は薄切りの豚肉、大根の厚めのいちょう切りと合わせてみました。

仕上げにブロッコリーの芽などかけて春らしく。

まずは大根をよく炒め、油になじんできたところで豚肉を合わせ炒めます。ここで鶏ガラスープをちょっとかけ回し、蒸気とともにアスパラガスとシメジを入れてさっと炒めて終わりです。

さっと塩コショウし、薄口しょうゆのジェルなどかけていただくとおいしいですね。


とちぎの「おいしい」 第164話  焼きナスのカレー「春呼カレー」

2015-03-10 14:35:54 | 栃木の特産

ナスやじゃがいも、玉ねぎなど地元の野菜を使用しています。ふつうにカレーを作るのと変わりありませんが、ナスはルーを入れて最後にそっと馴染ませる要領で。

玉ねぎはスライスし、はじめにしんなりするまで炒めておきます。

ポイントはリンゴ半分(3~4人分に対して)をやや小さめに切り、他の具を炒める段階から投入。ナスは金串で2~3分直火で全体をあぶるように焼いてから冷水の中で皮をむいておきます。ナスのおしりに切れ目を入れると手できれいにタテ半分に割れます。

市販のルーにケチャップ1サジとメープルシロップをほんの少し入れるとフレーバーな香りのカレーのできあがりです。

春を呼ぶカレーという意味で私は「春呼(ハルコ)カレー」と命名しています。コートなど要らない暖かい春が早めに来ますように。