神国の民草

脱懈怠(神国の民草・代表)の参拝記録

香具波志神社

2011年04月12日 | 〔投稿〕 神国の民草・代表 脱懈怠






『香具波志神社』

御鎮座地
〒532-0031大阪市淀川区加島4-4-20
電話06-6301-6501

御祭神
倉稲魂神 保食神 天照皇大神 稚産霊神 埴山姫神 住吉大神 八幡大神

御由緒
当社の祭祀は、天徳三年秋に村上天皇は勅を御下しになり、倉稲魂神、保食神の二柱を斎き祀ったと「加島神社伝記」は伝えている。
五穀豊穣、福徳円満、無病息災、祈雨等に顕著なる御神徳を具現される神々であると、当初より庶人の信仰が厚く、中世になり稲荷信仰が盛んになると共に通称「ごんのかみ」と称され、武門庶民に関わらず広く崇敬を集め、北条時頼の連歌田の寄進、三善長慶の大鳥居の奉納、太閤検地の際には除地となり灯明田等も処方から寄進される等、街道往来の諸公諸氏の崇敬者も多く、その奉斎は遠くに及んだ。
「雨月物語」の作者上田秋成の神恩尊崇は特に有名であり、「六十八首の献詠和歌」の奉納をはじめ「加島神社本紀」の編纂に携わったほどである。加島、竹島、三津屋、田川、は旧中国街道沿いの氏地で加島、竹島は難波八十島の一つで、蟹島、神下香島等も記される。
氏地、御幣島は加島竹島よりさらに昔に開かれた川の港で、幣帛浜、おはらい村等とも記される。八十島祭が行われた場所とされ住吉社が祭祀されていた。
楠木正成公の三男である楠木正儀卿縁の「駒繋楠」は大阪府天然記念物であったが惜しくも、枯死し巨幹を残すのみとなったが、末社の岩木神社に保存され、今も信仰を集めている。
平成7年1月17日の阪神淡路大震災により、文政以来の拝殿、大鳥居を始め、幣殿や境内社、神輿蔵、裏門、石灯籠の全てが全壊したが、再建されている。

感想等
御本殿に「東北地方太平洋沖地震復興祈願祭」の祝詞が奉納されていたことにとても感動した。当社は震災を経験しているからでだろうか。

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