神国の民草

脱懈怠(神国の民草・代表)の参拝記録

岡崎神社

2012年02月22日 | 〔投稿〕 神国の民草・代表 脱懈怠








岡神社

御鎮座地
〒606-0335 京都市左京区岡崎東天王町51番地

御祭神
素盞鳴命 奇稲田姫命 八柱御子神

御由緒
桓武天皇延暦13(794)年の平安京遷都の際に、王城守護のため平安京の四方に建立された社の一つで、都の東(卯の方位)に御鎮座されることから東天王と称した。清和天皇が貞観11(869)年に造営、後醍醐天皇も造営、室町時代には足利義政が修造、幕府との関係も深く、平家物語は官幣四十一社に加えている。治承2(1172)年に中宮の御産の奉幣を賜ったことから、安産の神として祈願する信仰がある。創祀の王城守護方除の勅願より、方除厄除神として信仰が絶えず、厄除祈願はもとより、地鎮祭等の建築に関する祭事が多い。また、往時背後の紫雲山をはじめ境内一帯がうさぎの生息地であったことから、うさぎは氏神様の神使いと伝えられ、御本殿や境内の灯篭・狛兎・狛犬の台座・斎館等にうさぎの彫刻が見られ、特に手水屋形にある子授けうさぎ像は参拝者の人気を集め、御祭神が八柱もの御子神をもうけられ、うさぎが多産であることから子授けの神として祈願信仰されている。

感想等
当社はとても可愛らしいうさぎ像がたくさん見られ、女性の参拝が多く、卯年にはさらに参拝者が増える。
最近、参拝者を無闇に増やすために、「パワースポット」等と自ら称し、本来の御神徳を無視し専ら収益目的としか思えない表現をする神社が増えているよう。特に「恋愛成就」等を謳い文句に商業的展開行っている神社が最近は多くみられ、筆者は憂うべきことであると思う。
私見では、「パワースポット」とは表現せず、「霊験荒たか」とか「御神威がある」というものにして頂きたい。そもそも、「スピリチュアル・カウンセラー」等という人物がメディアに登場するまでは、そのような軽々しい表現はなかったと思う。また、その人物は「神社の御神木に触れるとパワーがもらえる」等と勝手極まりない発言を堂々とし、それに看過された人々が御神木に無闇に触れることによって御神木が枯れてしまったいうことも起きている。御神木も、我々とは比べものにならない程生きておられる神々なのであり、上記のような行為はその「御神体」に不浄な手で触れることに他ならないのである。
一方、当社は御由緒由来の御神徳を広めようとされているように感じた。それは御奉仕されている神職の方の至誠にも表れているようで、当社の境内の神聖な雰囲気も相まって、とても清々しい気持ちで参拝することができた。
鳥居をくぐると、そこは「天皇陛下の御健康」「皇室の弥栄」「国家の安寧」を只管に祈願する御神域であり、「こうなりたい」等「私心」を祈願する場所では決してない。日本人は「神社」の在り方について今一度考えるべきである。

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