エレガントグリップ ホールドのおすすめ。
中高年社交ダンスサークルではエレガントグリップホールドを推奨しています。
スタンダードでは 準備が出来たら男性が両手を広げて女性を迎えます。
男性は左手親指を見ながら女性のグリップを待ちます。
女性は男性の左手親指を見ながら進んで、まず男性の親指に女性の親指を並んで添えます。
そこを接点にお互いの手を閉じます。小指を立てずに残りの４本指で軽く握ります。
お互いの親指に軽いテンションがかかるはずです。手の中にはウズラの卵が入る空洞が自然に出来ています。
これが女性がなすべき最初のホールドです。この時点で女性の技量が男性に伝わります。
なぜエレガントグリップを推奨するのでしょうか。
ホールドについては角度や高さについて何度も教えられたと思いますが、
最初のグリップについては 教える教室はほとんどありません。
悲しいことに パーティーでは男性の手を見る女性は、ほとんどいらっしゃいません。
まっすぐに面と向かってきてどこにあるの？早く抱いてよ！と言わんばかりに男性の左手をまさぐります。
最初の出会いが悪ければその後のダンスは見えています。
むんずと握られた手の汗は伝わりますが、リードは伝わりません。
さてどうしたらリードを上手に伝えられるのでしょう。
あなたの左手（男性）を伸ばして、写真のように右手（女性）でグリップしてみましょう。
テンションのかかった左手男性の親指にナチュラルターンのテンションをそっとかけてみてください。
親指の指圧だけで、女性の右腕にリバースターンをしてくださいと伝えることが出来ます。
今までのように全部の手を握っていては、腕押ししないと伝わりません。
ご自分の両手でホールドして親指で押しあい、テンションの有無で このグリップの素晴らしさをご自分で感じてみてください。
きっと気に入ってもらえると思います。そしてさらに洗練されたエレガントなダンスができるようになると思います。
中高年社交ダンスサークルでは、『中高年社交ダンス教室』とパーティーの『中高年社交ダンスサロン』でエレガントグリップホールドをするように指導しています。
尚、エレガントグリップはミルコ・ゴゾリー組により１３年前の２０１１年に提唱されました。
追伸：女性の顔の向きは男性が指示を出しています。基本的に顔は左向きですが、PPの時は男性の左手首が外側に反り返り女性に右を向く支持を出しています。エレガントグリップではボディーリードよりも早く親指にテンションがかかるのでもっと早くはっきりと受け止めることが出来ます。グリップは女性が決めるものです。女性が右手を組むときに親指を添えてから手を握ると、お相手のリードをもっと受け止めることが出来ます。リードがわからないと思う方は、ぜひエレガントグリップを使ってみてください。
中高年社交ダンスサークル 代表 綱島俊一
余談ですが、『こんにちは』と言いながら親指を動かすと、女性からも『よろしくね』と親指にお返事が返ってきます。ダンスはお友達作りの手段です。指人形で楽しいひと時を作れたら良いですね。
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