度量の小さい者の時代

きのう、株主をしているトヨタ自動車から、株主総会の通知が来た。
ご存じない人のために説明するが、株主総会はたいてい本社所在地で行う。
トヨタの場合は愛知県豊田市でする。

長女がちょうど夕食の準備をしていて話す。
「そんな遠くまで行けない」
「そうなの、あ、愛知県でやるのか」
「東京プリンスホテルとかでやるのかと思った」

長女には、もともと挙母という町だったのが、トヨタが発展したので
民間会社の名前が町の名前になった、と、説明した。

ついでに、三重県鈴鹿市も本田市にしてもいいぞと伝えたが
いにしえからある地名を一企業の名前に変えることを絶対にいけないと思っていた
本田技研工業はそれを丁重に断った、とも話した。

本田技研工業というよりも、創業者の一人、本田宗一郎のセンスだと思う。

本田宗一郎という人は技術者として素晴らしいだけでなく
人間としても面白い、いいことを言う、人が共感するひとだったらしい。

鈴鹿製作所が出来たとき、工場を高い塀で囲わず
緑地帯とした。

製作所内にデカい購買所など作らず、従業員には
モノが欲しければ、街へ行って自分で買ってこい。
ホンダが来て、街が潤う、そう地元の人たちに思ってもらえるようにした。

今でも、鈴鹿サーキットでデカいレース、鈴鹿８耐などになると
８耐の街鈴鹿へようこそ、という商工会ののぼりが町中に立つ。
素晴らしいことだと思うよ。


トランプは絶対おじけずいた。
キムはかなり怒っていると思う。にもかかわらず、低姿勢で待っているなどと
北朝鮮はコメントしている。
中国のアドバイスがあるのだろう、習近平のコメントとそっくりのマイルドなコメントだ。
いいことだとおもう。
器の大きい人が世界を制すると思う。


役人が、民間企業の従業員の働き方まで指南する時代だ。
安倍も、過去のデカい政治家に比べて、器の小さい人間だ。
トランプの怖気づいてしまった今回の会談中止を世界で唯一理解できたバカな政治家だろう。
トランプも安倍も、適性のない職業を選んだばかりに不幸だよな。
そして、トランプをリーダーに持つアメリカ合衆国も
安倍程度の総理大臣のお顔しか拝めない日本国も、本当に不幸だ。