今日は古い写真からスタートです。これは６年半前のもの。慎之助７才、あすか５ヶ月の時。ちょうど山梨へ引っ越すことになり、いつも行く美容院にご挨拶に伺った時にお店のオーナーさんが撮ってくれたものだ。
慎之助はオサンポの途中にあるこの美容院に顔を出すのが大好きだった。通りのガラスに顔をぺたっとくっつけてアピールする。いつも声をかけてくれたオーナーさん。
そしてあれから７年が過ぎようとしている。懐かしい思い出の一つとして今日久しぶりにあすかとナムルを連れて歩いてその美容院の前を通ってみた。
今住んでいるところから大人の足で歩けば２０分ほどか。でも今日はぐる～っと遠回りをしたので、３０分以上掛かった。ナムルは初めて歩くところばかり。あすかもたぶんほとんど覚えていないだろう。散々慎之助とオサンポで歩いたところだったので、私だけが懐かしく胸が高鳴る。
そこで不思議なことが起こった。ナムルがその美容院の前を通ろうとした時、突然ピタッと止まる。そしてガラス越しに中を覗き込み、入り口のドアのところでお座りをして動かなくなった。入りたいんですけど～と振り向く。どこかで見た光景。懐かしい光景。慎之助と同じことをするナムル。慎之助とナムルが重なって見えてしまう。そしてぷっと笑ってしまった。あすかが懐かしいと座り込むなら分かるけど、彼は無関心。初めて来たナムルの方が敏感に反応しているのだ。何かが分かったのか？慎之助がそっと教えていたのか？そう思ったほうが神秘的で嬉しい。
今日はちょっと思い出巡りの散歩となりました。近いのに慎之助を再び連れて来ることは出来なかったけれど、今日のナムルを見てきっと慎ちゃんは一緒にいたんだなと感じさせてくれたことが何よりも嬉しいことだった。久しぶりに１時間も歩きました。途中あすかさんは何度か抱っこ。ナムルさんはひたすらワッシワッシと歩き続ける。疲れ知らずの女となりつつある彼女。かなりタフで元気です。