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Shiggy’s Lounge

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ドイツ総選挙

2013-09-22 00:10:13 | 日記
今日、9月22日(日)はドイツの4年に一度の総選挙の日。

キリスト教民主同盟のメルケル首相はもう8年間(4年x2期)も
首相をされている。



今度勝てば、更に4年、合計で12年になる。
毎年変わる日本の首相とえらい違いだ。
東西ドイツ統一を果たしたコール首相は16年間だった。

今の第2次メルケル内閣は
キリスト教民主同盟(CDU/CSU)と自由民主党(FDP)との
中道右派同志の連立内閣。

一方の野党第一党は中道左派の社会民主党(SPD)。
党首はシュタインブリュック氏。



野党は他には「緑の党」と「左派」という小さな党がある。

日本でいえば自民党と公明党との連立内閣に対して、
民主党、社民党、共産党のなどの野党があるのに似ている。

メルケルさんの率いるキリスト教民主同盟が第一党になることは
間違いないと予想されているが、単独では過半数には及ばないという。
問題は、連立のパートナーである自由民主党だが、人気がないらしい。

現、CDU/CSU +FDP の現行の連立政権が辛勝するか、
それとも社会民主党が他の野党と組んでわずかでも過半数を超えるか、
あるいは、そのいずれも成立せず、
第一次メルケル内閣のように、
キリスト教民主同盟と社会民主党との大連立内閣となるか、
予想がつかないほど微妙な状況らしい。

最大の争点がギリシャ問題というのも
ヨーロッパの国らしい状況だと思う。
つまりは共通通貨であるユーロの問題だ。


(青い空、青い海、白い建物・・・エーゲ海のサントリーニ島)

ギリシャの自立をまず強く求めるメルケルさん、
もっと、包括的に救済すべきというシュタインブリュックさん。
要は、お金持ちのドイツが財政難のギリシャをどう助け、
(ギリシャだけはなく、スペインも、スロベニアも問題だが)
ユーロ金融システムをどう維持するかということが最大の争点。

EU全体に、世界に、もちろん日本にも、
大きな影響を与えるドイツの総選挙にもっと注目しましょう。

日本のマスコミさん、
アメリカの大統領選挙は大々的に報道するのに、
ドイツの総選挙のことを余り取り上げないのは、
片手落ちではありませんか?

蛇足ながら、
メルケルさんは元は物理学者、
かの英国の鉄の女、サッチャーさんは元は化学者、
そして、全くの蛇足ながら、
このブログを書き綴っている Shiggy は元は化学屋なのです。

60日間もブログを更新しなかったら、テンプレートが消えてしまいました。
これをアップすると、元に戻るはずです。




航空機の条件付き運行とは?

2013-07-11 19:00:48 | 日記
7月4日(木)、所用があって東京へ飛行機で日帰りした。
往きは神戸空港、朝7時10分発の羽田行き第一便。
帰りは羽田発20時15分の神戸行き最終便。
航空会社はスカイマーク。



その日、東京でのスケジュールを全て終え、夕刻に羽田空港に着き、
スカイマークの時刻表を見ていると、
20時15分発神戸行き SKY117 便の欄に次のような注意書きがあった。
「条件付き運行。この便は悪天候により羽田に引き返すことがあります」

その日は確かに天候が悪く、札幌からの到着便が遅れるというアナウンスもあった。
しかしながら、「条件付き運行」という言葉に初めて接した私は
「神戸空港で着陸できないという可能性は少ないだろうけれど、
飛行機会社は念のために引き返す可能性について予告しているのだろう」位に思っていた。

チェックインし、ゲイトに進み、搭乗の案内を待っていると、
次の様なアナウンスがあった。

「この便は悪天候のため神戸空港に着陸できず、
羽田に引き返す可能性があります。
その場合、この便は条件付き運行ですから、
お客様の宿泊代や交通費は当社は一切負担いたしません」

この時はじめて、「条件付き運行」の意味がハッキリとわかった。

しかし、そんな条件を自分はアクセプトした憶えは無いのに・・・
などと思いながらも、案内に従って搭乗。

悪天候の予想にも拘わらず、飛行機は特に激しく揺れることもなく、
全くスムースに時間通りに神戸空港に到着した。
やれやれ。

帰宅してネットで「条件付き運行」を調べてみると、
確かに、羽田でアナウンスされた通り、
視界不良や悪天候のために目的地に着陸できない場合、
近隣の別な空港に着陸するか、出発した空港に戻ることになるが、

近隣の別な空港に着陸した場合は、そこから当初の目的地空港までの
地上交通手段を飛行機会社が用意し負担してくれる。

出発空港に戻った場合は、料金は全額返金(手数料がかかる)
ないし搭乗券引換証を発行してもらえる。

こういう決まり(航空約款)になっているという。

飛行機が予定通りに飛ばないあるいは着陸できないことは、
海外旅行では何回も経験したが、
国内便の「条件付き運行」は、今回初めて経験した。



サンフランシスコで韓国のアシアナ航空214便、着陸に失敗、炎上、二人死亡。

2013-07-07 21:19:38 | 日記
この飛行機は上海発ソウル経由サンフランシスコ行きボーイング777。
乗客292名のうち死亡は中国人の中学生2人。
多くの怪我人が病院に運ばれたが、行方不明者はいない。



乗客の114人が中国人、77人が韓国人、61人がアメリカ人。
クリューは16人。

機体は頭を上げ、後部を下げてランディング体勢に入っていたが、
早く降り過ぎて滑走路手前の岸壁に機体後部をぶっつけ、
そのままコントロールを失い、多くの破片を周りに散らしながら、
滑走路に着陸。

上の写真では機体は滑走路からはずれ、機体の後部が欠落している。

乗客はいち早く逃げ出し、
全ての乗客が機体から脱出した後、機体は炎上したという。



アメリカでの大型機の墜落事故は2001年の11月、
JFKを飛び立ったAmerican Airline の Airbus 300 が take off 直後に墜落、
乗客260人が全員死亡して以来のこと。

以上、速報でした。



エキゾチックな花 ジャカランダ

2013-07-06 19:39:12 | 日記
6月下旬に宮崎を旅行した友人がメールに添付して
同県に咲くジャカランダの花の写真3枚を送って来てくれました。







花の種類や名前に疎い私は、
「ジャカランダの花」なんてのを聞いたのは初めてです。

しかしながらメールに添付で送られて来た写真をじ~と眺めていると、
この大きな木に咲く情熱的な紫色の花はどこかで見たような気がしました。

多分、そうだろうと思いながら、
昨年末~今年初に2週間滞在した Auckland で撮った写真のパソコンのファイルを開いてみると、
・・・ありました!



これがそれです。
Auckland 郊外のホームステイ先近くを散歩していた時に
見たことのない珍しい花が咲いていると思い、思わずシャッターを切りました。

もう一枚、Devonport という隣町の Victoria 風の建物が並ぶ住宅街でも撮っていました。



ネットで調べてみると、中南米原産の花で、
オーストラリアや南アにも移され、
気候の温暖な地域で、初夏に咲くそうです。

年初に Auckland で咲いていて、今は宮崎で咲いている・・・納得。





南アやオーストラリアの写真は、見事という他ありません。

アップで見るとこんな花です。



「ジャカランダ」という名前の響きもエキゾチックです。
英語のスペルは Jacaranda。
原産地である中南米、スペイン語圏での発音は「ハカランダ」。

「アルゼンチンの桜」などと呼ばれることがあるのは、
南米では、葉が出る前に花が咲くから・・だそうです。

何気なくきれいだなと思って半年前にAuckland 郊外を散歩中にカメラに収めた花が、
世界的に有名なジャカランダの花だったことを、
最近、宮崎に旅行した友人のメールで初めて知った次第です。



真夏のオークランドから(最終章)

2013-06-29 20:56:10 | 日記
一昨日、
オークランドの私のホームステイしていた家族宅に今なおステイしていて、
英語の勉強を続けている韓国の女子大生 Sunny から久しぶりにメールが来た。
書き出しはいつも、Dear my grandfather だ。

それによると、
オークランドは冬になり、毎日強い風が吹き荒れ、激しい雨が降っているという。

「真夏のオークランドから」を忙しさにかまけて、ちんたらちんたら書いているうちに、
いつの間にかオークランドは冬に、そして神戸に真夏が迫って来た。
早く書き終わろう。

オークランドに滞在中のある日、学校帰りの Sunny と街で待ち合わせし、
対岸のデボンポートというおしゃれな街に行った。
フェリーでたった12分だ。







デボンポートのCafe でライブ・ミュージックを楽しみながらビールで喉を潤した。





この時2人で撮ったいい写真があるのだが、残念ながらここにはアップ出来ない。

またある日は、一人でオークランドからフェリーに40分くらい乗って
ワイヘキ島というリゾート地に行ってみた。







ここはカベルネ・ソーヴィニオンやメルロー種の赤ワインの産地として知られている。
ビーチもきれい。
ワイナリーのレストランで昼食。

そうこうしているうちに、いよいよ1月13日(日)、帰国の日が来た。
2週間一緒に暮らした家族とお別れだ。

帰国便はオークランド発、朝の8時45分。
出発の2時間前に飛行場に着かねばならないので、5時に起き6時前に家族全員と家を出た。
夏休みのため、いつもは10時ごろまで寝ている7歳のファンタシアも
この日は特別に早起きして一緒に飛行場まで見送ってくれた。

いつもは殆ど化粧してない奥さんも、この日は早朝にも拘わらずバッチリお化粧。
ご主人の運転する車の中で "I will miss you、I will mail you" を連発。

なにやら、昔テレビで見た「世界ウルルン滞在記」のお別れの場面に似て来た。

彼らとは滞在中、いろいろな会話をした。
何故、私がこの年でこんなに元気で前向きなのか?を奥さんの Vishal は知りたがった。

私の答えはこうだった。
毎日が gift だ。
与えられた一日を最大限に活用して生きる。

ご主人の Raman はこう聞いた。
「あなたのゴールはどこなのか?」

私は即座に「ゴールは無い」と答えた。
小さな丘の上を目指して歩く。
やがて頂上にたどり着く。
すると、そこからは、麓からは見えなかった新しい景色が見えてくる。
そこで、次の目標に向けてまた歩き始める。
これを繰り返している。
そうこうしているうちにお迎えが来るだろう。
それで良いと。

飛行場で車を降りると、奥さんが、私の不慣れなハグをして来た。
ご主人の目の前で奥さんとハグするのはちょっと気が引けて、
両手に力が入らなかった。

さよなら、Raman 家族とSunny,
さよなら、Oakland。

Kia Ora!


(終わり)