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紫の落書き帳

唯、思った事を書き殴ってる丈の馬鹿馬鹿しいブログです。読者受けやアクセス数は全く意識してません。

某大学の応援団のブログ

2019-03-10 23:24:01 | 雑感
以前、超恐い、伝説の先輩が居たらしく、今朝、其の話がうpされて居たのですが、
今日の夜に其の記事は消されてました。
(私はスクショで其の記事を保存してるので文章の詳細迄知ってますが、迷惑が掛かると拙いので伏せて置きます)
余程恐い先輩なのでしょうか。命の危険を感じたから削除したのかも知れませんね。
以前の記事で動画を見ましたが、応援団丈有って、イメージ通りの可成り恐そうな部活だったのですが、其の方は其れよりも一際恐ろしい御仁と言う事ですから相当でしょう。洒落にもならんと言う事でしょうか。

五木寛之の新金沢百景〜詩人の魂〜

2019-03-10 17:21:44 | 雑感
サンテレビでこんな番組をやってました。
石川県に在住した事の有る詩人の詩を朗読するする番組でしたが、グッと来る詩が一つ有りました。
中野重治の『雨の降る品川駅』です。朗読は石川県で朗読家やナレーターとして活躍する林恒宏さん。
此の中で最も刺さった一文が『さようなら 女の李』です。
五木寛之さんに拠ると、此れは朝鮮人が母国に強制送還される1928年頃の話だそうです。大抵の詩人は知って居ると言う、大変有名な詩だそうです。然し、何と言う悲しい詩なのでしょう。
朝鮮人に肩入れする積りは有りませんが、其のシチュエーションを想像して居る内に、不覚にも涙が。

録画して無かったので、ネットで検索したら、其の全文を収録したブログを書いておられた方が奇しくもgooブログにおられました。

語られる言葉の河へ

『雨の降る品川駅』

   辛(しん)よ さようなら
 金(きん)よ さようなら
 君らは雨の降る品川駅から乗車する

 李(り)よ さようなら
 もう一人の李よ さようなら
 君らは君らの父母(ちちはは)の国にかえる

 君らの国の川はさむい冬に凍る
 君らの叛逆する心はわかれの一瞬に凍る
 海は夕ぐれのなかに海鳴りの声をたかめる
 鳩は雨にぬれて車庫の屋根からまいおりる

 君らは雨にぬれて君らを追う日本天皇を思い出す
 君らは雨にぬれて 髭 眼鏡 猫背の彼を思い出す

 ふりしぶく雨のなかに緑のシグナルはあがる
 ふりしぶく雨のなかに君らの瞳はとがる

 雨は敷石にそそぎ暗い海面におちかかる
 雨は君らの熱い頬にきえる

 君らのくろい影は改札口をよぎる
 君らの白いモスソは歩廊の闇にひるがえる

 シグナルは色をかえる
 君らは乗りこむ

 君らは出発する
 君らは去る

 さようなら 辛
 さようなら 金
 さようなら 李
 さようなら 女の李 

 行ってあのかたい 厚い なめらかな氷をたたきわれ
 ながく堰(せ)かれていた水をしてほとばらしめよ
 日本プロレタリアートのうしろ盾まえ盾
 さようなら
 報復の歓喜に泣きわらう日まで

林恒宏さん主宰『研声舎』ホームページ