学校に来れなくなった部活メイト

2年生の後半、

すったもんだした部活の部長選びだったが、

誰も名乗りを上げるものもなく、

当然、娘も断った。

3年生引退から、4ヶ月経った頃、

当時2年生だった娘達が集められ

仕方なく、引き受けたのがAちゃんだった。

何故、皆、部長を敬遠するか？というと

部活顧問に問題がある。

部活を途中で辞めていく子の原因は

いつも顧問とのトラブル・・・だった。

顧問の理不尽な言動に嫌気がさし、

皆、出来るだけ遠ざかってやり過ごしたかったのだ。

Aちゃんも部長になるまでは

部活も学校も休むことはなかった。

かれこれ1年近く、たまにしか登校しない状態が続いている。

高校入試はどうなるのか？と子供たちの心配は尽きなかったが、

一昨日、願書提出を目前に久しぶりに登校し、笑顔を見せたそうだ。

娘が受験する高校の定時制を受験するということで、

取り敢えず、安堵した。

「部長なんだから・・・成績をなんとかしなさい！」などという

暴言は子供を深く傷つける。

今、“体罰”という言葉が脳裏を駆け巡る。

どの子も明るい未来を思い描き、

夢を叶える権利がある。

どうか・・子供たちが笑顔を失うことがありませんように・・。