潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

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秋田書店のファンタジー

2018-12-27 19:39:00 | コミック
 例のお試しで読んでみて気に入り、続きを読んでいるもの。

○ すもももも『後宮デイズ〜七星国物語』全14巻(秋田書店)
 プリンセス掲載の架空中華もの。ファンタジーといっても魔法や架空生物は出てきませんが、設定やストーリーラインなどはかなりしっかり作られてます。タイトルでちょっと引きますけど、中は軽めなのに至極真面目。
 正体不明の賊に両親を殺され、兄とも離ればなれになった少女翡翠は旅芸人の一座に拾われます。あるとき後宮に芸人として入ることになり……という話。
 10巻までが本編でそこから番外編が続くのですが、本編の終盤で「あっ」という展開があります。詳しく触れるとネタバレになっちゃうので……少女漫画では王道な流れなのに、なぜか気付かなかった私。古典的すぎるからむしろ新鮮でした。

○ 滝口琳々『新☆再生縁 明王朝宮廷物語』全11巻(秋田書店)
 こちらもプリンセスGOLD。詳しいことはwikiに譲るとして、『再生縁』を明朝に移して焼き直した宮廷ものです。これも広義のファンタジーといっていいんじゃないでしょうか?
 あいにく原典を読んでいないので比較出来ないのですが、漫画にありがちな男装ネタを陳腐にせず巧く扱ってあります。そうそう、普通はバレますよねえ、早い段階で。
 こちらまだ途中までしか読めてないのですが、やはりしっかり作られた中華ものです。

 ほか、秋田書店の歴史物、歴史ファンタジーってなんか侮れない……。菅野文『薔薇王の葬列』もそのうち読んでみたいと思ってますし、昔から良作が多い印象です。そういえば『王家の紋章』もこのジャンルかな。あ、『クリスタル・ドラゴン』も秋田だわ。

 逆にトライしては討ち死にしているのが白泉社系のファンタジー……。暁の○ナもダメだったし、赤○の白雪姫も狼陛下の○嫁も合いませんでした。王○の条件もぴんと来なかったなあ。なんでだろ? 相性ですかね。

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