うろうろカフェ

50代のオヤジが毎日の生活で感じた事、環境問題や趣味の車、バイク、映画、読書などについて

「気になる!」

2009年10月01日 17時54分42秒 | Weblog
昨日9月30日付の読売新聞に「気なる!」というコーナーがあり、

「低周波音 体への影響は」というタイトルで今ブームになって

いる「風力発電」と空気中の熱を利用して湯を沸かす省エネタイ

プの「家庭用給湯機」

(記事のまま書きました。まわりくどい書き方をしていますが、

ようは流行のヒートポンプ式電気給湯機「エコキュート」のこと

です)

これら環境に優しいはずの機器から「低周波音」が出ていて、

体の不調を訴える人が相次ぎ,環境省が調査に乗り出すと記事に

ありました。

記事の内容については関心のある方は調べてみていただくとして

「低周波音」とは何かというと,人間の耳では聞こえない低い周

波数(1~80ないし100ヘルツ)の「音」です。

最近みつけて読んでいる本にこれがあります。



この本を読んでいたので,読売の記事もすぐに理解できました。

風力発電の大きな風車からは何km離れていても人によっては

低周波音による体の不調(不定愁訴といわれる頭痛、不眠、

イライラ、動悸,胸の圧迫,息切れ,めまい、吐き気、耳鳴り

…等々)を訴えることがあり、同じ家に住んでいても気になら

ない人もいて,これまであまり注目されませんでした。

「エコキュート」は電力会社と家電メーカーが今積極的に展開

している給湯機です。この記事でも大口スポンサーに気を使って

か先に書いたようにまわりくどい書き方をしていましたが、

それでも環境省が動き出すということで、書かざるをえなかった

んだろうなと推測します。

鳩山首相はCO2削減25%を国連で宣言してしまったので、その

ための対策として「エコキュート」や「風力発電」にかなり

期待しているはずですが,現実にはこのような健康被害が出て

います。

過去の公害病の訴訟と国の原因認定にはとてつもない時間と

労力がかかっていて,最終的に国が原因を認めるまでは問題に

なっている製品や販売活動をやめさせることはできません。

企業は儲けられるうちにせっせと販売と設置に励むでしょう。

「低周波音」は敏感な人とそうでない人がいることも事実です。

敏感な人がいくら訴えても感じることができない人からは理解

してもらえにくい性格があり,以前話題になった「化学物質

過敏症」に似たところもあるかもしれませんが、この問題は

原因と発生源の因果関係を早急に解明しないと日本中に「風力

発電」の風車と「エコキュート」がどんどん設置され,さらに被

害者が増える可能性があります。

政権が民主党に変わり,こういった問題にもフットワーク軽く

対応していただきたいものです。