新百合碁レンジャー 戦いの記録

これは世界戦略を狙うゲームとネット依存の恐怖から世界を守る囲碁戦士たちの壮絶な戦いの記録である。(・・・なんでやねん)

ロッテ杯に向け気合入ってます!の巻1

2015-07-18 19:17:39 | KIDSの巻
太陽の光が、朝から痛いくらい さしていて
日向に出ると、溶けてしまいそう
いきなり、暑くなり、蝉の声がやばい・・

あっ、いきなりすみませんっっ!
最近「やばい」を連発していて、実にいけません。
日本人なら正しく、美しい日本語を話しませう。(「戦前かっ!」)


やまゆりのドアを開けて、二階に上がると
とたんに、むううううっとすごい熱気と湿気
なにはともあれ、まずは冷房をつける

最初だけ25℃  
少し冷えてくると28℃へ  でも

あぁ~暑い~

子ども達は次々と元気に上がって来て
きゃっきゃっと楽しそうに話している
KIDSの子たちは、本当に仲がいい

しかし、仲がいいだけでは困る
ちゃんと碁盤と碁石を出して座るかな
少し眺めていると、少しずつちゃんと並べて棋譜並べを始めている

ん、よしよし(*^。^*) では、いつも通り、まずはご挨拶

「おはようございます」 「おはようございまぁす」
「さぁ、ロッテ杯ですよ。気合入れてやりましょう」

ホワイトボードに書いておいた
ロッテ杯のチームと、メンバーを指しながら
「今日はロッテ杯のメンバーで対抗戦やります。大会と同じハンデ戦です」

文科杯はオール互い戦
ロッテ杯はチャンピオンクラス以外はオールハンデ戦
戦略が違うので、慣れておく必要がある

「せんせい、主将がいません」 困ったように言いに来たAくん
主将のTくんは中学生、 部活でこの日は不在だった

「大丈夫です。Tくんの代わりに実緒先生入ります(^^♪」
「!!えぇ~~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
逆に相手チームからはこの反応 
ずる~い、と言わんばかりの表情だ

「なんでよ、ハンデ戦なんだから石置くでしょう。一緒でしょうがっ」
「あっそっか」
 って、こりゃこりゃ、そんなことも忘れてたのかい(^_^;)


第一回戦、勝俣先生の『始めて下さい』で一斉にスタート
しかし、BチームのKくん
なんだかやる気なさそう
元気がないのではなくて、だら~としている
暑さのせいか? ま、そのうちスイッチが入るかな


一回戦が終了した後、騒がしくなるのではと心配したが
ちゃんと最後の対局が終わるまで待っていた
すごいぞ、みんな、グッジョブ(^o^)丿
団体戦のやり方だいぶ慣れてきたかも・・❤

いい気分で、二回戦目
ん!なんか体がやけに動いている二人発見!さっきのKくんだ。
姿勢は正しくしているし、顔も無表情なのだが、ふらふらしてる

不審に思い、ふと下を見ると、

机の下で、足をけり合ってじゃれてるっ!!
こりゃあ~~<`ヘ´> なにやってんのさ~

「やる気がないんなら帰りなさい」
「やる気あります」
「じゃ、なにやってるの。真剣に対局できないなら、マジで帰っていいから」
 (あっ!また 「マジで」とか。いけませんねぇ・・・)

しぃーーーん

他の子たちはまるで自分が怒られているかのように
静まり返って、神妙な顔してる
ブログ読者のみなさんに見せてあげたいんだけど
これが、めちゃくちゃかわいいんですよ
子ども達の、神妙な顔とか、泣いてる顔、ホント、いとおしいっていうか
未来に"万歳"したくなります

さて、おこられていたKくん
「ちゃんとやります」 と本気になった様子

そこで、全員に喝を入れる

「今、すごく姿勢がいいです。これがみんなの本当の力です。
みんなのホントの力を知っているから、私は妥協しません。」
ほぅら、こないだ言った通り
背筋が丸かった子まで、しゃんと伸ばして聞いている
Kくんも目が済んできて、すごくいい顔になってきた

「勝つ気で対局しなかったら、絶対に強くなりません。
 逆に、勝つ気で対局すれば、必ず強くなります。保証します」

「えっ!」と驚いてる子がいる
「えっ!」って、こっちがびっくりするよ・・・今更、なに驚いているのかなぁ(^_^;)
なぁんて、思ってはいけない!

そう、子どもって「以前言ったジャン」は通用しない
何回も何回も繰り返す
習慣になるまで言い続けないといけない

これを読みながら、うんうんって共感してくれてるお母さんたちが目に浮かぶようだ

で、また続けて
「勝つ気でやった人は、負けても強くなります」

ほら、聞いている子ども達の顔
なんてキラキラしているんだろう
口をキュッと結んで、悟りをひらいた、お釈迦様みたい
ただし、一瞬だけど(笑)


「それでは、二回戦、始めましょう!」 「お願いしまぁす!」

つづく